16.《ネタバレ》 テレビ版のストーリーは一応知っている程度のそれほどシリーズに興味がない立場からレビューしたい。 テレビ版から上手く再構成・再構築が図られている。「テレビ版と全く同じものを作るのならば、わざわざ劇場版を作る必要はない」という製作者の強い想いが感じられる。テレビ版の各キャラクターは周囲と意思疎通が図れず、それぞれの“孤独”が前面に押し出されているだけの悩める中学生に過ぎなかったが、劇場版はシンジ、綾波、アスカともに“大人”になっている。テレビ版では人形のような存在だった綾波は恋愛感情(ぽかぽかした気持ち)を持ち、碇親子の関係修復にチカラを貸そうとしている姿は、大きすぎる変化だ。テレビ版では自分のことしか考えずに暴走していたアスカが、そうした綾波の気持ちを知り、三号機のテストに乗ると言ったのも大きな変化だ。シンジが三号機のテストパイロットがアスカだと知っていることもテレビ版とは異なり、大きな意味をもった。「攻撃できない」というシンジの意思がより加わり、ヱヴァから降りるという決意についても、大きな意味をもった。また、アスカを攻撃できないということだけではなく、使徒に取り込まれた綾波を助けたいという強い意思をシンジから感じられるところも大きな変化だ。ひたすら謝って現状を維持することを望むシンジにも大きな変化が感じられる。テレビ版を見ていた視聴者も十数年が経ち、悩むだけの“子ども”ではなくて、強い意思をもった“大人”に変わらなくてはいけないとでも庵野総監督は伝えたいのだろうか。 脚本的には、上手くまとめあげられていると思うが、映像上においてはややまとまりを欠いているところもある(新宿MILANOの音声状態が悪すぎたという問題もあるが)。 シリーズのファンは自己補正できるかもしれないが、あまりシリーズを深く楽しんでいない者にとっては、詰め込まれすぎているためか、それぞれのエピソードがぶつぎられていると感じられるところもある。“序”の方が、まとまり感はまだ良かった。 多少期待していた新キャラクターの真希波については、今回においてはそれほど重要なキャラクターではなかったか。コアの変換もなしに二号機を操縦できたり、ビーストモードを起動できるというのは謎だが、戦線を離脱したアスカと、テレビ版におけるスイカ畑での加持の代わりをさせたに過ぎない。坂本真綾を起用したかっただけのような気もする。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-07-04 16:32:46) |
15.これは相当面白い!一気に観せるし、話もグッとくる。純粋なエヴァラーではないだけに世界観に対して多少の突っ込みどころはあるけど(何故あんな危ない街に多くの人が住んでるのか?等)面白いことには変わりなく完全に引き込まれた、私はあの2曲もそんなに違和感がなかったです。ここからは勝手な解釈。TV版も以前見たけど、アクション好き、精神的ストーリー好きの両方のファンを投げ出して終わった感があり、なんじゃコラと思っていた。数年後、パチンコで興味を覚え、ネットで詳細や解釈を知り「序」をDVDで見て、さて・・・と思っていたが、やられた。これは、TVエヴァ終了後、不満を抱いた当時の猛者たちが、類似品と言われながらもリスペクトしつつ、いくつかのアニメを創り(私は特にエウレカセブンが好きだが、今回特に影響を感じた)エヴァを補足していたのではないか、そしてエヴァ側がやっとそれに答えているのではないかと凄く感じた。「破」の出来が良くストーリーが結構進んだので「Q」で以前の間違いが起こらないことを切に願います。日が射すシーンで「太陽を盗んだ男」で聞いた音楽が流れたけど、なんていう曲なんだろう。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-07-03 10:33:14) |
14.相変わらず目的が良く分からん話なのだが、それなりに見せますね今回のは。 なんか製作陣のヤル気というか意気込みというか、とにかく物凄いパワーが伝わってきた。前作より圧倒的に面白い。 ただ、箱庭感丸出しの世界観を補完するかのように時折り挿し込まれる人並み街並みはちょっと浮いてたような。 しかしクライマックスの盛り上がりは半端なかった。泣けてしまう。もちろん主観だけど。 やっぱり単純な物事や想いにこそ、真の感動とはあるものなのだ。 【xxx】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-07-02 20:48:56) |
13.《ネタバレ》 今回はテレビ版とはほぼ別物。展開や挿入歌などの演出が予想の斜め上を行っていたにもかかわらず、完成度の高いエンターテイメント作品になっていた。 最初から最後まで興奮しっぱなしの映画なんて久しぶり。映画が終わった後、劇場に拍手が鳴り響きました。 【eureka】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-07-02 00:50:32) |
12.《ネタバレ》 使徒も一新、オリジナルとは別物の全く新しいヱヴァです。見る前は少し気恥ずかしさを感じてしまいましたが、やはり日本が世界を相手に戦えるのはMade in Japanとアニメーションしかねーな!と思わされる出来でした。キャラクターや新東京の描写が緻密でとても綺麗。戦闘シーンもいちいち格好良くて本当にしびれます。ただ内容的にはちょっと急ぎすぎ感が。数十話を4時間ちょっとにまとめるので無理もありませんが、一通り見ている私にも混乱するところがありました。アスカがー!と思いましたが次回も元気に登場してくれるようで、一応のケリも付いたところで終わってくれたのでホッとしています。あれから14年、やっぱり偉大なアニメです。次回も早く見たい!正月くらいにやってくれないかなー…。 歌がくどかったので-1点。 【Kの紅茶】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-07-01 17:24:10) |
11.《ネタバレ》 館内には100人ほどいたでしょうか。エンドクレジットで帰る粗忽者が5、6人。レイトショーとはいえもったいない。TVエヴァは95年だったっけ?もう14年たってのリメイクになるので作り手も大人になったなあと思いますよ。(総監督は今年48歳。ジブリの巨匠ならトトロとか作ってた頃)ここの皆さんの言われるとおりエンターテイメントになって満足して帰ることが出来ました。あと使徒のデザインも新たにおこされていてよかった。絵はもしかしたら序のほうが上手いかも。 【stratos】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-07-01 01:49:29) |
10.《ネタバレ》 正直、劇場まで観に行くつもりは無かったのです。たまたま休みが取れたので、いい機会だと思い、劇場まで足を運びました。ごめんなさい、面白かったです。過度な期待はしないしてはいけない、ある意味自分なりにリミッターを掛けた状態だったのですが、本当に久しぶりに純粋にエヴァを楽しめました、ドキドキしました!まだ完結していない状態なので油断大敵なのですが…次も期待してしまう内容でした。しかし、これだけ語り尽くされた題材で、まだこれだけ楽しめるって、やはりなんだかんだ言ってもバケモノアニメです。 【TKS_0C7】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-06-30 23:06:18) |
9.気がついたらずっと前傾姿勢で見ていた。実写とかアニメとか関係なくこんなの久しぶりだ 【ぎぶそん】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-06-30 16:41:01) |
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8.《ネタバレ》 「いーつまでも 絶えるーことなく 友達でーいよう」しばらく、この歌が頭から離れませんでした。今回もテレビ版の再編集アレンジ版のような感じだったので次回から完全に新しい話が展開していくのかなと期待させるラストでした。迫力があって楽しめました。 【ホースケ2号】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-30 02:42:26) |
7.《ネタバレ》 なかなかよく出来てる。製作者もわけがわからなくなって、そっか! カオスのまま、放り出してもいいじゃん!という、しょーもない態度だったTV版や昔の映画版とは大違い。 今度こそまとめようという気がある。そして「サービスサービス」精神を自ら忘れてしまった反省も。 だが致命的なことに・・・・音楽があまりにもひどい。 意図はわかるが、なんか中学生が作る放送劇のBGMセンス。 この音楽的センスのなさは、キューティハニーにも感じた。ここでそのメインテーマ使うか! もっといいとこがあるだろう!という感じ。 今回は選曲自体しょーもない。ここだけは直して欲しい。 T4もトランスフォーマーRもすっ飛ぶような、凄まじい盛り上がりなのに、ぶち壊し。 チョーこっぱずかしくなりました(; ̄- ̄;) 【うさぎ】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-06-29 12:10:33) |
6.《ネタバレ》 まあ、お話のほうは完結を見るまでおあずけにしときましょう ただ 「今日の日はさようなら」は気持ちはわかりますが、無理やり過ぎです。 「翼をください」は「今日の~」よりはマシですが、これはエンドクレジットで流すべきでしょう、で、エンドクレジットで流れてたウタダ某の曲は全然イラナイです。 【るね】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-06-29 01:29:11) |
【アフロ】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-06-28 23:25:24) |
4.《ネタバレ》 正直、こんなに泣くとは・・ええ。私、かなり涙腺弱いです。そして根っからのアスカファンです。だからもう泣く泣く。しゃくって泣く。多分、隣にいた兄ちゃん達はドン引きだったと思います。だってぇ~アスカがっぁ~~(泣)終盤のシンジとレイの抱擁シーンも泣けました。もう一回、いやもう10回は観たいですっ!!ちなみに本日、静岡で見たんですが、初回はほぼ満席でした! 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-06-28 21:52:39) |
3.《ネタバレ》 前作はテレビシリーズをなぞるというか、単にリライトした感覚でしたが、今回はもう殆どオリジナルになっていて、その今までに見た事のない(そりゃもう凄い)映像、見た事のない展開に窒息しそうになるほど息を呑んで見入っておりました。オリジナルなワリには相変わらず展開がブツ切れで唐突だったりするのが気になりましたが、ウルトラシリーズや昭和歌謡といったネタなどは、もう私くらいの世代じゃないと判らんでしょ、って感じで楽しませて貰いました。でも、前作、今作と見てきて、ここまでのところ新しいヱヴァは旧エヴァから進化したのは映像表現だけで、前世紀末のどんづまり感そのままに停滞、あるいは退行してしまってるんでないの?と思ってしまいました。新しい道筋、今の時代の新しい光明を見せられなければ、今、新たに再生する意味はないんでないの?って気がします。新キャラを出し、展開を激しく変更しながら、旧作の殻はまるで破れていない感じ。その差を例えるなら、テレビシリーズは広げた風呂敷にオモチャを色々積み上げた挙句に逃げ出し、前世紀末の映画は広げた風呂敷に積み上げたオモチャをガーン!と蹴飛ばして捨て台詞残して逃げ出し、そして今回の新映画は風呂敷に積んでるオモチャが凄いコトになってるけれど、風呂敷そのものは前と同じもの、と。もはや古典と化してしまったエヴァ、結局はそこに澱んでしまうのでしょうか? またまた逃げ出すのでしょうか? 結論はまだまだ出ない、というのがもどかしいです。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-28 21:34:47) |
2.《ネタバレ》 前作「序」がかなり面白かったので、本作への期待感もかなり大きく持っていた。しかし、期待が大きすぎたせいもあるのか見た感想としては普通と言った程度だった。綾波に人間らしい一面を感じられる部分や、シンジへの明らかな好意を感じられるといった部分は良かった。それと、アスカの全体的な態度も柔らかくなった気がした。そんな彼らのやり取りや、シンジのおいしい展開を見ていたら、学園エヴァもの的な感じがして微笑ましくもあった。ただ、そんなところは悪くはなかったけれど、もっと三人の悲壮感のようなものも多く描いて欲しかった気もした。そんな何気ない日常のあとに激しい展開と言う内容にはありふれた持って行きかたをしたなと思ってしまった。TVアニメで言うところのトウジの悲劇をアスカにしたところには驚いたし、微妙な感じもしたが、予告にとりあえず元気そうなアスカがいて、なんだかホッとしている自分がいた。終盤は混沌としてきてやっぱりエヴァらしくなってきたと思った。3号機のところと最後で流れる2曲のBGMについては正直良いとは思えず(歌自体は良曲だが)で、浮いてる感は歪めなかった。また、ここでこういう演出をするのか、エヴァらしいと言えばそうなのかと思いながらも失笑してしまっていた。新キャラであるマリについてはどうも今回では魅力を感じられなかった。ただ、わざわざ出てきた新キャラなだけに彼女が今後どんな役割をしていくのかとは気になる。映画全体としては一応激しい内容を入れたりとで盛り上がる要素もあったものの、正直中継ぎ的な感は歪めなかった。 【スワローマン】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-06-27 22:33:29) |
1.《ネタバレ》 すげぇ。「序」は99%TVをなぞっただけだったんだけど、今回は70%くらいオリジナル展開。TV放映当時のあのワクワク感が帰ってきた感じ。(思い出す、では無い) 最後の暴走で赤くなる初号機とかかっちょいいですね。でもマリの使用した「ビーストモード」、あれはミサトとかは知ってないとまずくないか?戦略的に。何故隠す? 「新劇場版はわかりやすく」とのことらしいですが、「願いをかなえるモノ」として覚醒初号機を書いていたので、ゼーレの言う「真のエヴァ」も同じで、それが目的かな?と、旧劇場版よりはるかにわかりやすくなってました。あとアスカが妙にえろい。妙に。 【まるにゃ~ん】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-06-27 13:39:33) |