234.私は子供の頃から何でも信じやすいタチでした。親も、子供に夢を与えようとして、アレコレ真偽不明の話をするのですが、大抵は信じてましたね。テレビ番組とかも、何でも真に受けてましたし。でも年とともに、世の中ウソが多いな、と気付いてくる。もう騙されないようにしよう、と、世の中を斜に構えてみようとするようになってきて。でどうなったのかと言えば多分、信じるべきものを疑い、相変わらず疑うべきものを見逃してるだけなのかもしれない。というわけで今では結局、「斜に構えた自分」をさらに斜に構えて見つめていきたい、と思うようになり、物事の裏側を知りたい、何でも真に受けないようにしたい、と思いつつ、「でもまずはオモシロければいいんじゃないの、ゲラゲラ」、と。たとえ内容的にウソであっても、「オモシロイと感じた」という事自体、ひとつの真理として受け入れようじゃないか。ウソをウソと見抜くことも「オモシロ」ければ、ウソをウソのまま楽しむことも「オモシロ」い。一体、「オモシロイ」とはなんだろうか。それを追い求めることが例えば「映画作り」であったり、「映画鑑賞」であったり、するべきなんだろう、と。というわけで前置きが長くなりました、本作についてですが、ホラ話のスケールがもうひとつ小さいのがちょっと残念でしたね(これなら子供の頃の私なら軽くダマサレてたなあ)。あと、「ホラ話のようで、実は結構、ホントでした」というオチ、これでいいのか?「ホラ話をするオヤジ」の株は確かに上がったが、「ホラ話」というもの自体の株が落ちちゃった気がするぞ!ホラ映画作家ならもっと自信持ってよね! ・・・でも美しい映画でした。ホラ話のシーンよりも現実の室内の方が、美しかったかも・・・? 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 15:25:41) (良:1票) |
233.《ネタバレ》 話にも登場人物にもいくつかは確実に事実が存在していたことが判ったし,何より奥さん一筋でした・・・めでたしめでたしという無難なラスト.いい映画ではあると思いますが,なんか退屈で感動とまではいきませんでした.自分が親父嫌いだからかな? 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-11 15:11:26) |
232.ティム・バートンにしては題名綺麗すぎてダメでしょよ。ビッグ・フィッシュですか その題名と評判からずっと気になっていた作品であったことは確かなのですが、ティム・バートンにしてはちょっと綺麗な題名過ぎたのが敬遠材料となってしまってました。でも結局のところは黒なまずだったわけだから、いっそティム・バートン風にブラックキャットフィッシュであってほしかったかな なんて思ってみたりして。 なんかしらいちいちいちゃもんでも付けてしまいたくなってしまうくらいに綺麗なお話でした。でもやはり少しくらいはダークさが欲しかったよなというのが正直なところです。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-04 21:42:57) |
《改行表示》231.《ネタバレ》 素晴らしい作品です。エドワードはとても勇気のある人です。故郷を旅立ち、異形の者を恐れず、スペクターのような魅力的な町にも留まらず、人生を最大限に楽しんでいます。そして世界でたった一人の愛する女性サンドラと結ばれました。私もそんなふうに思える女性と巡り会いたいです。でもそれにはエドワードのようにしっかり生きなければなりませんね。私はきっとスペクターから出る事は出来ないでしょう;。 話の主題は父と息子についてですが、息子は大きくなるにつれていつの間にか父親を一人の人間と考えるようになり、両者に微妙な感情が芽生えてしまうものです。私も父親の事を知っているか?と聞かれたら、けっこうドキッとしてしまいますね。そんな関係を〝ホラ話〟を交えて上手く描いていたと思います。エドワードは沢山の話をしましたが話すという事は伝達です。エドワードはウィルにホラ話をすることにより、彼の中で生き続けたかったし人生の素晴らしさを伝えたかったんだと思います。そしてそのホラ話の全てが嘘ではない事がこの話のミソですね。エドワードのは極端でしたが、ほんの少し見方を変えれば世界は変わり人生を楽しめるのだと思います。久しぶりに目頭が熱くなってしまった作品でした。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-03 15:02:49) (良:1票) |
230.NHK教育テレビあたりで、平日の真っ昼間に子ども向けに放送していそうな、無名のつまらんアメリカ映画といった雰囲気の作品でした。これは大人の鑑賞に耐える映画ではないように思えます。子どもが見てもやっぱりつまらないと思います。ほかの方々の感想を読むと、好き嫌いがはっきり分かれているように思います。たぶん主人公のお父さんのような人とうまくやっていける人は、この映画が好きになると思います。私はあのお父さんのような人が自分の父親だったら、すごくウザく感じると思うので、この映画を見ているだけで気分が悪くなってきます。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2005-11-29 19:55:26) |
229.ファンタジックな部分と現実の部分のバランスがとてもよかったように思える。父と子の関係って確かに微妙なんだよね。その辺は結構うまく描けていたのではないかな。「嘘でもそっちの方が好きだ」というのがこの映画の全てではないか。実際にあったことだけでなく、考えたこと、悩んだこと、本当はこうしたかったという願望までも含んで人生ではないのかということかな。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-28 15:51:05) |
228.すいません、お恥ずかしい話、良くわからなかった・・・。絵本を読むように見ればいいのか?、それともきっちりストーリーをたどるほうがいいのか?、判断がつかないうちにエンドクレジットが流れてました。残念。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-11-27 11:30:44) |
《改行表示》227.《ネタバレ》 素直に観れば、面白い映画でした。ソフトなティム・バートンもまたよし、って感じです。 ただ、何故息子が父をあんなに嫌悪するのかが、ちょっと私にはわからなかった。 やはり、父と息子というのは、そういうものなんでしょうかね? 【としこふ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-25 21:41:37) |
226.笑いに包まれた、暖かくてやさしい物語でした。エンディングへの伏線が素晴らしく、映画館でエンドロールが終わっても頬を伝うものがありました。最後には最高の形で息子に理解を得られ、葬式では関わった人大勢に弔ってもらって。涙はあるけれど決して悲嘆にくれるばかりの涙ではないはず。幸福な死。最大の理想ですね。 【スペクター】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-23 02:00:41) |
225.《ネタバレ》 あんなとーちゃんがいたら、やはり「ええかげんにしぃや、おとーちゃん」って気持ちになるんだろうな、きっと。でも山場で「でもそのほうが楽しいじゃん」っていうセリフ、これにすべてが込められていたのかな...確かに気持ちはわかるけど、自分としてはそのへんがいまいちしっくり来ません。でもファンタジー度全開でかなりつかまれたので、高得点です。とーちゃんの法螺話の世界観が、やはりティム・バートンで、素敵でした。 【んぽ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 02:41:57) |
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【よしふみ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-20 01:19:03) |
223.病室のシーンは感動でした。親父さんの話がもう少し面白ければ尚良かったと思います。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-10 18:17:32) |
222.息子にとって父親の存在は実に微妙だ。お手本にしたい気持ちと手本にしたくない気持ち、父親を超えたい熱意と超えられないあきらめ、真似したくない気持ちと知らずに似てきている自分などなど、その複雑な感情は思春期以降、何かしら抱くものだ。この映画、出だしから父親のロマンあふれるホラ話で展開し、大人になった息子の確執もコンパクトにまとめたおかげで、それ以降の描写に充分な時間を費やせた点でよく出来ている。ホラ話が大きければ大きいほど見ているものは現実とのギャップに物悲しさを覚え、息子自身がそれを受け入れるバーが高くなることを意味する。したがってラストの息子自身の作り話が効いてくるのだ。ただ、少し物足りないのは、見ている私たちに息子の心境の変化が少しわかりづらいこと。あまり知られていない俳優だからかもしれない。目で演技の出来るもうひとつ上のランクの人が良かったかもしれない。たとえば、若き日の父親役イアン・マクレガーが息子役でもいいかもしれない。一方、年老いた父が若き日とあまりに一致しない配役も少し気になった。最後に登場する人々がそのままということを考えると、若き日も年老いた現在も同じ俳優で良かったのではと思ってしまう。しかし相変わらず、ティムバートンは意外な作品を繰り出してくる。今回はインコースの高めぎりぎりの直球。思わず手が(涙が)出た。 【やしき】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-04 21:34:56) |
《改行表示》221.良かった素晴らしかった~~。最後は感動して目が潤みました。 ここまで純粋にストーリーを組み立てている映画って最近なかなかないですよ。 どこかみんなひねくれて、他の作品とかぶらないようにしようとしている。 この作品も決してストレートではないけど、中身の一つ一つは非常にストレート。 映画の面白さがたっぷりつまっています。 【坊主13】さん [地上波(字幕)] 9点(2005-11-04 20:28:34) |
220.《ネタバレ》 ビックマウスなんでしょうね。どこまでが本当の話で、どこからがホラなのかが判らなくて、判らなくても良いんでしょうが、そこがひっかかってしまって・・・。ただ自分と照らし合わせてみると、親の言うことというのは素直に受け止めれてなくて「それじゃダメなんだよ」と教えられた映画でした。最後の息子に物語を作らせるところは、自分が想像した物語と同じだったので、すがすがしかったです。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-03 00:04:07) |
219.《ネタバレ》 人生を楽しめ、ってことなのかな?かなり良かったけど気になる点がふたつ。ひとつは恋人が非常に理想化されて描かれていたのが今現在のお母さんが出てくることで台無しになっていた点。もうひとつは恐らく非常に現実的な人間だったであろう父親がどういう過程であんな法螺吹きになったのかが描かれていない点。ラストの葬式のシーンはどう解釈すればいいんでしょう?多少の誇張はあったが話は基本的に本当だった?にしては出てきた人たちが全然歳をとっていないのが不自然だし(今の知人を勝手に昔話に登場させた、という可能性はありますが)、医者の話からも大きな魚が指輪を云々という話は作り話だと判断できるし。あともうひとつ、特撮もなかなか見事だったのだからついでにユアン・マクレガーのおでこの皺もCGで消しておけばよかったのに。 【Robbie】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-01 07:43:31) |
218.今までのユアン・マクレガーの出演作品で、このユアン・マクレガーが一番好き!ティム・バートンはいい作品つくるね!本当に心あたたまる作品。 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-31 21:43:57) |
217.オヤジを結構若くして亡くしてる俺としては、例えそれがオヤジのホラ話だったとしても信じてやりたいなあと自分の体験と重なって、より強く再認識した映画です。独特のティム・バートンのファンタジー色もあり、笑える部分も切ない部分も詰まっていて。もう一泣きしたい気もしたけど、それは欲張りですかね。親は子に常に尊敬の念を抱いていて欲しいのかもしれませんね。そしてまた子供も、親を大切に思うべきなんですね。 |
《改行表示》216.正直、レビューの評価の高さに期待しすぎたのか、ちょっと期待はずれだった。 でも、もう一回見直してみたら、良さがわかるかも。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-28 01:03:09) |
215.《ネタバレ》 自分が映画好きになった理由がこの映画を見たからだ。この映画の何かが自分を惹きつけた。とてもおもしろそうには思えないこの題名だが、見てみると納得する。むしろこれ以上とない題名になる。何が良かったかというと、やはりロマンチックだったことだろう。一面水仙のシーンや、数々の名台詞。最も印象に残っているのが、サンドラを最初に見たとき、時間が停止したあのシーン。すごく幻想的だった。そして何よりもエドワード・ブルームである。親父になってもロマンチスト。愛している人のことを知るために一所懸命働き、少しでも情報を得たら幸せになれる楽観的な人物。また愛している人のためならなんでもする人物。人一倍正義感が強く、決して自分のことだけでなく周りの全ての人を幸せにできる人物。自分の生涯の理想的な人物となるだろう。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-10-27 22:59:19) (良:1票) |