263.そうなんですよね。。。これといって派手な演出もないし、派手な音楽が流れるわけでもない。でも、自然と画面にひきこまれていく。あっという間に二時間経過してた感じ。やっぱジャックニコルソンいいですね。ああいう役が似合う。その他の俳優も、演技がうまい。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-31 04:01:54) |
262.ジャック・ニコルソンって決してかっこよくはないんだけどなんとも言えない人間的魅力がありますよね。シャイニングのメイキングでも思いましたが、恐らく実際の彼も飾らない気さくな人なんだろうなと思います、この映画の主人公のように。作品自体は今見るとさすがに色あせた部分も多々感じますが彼の好演に対して7点。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-17 23:25:54) |
261.《ネタバレ》 興味深く面白い映画で、2時間超画面に張り付いて観た。ただ、感動した共感したということではなく、とにかく色々と考えさせられる。完全に管理された社会を切り込むように投入された危険因子(マクマフィー)の反乱の道筋が主なストーリーだけれど、この回りに肉付けされた人々やそのバックヤードに何かと引っかかりを感じてしまう。ミーティングで多数決をとるシーンで「9人では採決できません…」のくだりの婦長発言を聞いたとき、わけのわからんこじつけを言うアホ上司と口論し、書架の影で泣いたことを思い出した。しかしそれに対する反抗行為が海釣り遠足や乱痴気騒ぎだというのも何か腑に落ちない。病院側、マクマフィー、ある程度自由な身である軽度障害の患者たちそれぞれの立ち位置が、簡単に「善」「悪」と振り分けられず、私のごく少ない脳みそには非常に悩ましいところである。ごく最近ショスタコーヴィチの交響曲第5番のCDを買った。これも様々な解釈がある問題作らしく、同じ時期にこんなに深く考えさせられる芸術作品に出逢ったのも「頭に火がつくほど考えろ!」という神様のメッセージかな…と独り言を呟いてみる。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-14 23:03:39) |
260.その後、さまざまな映画における怪演スターを生み出した映画として価値がある。ジャック・ニコルソン自身が怪演スターだが・・・ 実はこの映画を観て何を訴えたいのか私には不明なのです。いや、「自分の中でどのように対処すれば良いか判らない」と言ったほうが良いのか・・・ 患者を高圧的に管理しようとする病院とそれに反発する患者、一見人間を人間らしく扱わない病院側に非があるように思えるのだが、規律を守れない人間に対して高圧的に接するのは仕方のないところだと思えるし・・・結局人間の尊厳を訴える前に規律・規則の尊重はどうなんだろ~と思ってしまうわけですな! 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 13:26:43) |
259.活発なニコルソンの行動は楽しかったし、ラストは悲しかったけど、見終わった後も深く考えさせられる映画でした。クリストファー・ロイドとダニー・デビートの初主演映画というところも見ごたえがありました。 【アキラ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-23 19:29:21) |
258.なんかわたし1990年以前の映画は前まで避けてたんです。最近のドンチャラ騒ぎのハリウッド映画ばっか、はじめはみてたんです。でも今いろいろみるようになったのは、この映画をみたから。なんか古いえいがなんてきっと古臭くてついてけないんだろうなって勝手に思ってたんです。でもこの映画みてかわりました。ほんとすごかった。ラストもすんごいんですが、こんな病院の哀しい雰囲気っていまの映画だせてる?って思って。舞台だってほとんどずっと病院なのに、しかもなんか重いテーマなのに、すんごいひきつけられちゃう。ほんとすごいとおもいました。それにしても生きるってどうゆうことなんだろ、この映画、みんな正しいようにみえるから・・・ふしぎなかんじです。映画すきになりたてのときにみて、よかったとおもいます。いまはバッチリ昔の映画もみてます^^ 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-12 23:17:16) |
257.《ネタバレ》 何とも深い…。基本的には「精神病院に縛られた患者たちが解放されていく物語」なのだが、そう単純には割り切れない映画である。というのも、時にマクマーフィを単なるわがままな乱暴者として描いてみせたり、一部の患者に対しても「いつでも帰れるのに自主的に病院にとどまり、それでいて文句をタレる」という設定を加えることで、ある意味観客から彼らを突き放すような形で描いているように思えるのだ。あとあの婦長さん、決して悪い人ではないですよね。むしろ病院側の人間の中では一番まともにさえ思える。確かに規則に束縛されたガチガチの石頭かもしれないが、彼女は彼女なりに患者たちのことを考えているわけだし(本当にぞんざいに考えているのなら、あのようなミーティングは決して行わないでしょう)。単純に「患者=善」「病院=悪」と割り切らせず、最後まで観る者を揺さぶり続ける。「こんな彼らをみてあなたはどう思いますか?」と。そして僕は思わず考えずにはいられない。日常生活の中で、ブツクサ愚痴るだけでそこから行動に移そうとしない僕も、実はあの入院患者たちと変わらないなんじゃないかと。う~ん…。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-14 00:01:34) |
256.ただ、良いとしか思わなかった。でも、精神医師の紹介は非常に良かった。何度も見て本当に理解していきたい。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-11 18:50:39) |
255.きっと、このあと何年も、思い出す作品。そして考えさせられる。 【ハクリキコ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-02 11:58:06) |
254.普段はハッピーエンド万歳ですが、この映画がハッピーエンドだったら普通の映画に格下げされるでしょうね。心に残る名作です 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-29 00:13:01) |
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253.主人公を含め社会から除外されてしまった者の現実を深々と描いたハードボイルド物。刑務所の強制労働を逃れてきた主人公が自分本位的な自由を求めて精神病院内をかき回し社会によって排除されるまでを描いたいかにもなアメリカンニューシネマモノで、公開時はブームに乗って支持を得たものの、他のアメリカンニューシネマの例に漏れず今となっては何とも虚しいだけの話。むしろ当時以上にマジョリティーが絶対的となりこの映画と同じようにマイノリティーが排除され続ける今こそ価値のあるジャンルではあるだろうが、この映画に関してはマイノリティー側も力に訴えすぎていて支持されようがないだろう。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-25 13:16:38) |
252.冷徹な婦長を演じた女優さん、素晴らしい憎まれ役です。本当に異常なのはどっちなんだ?という素朴な疑問を感じさせる映画でした。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-20 18:34:20) |
251.「僕の犬はとても臆病で、一人では街を歩けない。首輪をはめると、とても自由だ」と歌ったのは故川島英吾だったか。僕にも、ラストの自由への疾走はポジティブに受け止めることが出来た。感動した。が、如何しても消化仕切れない「悲しみ」が、少し重い。修行不足で、すいません。しかしこの作品のテーマの圧巻さは、例を見ない。傑作。 【aksweet】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-02 19:55:35) |
250.精神障害患者に対する人権がテーマなんでしょうけどとにかく難解でした。ニコルソンの行動は自分勝手な部分もかなりあったし、病院の人たちも少なからず仕事を全うしているように見えました。まあ婦長さんは結構悪はいってましたけど、、、何回か見ることが必須でしょうね。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-27 13:50:50) |
249.ジャック・ニコルソンの違う一面が出始めた作品ですね。 【午後のコーヒー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-26 09:00:18) |
248.《ネタバレ》 俳優陣の演技力はとても素晴らしかったが 内容に関しては精神病院と社会体制を一緒にはできないのではと思うのだが、確かにマクフィーは彼らの行動を変えたが本来自分の欲求で皆を巻き込みそれが効をそうし、自分になついてきた患者達の中でお山の大将になり彼らにご褒美あげ、それが最後に婦長に問いつめられる彼らに何も助け船も出さずに、そして首をしめる、まさに逆切れ最後にはロボトミー手術されて、仲間に殺されてしまう、自由というがこれが本当の自由なら世の中暗いですな。 【月読】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-17 18:42:23) |
247.とても重い映画だった。最近はCGでいかに見せるかの映画が多く、この様な何かを訴える様な映画はとても少ないし理解される事が少なく思う。迫真の演技は素晴らしいし、訴えたい事は良く理解出来るのだが、重すぎて何回も観たいとは思えない。ただ一度は観ておきたい映画である。 【まさきち】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-09 01:43:17) |
246.《ネタバレ》 衝撃的な作品。人間の自由と尊厳を主人公が、施設に入れられている仲間たちに啓蒙していく感動の話から、いきなり悲劇になってしまうので驚かされた。緩急の使い方がうまいですね。脱走して、海に出るところなどのほのぼの系の話と、婦長による独裁体制の場面の融合が見事。人間はいかに自由を求めていても、一人の独裁者による支配が普通のことになってしまえば、その条件の下での自由に甘んじてしまう。そんな人間の心理を利用したナチスや、戦時中の日本の、国に従順な人間を作る政策の縮図がこの映画に描かれている施設です。それに対する、反逆者のマクマーフィーという構造がこの映画に見て取れます。反逆者は独裁者によるロボトミー手術により、自由を完全に奪われある種の死を迎えます。しかし、その自由闘争の意思はチーフへと受け継がれ、彼は自由への逃走をする。ラストのガラス破りのシーンは受け継がれる革命家の意思と、自由への逃走という希望あるメッセージとあいまって、映画史上最も美しいガラス破りのシーンに仕上がっている。鳥肌ものです。このラストにプラス1点! 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-04 01:13:15) |
245.《ネタバレ》 まだ学生の頃にはじめてみた時は理解するのに悩みましたが、 最近になってもう一度見たらわかりました。 演技力やテーマは非常に興味深いものがありますが、作品の結末や訴えかけているものに自分と意見の相違がありますので、この点数。ごめんなさい。 【坊主13】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-11-01 09:21:04) |
244.《ネタバレ》 精神病院の中での人間ドラマにまずは圧倒させられ、色々考えさせられます。どんな人間だろうと、生きる価値はある。自由を求める男たちの正しく狂気とも言えるその闘う姿は観ていて胸が締め付けられる一方で、廃人とかしたマーフィーとインディアンのチーフの熱い友情に感動し、ラスト、自由を求めて飛び出ていくインディアンのチーフの姿にこれこそ当時のアメリカの姿が見られる思いで、こんな重苦しくも感動的な人間ドラマを撮ったミロス・フォアマン監督は素晴らしい監督だと思う。この映画のジャック・ニコルソンの演技の素晴らしさは文句なしに完璧です。そんな完璧なまでの演技の前には近頃の二枚目気取りでいきがっているハリウッドの俳優達の全てが本当にアマチュアのように見えてしまいます。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-06 21:17:20) |