30.出てくる人がみんな善人。なのに母は社会を信じていない人として描く。子どもたちに“もうひとつの選択肢”はなかったんだろうか??? ……そんな矛盾を感じながらも、アニメーション作品としては純粋にアニメーションの見事さに見とれ、音楽の美しさに聴き惚れ、じんわりと感動できました。 【とと】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-03-31 16:47:51) |
29.《ネタバレ》 鑑賞した後に余韻の残る映画は本当に久しぶりである。非現実な設定なのにリアルな描写でよくぞここまでまとめ上げたと思う。絵も音楽も素晴しい出来。声もむしろ声優を使わなくて良かったと思うぐらいソフトかつ自然な演技でストーリにぐいぐい引き込まれた。涙で汁まみれの2時間だった。母は強し。 【コン兄貴】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-03-29 01:48:22) |
28.映像が凄く綺麗でそれだけで観れる作品。オオカミの子供を健気に育てる母親はみていて切ない気持ちなります... 【映画】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-26 03:30:12) |
27.絵が良いですね。凄く爽やかな絵です。きっと凄く手間がかかるんだろうな。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-21 12:53:37) |
26.《ネタバレ》 期待してたのに映画館に行けず、ブルーレイにて鑑賞。 まずはアニメーションのクオリティの高さ、これはもう素晴しいものがありますね。 ちょいと美男美女ばかりなのが気になりますが、アニメーションでしか表現できない題材に取り組んでるあたりも好感が持てます。 で、肝心のオハナシのほうですが、こちらはちょっぴりうーんって感じかなぁ。 序盤の花と彼の出会い、中盤の雪と雨の子育て奮闘記あたりは楽しいんですが、終盤の自立パートがちょっとねぇ。 雪の方はシチュエーション的に美しいカムアウトで一皮剥けた感じがありましたが、雨の方は野生感出しすぎのような気が。まぁ男の子だしソノ道で行くとなったらそんなもんかもしれませんが、ちょいと気になりました。 とにもかくにも結局は最後の最後でこの映画を観る者として『楽しくなくなってしまった』ってのがもったいないですよねぇ。 あと一点、雪のカムアウトシーンで男の子が『一匹狼でやっていく』みたいなセリフを吐くシーンがありましたが、あれはなんなんでしょう? 絶対に言わせちゃいけない単語なんじゃないですか?一匹狼ってw 【ろにまさ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-03-09 21:06:04) |
25.家族愛をテーマにした良い話なのだろうか。いまいち焦点が合わなかった。ちょっと長く感じた。 【黒ネコ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-03-08 22:00:53) |
24.いや~かなり斬新でした..予想していたものとは、全く違う展開..今まで観たことのないストーリーでした..ただ、生々しいというか..生活感があり過ぎるというか..観終わった時の、後味の悪さは..ファンタジー映画として如何なものか..それに、作者は何を伝えたかったのだろう..と、物語を思い出し、頭の中を整理しないといけない状況になりました..ところどころ、主人公達の行動、必然性に、あまいところもありましたが..細かい演出、人間描写は、さすがに上手い、です..監督の次回作に期待してます... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-02 14:14:45) |
23.《ネタバレ》 自分の愛した人の亡骸が、ゴミとして清掃車に放り捨てられる・・・これほどまでに胸をえぐられるほど残酷なシーンが、映画史上あっただろうか。それでも主人公の「花」は、親が名付けた通りに、いつでも笑顔を絶やさずに前向きに生きていきます。些細なことで子育てを投げ出してしまう親が多い現代において、彼女の姿は眩しいほど輝きを放っています。ただそれがある種の「そこ止まり」の要因になっているのが残念。結局いいお母さんの、ちょっと変わった子育て奮闘記、で終わってしまっている。もっとこう葛藤が欲しかったかな。親子間もそうだし、他人との関わりもそう。何だかんだでうまいこといっちゃてるのが都合良く見えてしまうんですよ。期待していたのは「北の国から」的な感じだったんだよな~。監督もあれですかね、ジブリと北の国を合わせて2で割ったようなイメージで作ったんですかね?まぁでも、意欲作だし斬新なアイデアを風刺と上手いこと関連付させたテクニックは素晴らしいの一言。それと、アニメだからこその表現方法にも拍手を送りたいです。次回作も期待しますよ。 |
22.《ネタバレ》 一度くらい、このお母さん、泣き止まない雨と雪の首に手をかけなかったのかと慮(おもんばか)る。そしてはっと我に返り自分もさめざめ泣く。そんな夜があったんじゃないか。逆に、それくらいのことがないとドラマに重みがない。細田守は嫌いかもしれないが、僕は観たかった。 |
21.前半が泣ける。泣きそうになる。そのかわり最後は盛り上がりに欠けるかな? 【ようすけ】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-03 09:12:13) |
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20.狼人間を生み育てるというおとぎ話。それは誰もが通り過ぎる思春期と親離れ子離れを語っていた。子供が人間になるか、狼の道を選ぶか、それは私たち人間界で言う所の「人生の岐路」であり、どちらを選ぶか悩み揺れ動く時期時間が思春期である、という事。このお話の場合、どちらを選ぶが正しいかとかではなく、それがその子の幸せならばと、母(親)は遠くから優しく見守るという子育ての最終ステージのような段階があり、それがむしろ一番大切(であり難しい)という事を語っている。「狼の道を選ぶ」とは一見悪い道に進むという比喩のようだが、山を仕切る「先生」を師事し、山を歩き風を読み自然と同化して行く事に本能を憶えた雨の選択なのである。10才の雨が親離れしようとしたら「まだ何もしてあげてない」と泣く母、このシーンにこの作品のメッセージが込められていると思った。世の母(親)がこんな気持ちで子離れし、世の子はそんな親に感謝の気持ちを持って、正しく親子離れできれば素敵だなと思う。雪についても、元気だった狼っ子が普通の女性に成長してゆく様が自然で美しく可愛かった。自分の運命を呪った時期もあったろうに。狼の子供を育てる覚悟とか、そもそも何で生んだのかとか、そんな前提論ではなく、人間だろうが何だろうが生まれたものを育て上げる責任、生まれたからには生きていく責任がある。ということなんだろう。 【ちゃか】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-18 23:20:12) |
19.《ネタバレ》 主題、主張はわかるけど、リアルな設定にしたことで随所のありえない設定や展開が目に付いてしまいました。これを見ると母と子二人が田舎で簡単に生活できるように思ってしまいますが、現実はもう少し厳しいんじゃないかなと。(資金面とか、家屋の補修維持とか…)映像は綺麗でしたが、山を滑り降りるのも、スピード出しすぎじゃないかなとか。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-30 15:59:06) |
18.付き添いで劇場に行きました。予備知識ゼロで、絵柄とタイトルから子供向けとばかり思って行ったら、全く子供向けでは無く、ちょっと失敗しました。周囲の子供達はみんなきょとーんとしてましたね。一方、大人向けの映画なのかと言われると、脚本が今ひとつで、一体どの層を対象に作ったのかよくわからないです。幼児期の雪の可愛らしさ(声優が素晴らしい)と、背景の映像が美しい点はとても良かったです。 【すらりん】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-09-24 02:01:03) |
17.《ネタバレ》 時をかける少女やサマーウォーズのようなエンターテイメント色の強い作品を期待していくと肩透かしを食らうと思いますが、作品自体は大人がホロリとするような感動がある良作です。コメントでも多いですが、子供はつまらない=良さがわからない&裸で交わる描写があるので見せる場合はその辺を注意してもらいたいですね。監督のオリジナルの作品ということで楽しみにしていましたが、終わり方はもう少し色々できたかなぁといった印象を受けました。もう少し大人になった兄弟が完全に別の種の家族を連れて、先生が居た場所で再開したりとか…。その子たちはもう完全に人間なり狼なりに特化していたりとか…。色々と妄想しちゃいます。 |
16.《ネタバレ》 美術や動画の瑞々しさは、これぞアニメといった体で好感が持てるが、設定や人物描写が中途半端でオザナリ気味だった気がする。特に狼男パパの突然な死が、ちょっとイキナリ過ぎて困惑した。あの別離のシーンは、やり過ぎ。嫌な驚きでした。 しかし、花の無謀で稚拙な母親っぷりは、私、好きですよ。小児科と獣医のハザマでオタオタするシーンなんて、もらいオタオタしちゃいました。実の子供が狼男クオーターって、大変なんだなぁと、しみじみ感じた。 雨の人獣変化ダダや、雨雪二人の顔見知り、おっさん二人のしょーもない諍いなどの、くだらない繰り返しギャグも好きだ。 【aksweet】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-09-19 03:53:59) |
15.映画に登場する母親の子育てのスタンスを批判するのは実に容易い。 だが、フィクション映画の登場人物が賢くあるべき必要などまったくない上、 子育ての正論などそもそも映画とはなんの関係もない。 人間が不完全で愚かなのは当たり前の話。 あいにく、こちらはご立派で正しい子育て論など アニメーション映画に求めてはいない。 作り手が試みているのは、主人公が愚かであるなりに、間違っているなりに、 子への情愛とその試行錯誤を映画という動態の中でどう表現するかである。 愚直に読書に頼り、独学にこだわる未熟で愚かなキャラクターだからこそ、 睡眠不足で身体を泳がせる様、息を切らしながらの農作業、 涙と鼻水を流しながら瀕死の息子を抱き締める姿、 そして嵐の山中を必死に捜し回る歩みが愛しむべきものとなる。 その中で、『時をかける少女』でも不可逆性の象徴として使われた 坂道や勾配がアクションとドラマの場として活きてくる。 中盤の雪山を延々と滑降するシーンが作画的クライマックスとして印象深いのは、 そこにあるのが自立的な疾走感・爽快感だけでなく、 己の意思ではどうしようもない自然の力が作用しているからであり、 それが親離れのドラマ展開の予告ともなっているからだ。 そして細田印の蒼(空)と白(雪と雲)もまた印象的なシーンである。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-12 23:29:17) |
14.《ネタバレ》 久しぶりに映画館に行きました。家族でご一緒にとの宣伝に釣られて小学生の子供二人を連れて行きましたが、子供にはあまりおもしろくないかもしれません。種付けシーンもあったりするし。まあ、映像はとても綺麗でした。ちょっと終わり方が物足りないです。 【丸に梅鉢】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-31 00:43:38) |
13.《ネタバレ》 ファミリー映画っぽい印象だったけど、お子様は楽しめないのでは?と思いました。細かいことを気にするとキリがないけど、面白かったです。 【ないとれいん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2012-08-26 16:22:24) |
12.子育てをすっかり終えて、子どもを一人前にしたお母さん世代向けの映画かなぁ。只今、子育て真っ最中なもんで(笑)、結構クールに観てしまいました。おとぎ話だと割り切ってみればよかったのかなー。反省。どこの世代をターゲットにしているのか、若干ぼやけているような。きれいな映画なんですけどね。 |
11.面白かったんです。雨のくだりの所は確かにあんなに必死に探していたのに突然どうして?と違和感は感じましたけど、花のスタンスが子供のしたいようにさせるという感じだったので、すぐにそう切り替えられたんだという事にします。雪はこの作品のMVPといっていい活躍で、幼少時代の愛くるしさから思春期の葛藤がよく描かれています。正直お父さんが死んでくれてよかったです。声が・・・いやこの3人の絡みがとてもよかったので。あんな広い家に住んでみたいな。もちろんあの花ちゃんやかわいい雨と雪がそばにいてくれたらの話ですけど。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-23 16:18:00) |