36.この監督には岡本喜八に近いリズム感があって(とりわけ初期の『ひみつの花園』や『アドレナリンドライブ』)、後継者を期待してるんだけど、今回はあんまり弾んでなかった。そのかわり伊丹十三の「世の中のものごとの構造への興味」的な面白さがあった。つまり職場としての飛行機とはどんなものか、という興味。今まで映画で飛行機が出てくると、たいていパニックの舞台としてで、そうでない普段の飛行の裏側にも面白いドラマがあるんじゃないか、とスーパーの裏側を探査する興味と同じように見てみる。その姿勢でラストまでやった方が良かったんじゃないか。乗客には気づかれないように、次々と起こるトラブルをいかに関係者が処理していったか、そして何事もなかったようにホノルルに到着するまでの映画にしたほうが、面白かったんじゃないかな。それだとドラマとして盛り上がらないのではと心配し、つい中途半端に小パニックを入れたために、映画そのものが小さく縮んでしまった、そんな気がする。コックピットのいろんな操作や飛び交う用語、飛行機に詳しい人が見れば、いちいち面白いのかもしれないなあ、とは思った。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-29 12:07:07) |
35.《ネタバレ》 こじんまりとよくまとまった印象の映画。綾瀬はるかはあんまり成長しませんし、ラストはあっさりしてます。観終わった後に一抹の物足りなさが残りましたが、ナースをはじめとした航空関係の人の仕事ぶりがよく描かれていて面白かったです。 【クレイバード】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-18 21:02:19) |
34. 最後まで楽しめましたが、ちょっとワクワク感が少なかったか。それでも、よくできた娯楽映画だと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-11 22:52:32) |
33.《ネタバレ》 すべてにおいて6点ぐらいの映画だったな。 もう少し踏み込むエピソードがあっても良かったような。 充分おもしろい映画でしたが。 【SAS30】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-28 17:01:44) |
32.あんな風に人の命をあずかる職業って、医者かパイロットぐらいではないだろうか?もし、台風の中、雨で視界も悪く、滑走路につっこんだら、大惨事だよね。映画ではうまくいったから良かったものの。でも面白かった。久々にワクワクしたし、次作が期待できる映画監督がまた増えた。 しかし、飛行機にはもう乗りたくないと思った。本当は各部署の人たちってもっと優秀で緊張感たっぷりなんだろうけど、何かこれを観ると・・・やはり、緊張感の高い職場はいくら映画とはいえ、コミカルに描いちゃいかんでしょう。それと結局、このトラブルの最大の原因は、空砲で鳥を驚かすのを邪魔した鳥の愛好家じゃん。空砲撃つのを邪魔したり、ちょっと困った人たちですねえ。あと綾瀬はるかちゃんが可愛い。それに時任三郎と寺島しのぶの間に恋愛が芽生えたら、もっと面白かったかも。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-10 08:01:25) |
31.《ネタバレ》 ウォーターボーイズ、スウィングガールズが好きなので、矢口監督には期待しておりました。ついに学生じゃない映画を撮るという事で、期待と不安いっぱいで見たわけですが、どうにもうまく処理しきれてない感じがしました。 鳥がぶつかっただけの事故、Uターンして着陸する、っていう映画にもならないような些細な事故を(実際大変なことだとは思うのですが)大げさに言ってる感じがしました、ようするに映画のくせにコジンマリしてるんですよね!まぁそういうのをやる映画じゃない事はわかってるんですが、それにしては飛行機関連の話が多すぎかと。魅力的なキャラクーが多いので、もっとそっちに焦点をあてて欲しかった、勉強した内容をそのまま脚本にしちゃったって感じでした。やっぱり最後は歌うか踊らないとw 【六爺】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-02 01:22:48) |
30.《ネタバレ》 綾瀬はるかは魅力的で可愛いのだが、思ったよりは出番が少ない感じがしました。なんか途中からエド・はるみに見えてきて・・・グーポーズをした時は失笑。航空関係に就職を希望する方に見て貰ったり、この映画を見て目指す人が増えれば良いと思います。それ故に専門用語が飛び交う中で説明が少なすぎた気がします。ところどころにナレーションを加えると子供でも一見さんでも楽しめたと思います。コメディタッチなので、仕方ないが緊迫感はまったくと言っていいほどない。映画としてよりも航空関連の仕事の雰囲気を味わうのに良いと思います。 【マーク・ハント】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-07-27 19:27:07) |
29.矢口監督らしいコメディータッチで描かれた作品で楽しく観ることが出来ました。題名とは違って実際は困難なフライトになったものの最終的には無事生還で一応ハッピーフライトということでめでたしめでたし! 【みんてん】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-08 15:26:14) |
28.矢口監督らしい、マニアックに下支えされたゆるい作品。 「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」と比較すると、全体的に単調で起伏に富まず、特に音楽は驚くほど印象に残らない。あくまで1機の飛行機を飛ばすために働いているスタッフたちのゆるい群像劇である。雰囲気だけでなく、内容までゆるくなってしまったのが若干の心残りか。 しかしドラマが展開される舞台は極めてリアルかつマニアック。航空業界のことなど知らないはずなのに、なぜかニヤリとしてしまう小ネタが押し付けがましくなくテンポよく盛り込まれており、そのあたりの見せ方はさすが。航空業界を志す大学1年生くらいが観れば勉強になるのではないかと思う。 他がゆるいだけにちょっとしたハプニングが大きく見えるわけで、良いのか悪いのかよく分からないが、そのたびに「どうやってANAを説得して公開に漕ぎ着けたのだろう」と気にしながら鑑賞することができた。これを許せるANAはきっとおおらかな社風なのだろうと思ったが、「ウォーターボーイズ」を撮った監督がこの程度で収まってしまうのが不思議で、ANAのせいでこんなに窮屈な映画になってしまったのでは、と勘繰った。 というわけで、週末の仕事帰りの晩酌のおともに1本いかが、というこの作品。6点、綾瀬はるかがかわいいので1点プラスで7点献上。 【追記】綾瀬はるかはやっぱり、シャクれてる女の子のなかでいちばんかわいいと思います。 【708】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-07-06 19:15:12) |
27.《ネタバレ》 WB、SGとともに、軽く観ることができる矢口映画という感じですね。 パイロット、スッチー、グランドスタッフ、整備士、管制官等々。 エピソードが多くなってしまっているが、まあうまくまとめたねぇー。 【fragile】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-28 00:13:45) |
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26.《ネタバレ》 非常によくできた「空港」のジオラマじゃないですか!いつまで眺めていてもあきない例のヤツです。こういうのも、撮っちゃうんですか。多才!矢口監督! 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-27 22:44:02) |
25.最初から最後までうんちくだらけの教養映画…に一歩間違えればなってしまいそうな内容だが、それをしっかりと娯楽作にまとめあげた矢口監督の手腕は評価されてしかるべきだと思う。一応コメディという位置づけだった本作だが、思ったより笑いどころは少ないし、ストーリーを楽しむタイプの映画ではない。にも関わらず観客を引き付けるのは、細かなエピソードがおしつけがましく描かれていないからだ。田辺・時任両氏が弁当を食べる描写(食中毒予防のために同じものを食べない)なんかは実に自然で、かつなるほどなと思わせてくれた。矢口監督はバカバカしさを前面に出すコメディよりも、こういったトリビアを随所に織り込んだ作品の方が合ってるんじゃないかな。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-24 22:27:25) |
24.矢口映画ということで期待して見ました。いままでの作品に比べて笑いは少なかったですがまずまずの出来で楽しめました。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-17 20:30:01) |
23.約100分の時間があっという間だった。 主人公の新米パイロットの演技はコメディ映画向けにかなりデフォルトされており、 それがややリアル感を損なっているが、流れの中では許される範囲で笑える箇所もかなりあった。 個人的には田中哲司が最近の注目の俳優なので、若い部下とのやり取りに(和解も含めて) ぐっとくるような場面が欲しかった。 演出も手堅く、ダレさせない。この監督にはハズレがない(ほめすぎか?)。 【よねぴー】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-10 13:11:46) |
22.大量のキャストを使いまくり、パイロット、スチュワーデス、客はもちろん、影でフライトを支える人々にもスポットが当たり、働く人々の苦労や喜びやカッコよさを見せてもらえます。飽きることなく一気に観れるのですが、どうも地味で映画を観たっていう気にならない。登場人物が多すぎるせいでエピソード集になっているのはいいのですが、後半結局パイロット側に重点が置かれてしまったせいで、散らばった魅力的なキャスト陣の物語は投げっぱなし。面白いんだけど、もう一歩物足りなさが残ります。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-06 00:36:41) |
21.う~ん、どちらかと言えば、期待ハズレ..ごく普通の出来..(「スウィングガールズ」は面白かったからね~) 物語の舞台が、専門職的色がかなり濃いだけに、どうしてもハードルが高くなってしまいます..ちょっとやそっと頑張ったくらいではショボく見えてしまう..良いところもたくさんあるのですが、やはり、脚本が “ぬるい” ですね..この程度じゃ~観客は満足しませんよ~ 矢口監督... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-06-02 13:08:52) |
20.コメディ映画だと思って気楽に見始めたのですが 結構緊張する映画でした。特に飛行機が得意でない 人は見ないことをおすすめします。 映画のできとしては緊張感を維持できたままラスト を迎えられたのでなかなかよかったと思います。 しかし専門用語になにも解説がなく、ほとんどの人は 会話を理解できなかったのではと。画面に注記すべき。 【K2N2M2】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-24 22:08:52) |
19.飛行機を整備している所に小学生がうろうろするのはいやだなぁ。 【はるこり】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-03-02 20:30:45) |
18.《ネタバレ》 ANA国際線の機内上映で鑑賞。飛行機1機飛ばすのにこれだけ多くの人が関わっているんだというのを実感できて、じんわりと感動しました。映画の内容的にはふつうのお仕事コメディ映画で、とりたてて目新しさや発見もなかったのだけれど、飛行機のなかでみれば尋常ではないリアリティで、映画のキャラクターと実際のスタッフの方々が重なってみえました。ある意味、スタッフの「軽率なミス」がこれだけ登場し、最後には目的地にたどり着けないという映画を、機内で上映するANAの太っ腹に敬意を表したい。無事目的地に着いて飛行機を降りるときに、妙に優しい気持ちでスタッフの皆さんに感謝できたのは言うまでもないです。ちなみに、機内上映版では冒頭に「映画のなかで描かれているのは映画的な誇張が含まれています」的なメッセージがありましたが、映画版でもあったのかな。 【ころりさん】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-02-18 13:34:12) |
17.《ネタバレ》 ありそうでなかなか出会えない全員が主人公の映画。 一歩誤れば、PTAが泣いて喜ぶ小学校の学芸会に陥る作品を、航空専門的な要素を存分に織り込みながら、登場人物全員の個性を短時間の中で際立たせています。航空現場の綿密な下調べをベースにキャスティングの妙。シーンごとを計算してくされたような時間配分で、俳優陣の熱演を封じ込めています。「12人の怒れる~」「キサラギ」などの密室映画なら、全員主役も可能ですが、このタイプは天然記念物的に珍しいと思います。監督の非凡さを覗えると共に次回作への期待も膨らみます。 果たして、田辺君はハドソン河に不時着できるであろうか? 【つむじ風】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-02-01 02:04:26) |