253.《ネタバレ》 いい映画です、非常にいい映画です。ファンタジーものは大して興味がないのであまり見ないんですが、ファンタジーだとか、アクションだとか、ラブコメだとかそういう垣根を越えた作品のような印象。人にはそれぞれ、親子間で何らかのしこりみたいなものが多かれ少なかれあるもんだと思うけど、この作品の中の親子は特にそういった壁が大きい。理由はどうあれ何年間も口をきいていなかった2人が父親の危篤をきっかくに徐々に徐々に差を縮めていく姿には感動させられる。今まで嘘だと決め付けて父の話が必ずしも嘘ではないことに気づき始める息子、といって全てが本当の話ではなくある程度話を大きくしている父、いい親子じゃないですか。そして病室での息子が語るストーリー、そして告別式に集う人々。こんな親子になれたら素敵じゃないですか。 【AXL侍】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-20 13:39:03) |
252.《ネタバレ》 ラストの20分くらいの展開はとても感動的。子供時代から老齢時代まで役者の顔がしっかり似ていて違和感がないのも高ポイント。良質なファンタジーだった。ただ、結婚式でおやじがホラ話をしたと言って怒り、3年も口を利かない息子はあまりに心が狭すぎるし、親父の話を嘘と決め付け、事実関係を調べもしないで過ごしていることにも疑問は感じる。普通、母親ぐらいには確かめるだろう。まあそれを割り引いても良い映画でした。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-12 18:21:43) |
251.なかなか面白かった。やっぱり家族っていいな、父親っていいなぁって思った。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-11 02:17:11) |
250.泣ける映画は大好きだが、大方の評価に反して泣けなかった。残念ながらさして楽しいとも思えない。完全に間延び。必要とは思えないエピソードが多く退屈してしまう。ファンタジーっぽい作りは受けそうだが、テーマと発想は悪くないだけにこの出来は残念。 |
249.親は自分の思いを含めた思い出話をするけど、子供は真っ白な事実を知りたがる。親の伝えたい真実と子供が求める真実のズレ。この話は過剰でおとぎ話みたいに見えるけど、根本的には親子の身近な問題を扱っていると思った。 【デコバン】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-10 22:43:06) |
248.先に観た妻は「全然面白くなかった」。でも私は好きです。最後も号泣でした。もともと父子物に弱いんですが(「遠い空の向こうに」とか)やっぱり男にしか受けない映画なのかなあ。どれが実話でどれが作り話かなんて全く気になりません。豪華な役者陣もみな好演! 【あおみじゅん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-07 19:13:40) |
247.先日父を病で亡くした自分にとっては、身のつまされるような話だった。父も自分も比較的にまだ年若く、世間によく聞く "父と息子の確執" がある間柄だった。父の死の間際になってようやく彼を理解しようと務めはじめ、深く知るのは葬儀の席。参列者たちが語る楽しい想い出に、その人本来の価値がみえるような気がした。―「お父さん、あなたは本当に素敵な人たちに囲まれ、あなた自身も最高の人だった」と。この作品はもしかしたら"男のための童話"なのかもしれない。 【マイケル・エリス】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-04-28 03:55:31) (良:1票) |
《改行表示》246.こういうヒューマンドラマでも重過ぎないのが好きで、この作品はまさに重過ぎず、 感動できて大好きです。何度でも観れるし、何度でも観たいと思いました。 確かに普通に話すよりも少し脚色して話したほうがおもしろい事もあるし、バカバカしくてもいいと思う。悲しいはずなのに、幸せな気持ちで泣けました。 【あさ】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-23 07:44:25) |
245.部分的に良いけど、なんかそれだけって感じでした。 【十人】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-22 00:26:29) |
244.ラスト5分で泣きました。しかも号泣。映画館での鑑賞だったので相当ヤバかったです。空いている映画館で助かりました。うるっと来る映画は結構ありますが、涙を流したのは初めてでした。いわゆる「お涙ちょうだいもの」の分野になるのかもしれませんが、押し付けがましくなく、素直に感動できました。父親に対してコンプレックスがある方(自分も多分そうです。)や、ちょっと父親と距離があるなという特にに男性の方にはぜひ観ていただきたいと思います。漫画「がんばれ元気」の第1巻で泣ける人は必ず泣けると思います。 【目隠シスト】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-15 22:13:53) (良:1票) |
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243.《ネタバレ》 「ウォルター少年と夏の休日」のレビューページで対比して「ビッグフィッシュ」がとても評価されていたので、みてみた。前半は正直退屈だったけど、後半で、前半部分の意味づけがなされたとき、ガツン!ときた。なんていうのかな、先生、今までそんなにきつく当たっていたのは僕のためだったんですね!的な衝撃だった。ラストの、息子のほら話は泣けた。現実にはならなかったけど、お父さんの頭の中ではそれが現実になっていたはず。なにが現実かを決めるのは自分自身なんだ。幽霊はいるって思えばその人にとって現実はそうだし、いないって思えばまた同様だ。巨人(?)役のあの大きな役者がいたことは何かの番組で知っていたから、本当にいるんだよな、って思えた。で、そのあと体がくっついた双子の役者が出てきたとき、あれ?こんな役者もいるのかって思った。だけど葬式のときは体は離れていて、すっかり騙された。思い込みにやられた。バスタブのシーンについても、服を着て風呂に入るのが当たり前だったら、アレ?とか思わないんだろう。すべては自分の頭の中。良いことは悪いことにできるし、悪いことも良いことにできる。それは素晴らしい面もあるし、辛い面もあるんだと思う。あと、個人的に、息子さんには死んだあと自分が言ったことを実行して欲しかった・・・。 【透き通るBlue】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-02-17 06:40:25) |
242.いいっすよこれ。私も祖父の戦争話を聞いて育った人間だからこの映画と同じで近い未来、祖父の葬式にも一緒に戦った”戦友”達が来てくれるんだろうなと想像してしまった。でも祖父は100まで生きそうだからその時まで誰かまだ生き残ってる人はいるだろうか?とよからぬことも想像した。 【tetsu78】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-18 22:41:16) |
241.一言でいうと実に不思議な感覚の作品です。リアルな親子のドラマと父親の語る不思議な話とが交錯し進んで行くのですが、とても綺麗な映像と不思議な画が印象的です。主演のユアンが好青年という感じで清々しくて素敵なんですが、脇役もなかなか芸達者なキャストが揃っていて魅力的です。特にS・ブシェーミとの銀行での再会のシーンが愉快でした。何度も見たくなる作品です。 【ジム】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-18 14:46:31) |
240.《ネタバレ》 いかにもティム・バートンな回想シーンと、ティム・バートンらしからぬ現実のシーンを交互に見せる手法も最初は興味深かったんだが、それも最初のうちだけ。結果的にはティム・バートン色が中途半端になり、全体的にパワー不足で、だんだんと興味の持てない展開に。特にエンディング間際の、露骨にお涙頂戴な流れには、うんざりさせられた。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-07 06:48:46) |
239.ベネット医師(ロバート・ギローム)、どこかで見たことがあると思ったら70年代物議をかもしたドラマ「ソープ」のベンソン執事だったのですね。嬉しかったです。この映画は前半は好きだった頃のティム・バートンの雰囲気で期待していたのですが、後半になり、どんどん人情劇みたいな様相をみせてきて見てるのが苦痛で、ラストにいたっては白けてしまいました。父親のホラ話も今ひとつ楽しく感じられなかったです。おとぎ話は大好きです。嘘の話も大好きです。嘘っぽい話は苦手です。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-02 23:14:31) |
238.《ネタバレ》 今ひとつぱっとしませんでした。●ティムパートンってマイノリティへの思い入れが強いですね。今回も巨人や小人、シャムの女性、太った人など盛りだくさん。●父親のほら話が気に入りませんでした。成り行きとはいえ強盗しているんですよね?ベトナムでは機密を盗んでおきながら双子に助けてを求めています。双子と一緒に逃げながらもふところには盗んだ機密を隠し持っている。そこにアメリカらしい汚さを感じました。その双子には仕事を世話することを約束していますが、3年もただ働きさせ、巨人からも搾取してたサーカス団を紹介するのはどういうことでしょうか?反吐が出そうでした。●「大きな世界へ」と活躍する若き日の父親と愚図な幼馴染が対比されて描かれる冒頭もどちらが父親なのかわかりにくかったです。サーカスの団長が狼になったときにピエロが父親を撃つシーンも訳わかりません。銀の弾丸は狼男をしとめるためのものですが。父親に当たっています。しかし、全く痛がる様子もありません。●話をまとめてみます。ほら話ばかりする父親にいらだつ息子が、「ほんとの父さんを教えてほしい」と歩み寄ります。すると父親は「すべてをさらしている」といいます。父親への不信がある息子は父親の話に出てきた町スペクターを訪ね父の素行を確かめます。その結果父親は誠実だったことがわかります。父親に理解を示した主人公は父親にあわせて父の死に様をほら話で話します。満足した父は亡くなります。父親の話は全くのほらではなく事実を脚色したものだったことが最後の葬式のシーンで明らかになります。父親を少し理解した主人公が父の問題点(話を脚色する事)を受け入れたという話ですね。●息子が話した父の死に方は現実にはならず、それを聞いたあとに父親は死んでいます。さんざんひっぱてきた死に方の話もほらだったってことですね。息子は父を毛嫌いしていたわけではなくむしろかなり理性的に接しているのに、それでもほら話をやめない父親が全く理解できません。 【承太郎】さん [DVD(吹替)] 3点(2005-12-31 01:38:32) |
【バイオレット】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-27 01:28:33) (良:1票) |
236.なんていう頭の中なんでしょう!!ティム・バートン監督さんってすばらしいですね。『スリーピー・ホロウ』はよく意味がわからなかったので、敬遠していたのですが… 見てよかったです。親っていうものは子供に夢をもたせようとするべきなんですよね。最近の親って現実の厳しさばかりを教えて、勉強勉強ばっかりのような気がします。私は親になったら子供にはいい映画をたくさん見せて、夢を持たせてあげたいって思います☆まあアルバート・フィニーさんみたいにまでいくとやりすぎのような気がしますが。もし私が親からこんな話をされても、信じるのは小学生まで(最近の小学生だとバカにされそう…)で、ビリー・クラダップさんのような反応になってしまうと思います… だからこそラストのビリー・クラダップさんが良かったって思えましたし。こんな豪華キャストで、内容的にもすばらしい作品に出会えて良かったです。私はこのタイトルでなんか魚釣りの話かなとか、おもいっきりファンタジーっぽいのを想像して、見るのを敬遠していたのですが、このホームページでレビューを見たのがきっかけで、見ることにしましたので、皆様に感謝です☆ 【mako】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-24 10:38:29) |
《改行表示》235.《ネタバレ》 禁断とされている「夢オチ」の逆バージョンみたいな映画。妄想だと思っていたことが実は妄想ではなく事実でしたーみたいな。でもはっきりと「事実」と断言できるほど事実ではなく、中途半端に事実だったため、観てるほうは「なんやオチでスケールダウンしとるがな、おもんないやん」とがっかりしてしまいます。 もしそういう映画を作りたいのなら、ラストで「えっあの夢は、実はこんなことやったんや!そっちできたかー!」というサプライズを与えないとだめだと思います。その点この映画は、ただ単に劇中で親父がネタバレをしていってるに過ぎず、ネタバレしているオハナシに感動なんてしようがありません。 ティムバートン監督の作品はこれまでに6作観ていますがが、彼がファンタジーで描く家族愛はいつもどちつかずになっている印象があります。色彩のセンスはわりと好きなのでいつも観てしまいますが、やっぱり好きになれない不思議な監督です。 というわけで、5点。皮肉ではなく、この作品に素直に感動できる方がうらやましいです。 【708】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-11 17:46:09) |
234.私は子供の頃から何でも信じやすいタチでした。親も、子供に夢を与えようとして、アレコレ真偽不明の話をするのですが、大抵は信じてましたね。テレビ番組とかも、何でも真に受けてましたし。でも年とともに、世の中ウソが多いな、と気付いてくる。もう騙されないようにしよう、と、世の中を斜に構えてみようとするようになってきて。でどうなったのかと言えば多分、信じるべきものを疑い、相変わらず疑うべきものを見逃してるだけなのかもしれない。というわけで今では結局、「斜に構えた自分」をさらに斜に構えて見つめていきたい、と思うようになり、物事の裏側を知りたい、何でも真に受けないようにしたい、と思いつつ、「でもまずはオモシロければいいんじゃないの、ゲラゲラ」、と。たとえ内容的にウソであっても、「オモシロイと感じた」という事自体、ひとつの真理として受け入れようじゃないか。ウソをウソと見抜くことも「オモシロ」ければ、ウソをウソのまま楽しむことも「オモシロ」い。一体、「オモシロイ」とはなんだろうか。それを追い求めることが例えば「映画作り」であったり、「映画鑑賞」であったり、するべきなんだろう、と。というわけで前置きが長くなりました、本作についてですが、ホラ話のスケールがもうひとつ小さいのがちょっと残念でしたね(これなら子供の頃の私なら軽くダマサレてたなあ)。あと、「ホラ話のようで、実は結構、ホントでした」というオチ、これでいいのか?「ホラ話をするオヤジ」の株は確かに上がったが、「ホラ話」というもの自体の株が落ちちゃった気がするぞ!ホラ映画作家ならもっと自信持ってよね! ・・・でも美しい映画でした。ホラ話のシーンよりも現実の室内の方が、美しかったかも・・・? 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 15:25:41) (良:1票) |