241.《ネタバレ》 率直に言えばジェラシーで罠にはめて抹殺するストーリーが好きになれません。 歴史上のしかも音楽の歴史を扱った点では目新しく、そのクラシカルな芸術性は感じられますが、正直僕向きでは無いようです。当時の目新しさとしてこの点です。 |
240.「自ら天才だとは自覚していない天才、である神=モーツァルト」「自ら天才ではないことを自覚している天才、である人間=サリエリ」、この図式が全編を支配しており、この両者の溝をきわやかに描くために、モーツァルトの甲高い笑い声やサリエリの神経質そうなしかめっ面が画面にのせられます。ながれるモーツァルトの天衣無縫な楽曲がその溝をさらに深め、サリエリのアンビバレントな感覚を浮かび上がられていきます。カメラは、壮美な美術、衣装、舞台セットの質感を損ねないように、でしゃばらないことに気をつかっているような印象を受けました。モーツァルトとサリエリの二人がデフォルメされ、少し分かりやすすぎるきらいを感じるのがどうもなー、といったところであります。 【彦馬】さん 7点(2004-09-17 11:28:11) (良:1票) |
239.そりゃー200年たった今も愛され、世界中の音楽家の手本で、子供でも知ってる天才・モーツァルト。変人で当然!もっとメチャクチャな事…例えば「主食に靴の底を食べていた」とか言われても納得しちゃうかも。小学校の授業でビデオを観た、と仰ってる方が多いですが20年も前の映画なんですね。全然古くないじゃん! 【Bebe】さん 7点(2004-09-11 18:03:23) |
238.モーツァルトのあのキャラは、一度観たら絶対忘れられない。サリエリの人間臭さが良かった。 【ぷっきぃ】さん 8点(2004-08-16 19:36:20) |
237.モーツアルトは<神の子>である。神の子として、その天賦の才をもってしても人間である限りにおいて生きるという現実は単純ではなく、彼が苦悩と怖れを抱えて人生を生き、死んだことはよく知られている。モーツアルトを一人の人間として捉えるドラマというのもひとつの観点として興味深いものであるが、実際、その試みはイエス・キリストを主人公とするのと同じように難しいだろう。とはいえ、この映画を天才モーツアルトに対峙する凡庸の人サリエリの物語と考えるのはちょっと違う。サリエリがモーツアルトの音楽についての真の理解者であり、この映画をサリエリという自意識の鏡を通したひとつのモーツアルト像として捉えるのがやはり一番しっくりくるのである。やはり、主役はモーツアルトであり、モーツアルトの神性、人間性をサリエリという自意識を通して語ることによって、僕らは僕らの中の無限のかけがえのなさを語りえるのではないか、というのが僕の<文学的な>捉え方である。 モーツアルトの音楽を語る時、アポロン的な伝統音楽の高度な模倣の上にディオニュソス的な情熱、官能のエッセンスを見出すことが重要である。さらに生と死を行き交う精霊の如く、まさにデモーニッシュな一面により生み落された名作「レクイエム」に至っては、彼が神の子の苦悩を人間的な深みによって表現し得たことを示している。それをモーツアルトのモノローグによって語ることは不可能である。この映画では、サリエリという媒介を通じて、僕らはモーツアルトの心性を知るのである。 サリエリのモーツアルトに対する歓喜、恍惚、忘我、嫉妬、憎悪、愛情を僕らは理解する。芸術とは、神の言葉、御業かもしれないが、それはあくまで人間によって生み落されるものだ。人間という理性の森を通してしか、それは具現化されない。それがモーツアルトの作品であり、サリエリという自意識を通した時、それは僕らに人間的なドラマ<現代的な神話>を提供するのである。 【onomichi】さん 10点(2004-08-15 23:15:59) (良:1票) |
236.《ネタバレ》 クラシックもこれが実話かも分からないが面白かった。 この物語には3通りの人が出てくる。 天才(モーツァルト)秀才(サリエリ)凡人(その他) 天才は大衆に理解されず苦しみ、秀才は天才に勝てず苦しむ。凡人でよかった。 この映画を見て松本人志を思い出してしまった 【ムート】さん 10点(2004-08-06 18:02:19) |
235.モーツアルト役のトムハルスの、あのニヤついた表情と笑い方 見てるこっちまでワラケたね^^ でも、いるんだよなぁ、ああ いうヘラヘラしているにも関わらず凡人には到底はかり知ること のできない異常な才能をはっきする人間ってwwまだ彼のような 人間は許せるよ、だって本当に実力のある天才なんだもん。(一番 許せないのは、中途半端な実力で後は、世渡りのうまさだけで 上手いこと上り詰めて行く奴ねwww もちろん世渡りのうまさも 才能の一つだと言ってしまえばそれまでだけど、俺的にはそういうの 好きくない(・A・) ) でも、モーツアルトが公衆の面前(パーティー会場)で、 サリエリを小馬鹿にしていたシーンは、かなりムカつきました。 ああいう人間は一番嫌いだwww そりゃサリエリが 殺してやり たいと思ったのもムリないよ。。。 サリエリの嫉妬・憎悪・根暗さ 分からなくないです。普通の人間 である以上、誰もがこういった思いにかられるんじゃないかな。 程度の差こそあれ、けっしてサリエリを非難することはできそうに ないです。。 ところで、思ったんですが、サリエリの心の中は モーツアルトに対する嫉妬・憎悪だけだったんでしょうか?俺には 彼の行動そして眼差しが、モーツアルトと本当は仲良くしたい、 対等の人物であると自分のことを認めて欲しい、一緒に色んな作業 していきたい、そう語っているように見えました。 それにしても、 実際のモーツアルトっていう人物はどんな人間だった んでしょうね?? これはあくまでフィクションだったんでしょうか? それとも実際にこういう・・・・ 今はそっちの方に興味が沸いてます^^ 【アキト】さん 7点(2004-07-28 04:05:50) |
234.よくこの時代にこれほどまでの映画が製作出来たものです!それが素晴らしい! まず冒頭の「交響曲第25番」に引き寄せられてからというものエンドロールまで画面に釘付けでした。オペラから何まで素晴らしい作品に仕上がったのではないかと思います。 モーツァルトの何と下品な事!天才と変人は紙一重とはよく言ったものです。 この世界で、天才を一人だけ挙げるとしたら?…他でもない「ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト」でしょう。 【J.ギリガン】さん 10点(2004-07-17 22:37:47) |
233.この映画はは小学生の時に「すごい!!」と思った初めての映画。以来10回は見てると思う。サリエリのせこさ、モーツァルトのエロさも見ていてとてもよかった。 【テンダータッチ】さん 10点(2004-07-13 02:02:19) |
232.なにがいいって凡人を芯に据えたってのがいいやね。 【ドレミダーン】さん 8点(2004-07-11 15:14:47) |
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231.《ネタバレ》 一度小さい頃に見たことがあったがその頃はあまり理解できなかった。今はモーツァルトの音楽、サリエリの感情、すべてに共感でき、感動した。この映画を見て、クラッシックのすばらしさを感じることができました。 【もりまりも】さん 9点(2004-07-07 01:00:59) |
230.学校の授業で観て周りのみんなはつまらないと言っていたが自分はとても衝撃を受けていた。音楽室のかなり良いスピーカーに大音量で聞いたのもあると思うが、モーツアルトに対するイメージとのギャップ、日本人が観てもその国の文化に対する違和感を感じない上手い描写。天才というものがいて、努力して才能を付けた人もいる。天才を認めたくない人間もいれば、才能そのものは天才だろうが努力だろうが評価できる人間もいて、天才もまた認められいく。才能のある人達のその時代風景をすばらしいまでに描いていると思う。そして何よりも皮肉に満ちた追い込められる人間の描写が映画というすばらしい方法で描写されていた。見終わった後に感動で鳥肌が立ちながらも苦笑いしてしまう。 こういう映画が大好きです! |
229.《ネタバレ》 この映画のDVDを買ったので、何気にDVDを観始めました。始まった瞬間、まず音楽で惹き付けられ、サリエリの謝罪ですっかりはまってしまい、その時何かをしようとしていたのですが、そのこともなおざりにして食い入るように観ていました。映像も素晴らしくて、うまいタイミングで音楽も使われていて、映画とはこういうものなのだな、と思い知らされました。ストーリーもサリエリの自分の才能が(モーツアルトに出会ったために)枯渇してしまったような気持ちになるのが、痛いほど伝わってきてなんとも切なかった。それに相反するような無邪気なモーツアルトがサリエリの手によって、徐々に衰弱していくのが恐ろしかった。人間とは──ということを考えさせられた。ディレクターズカットの方を観るまでは、10点でしたが、あちらでカットされた場面を観て、少し疑問だったコンスタンツァがサリエリを嫌っているところも納得できたので、そちらを10点にします。 【チャコ】さん 9点(2004-06-30 20:43:15) |
228.映像、音楽、脚本など、全てにおいて完璧に仕上がった作品。ただ個人的に、この映画のテーマにあまり感銘を覚えなかったし、話が面白かったかというとそれ程でもなかったというのが正直なところです。モーツァルトの恐るべき天才性、愛すべきキャラクターは良く伝わってきました。歴史上の偉人に対する堅苦しいイメージは完全に吹っ飛ばされます。 【あさしお太郎】さん 8点(2004-06-27 11:08:50) |
227.サリエリに共感できる私は、残念ながら凡人なのでしょう。 【稲荷寿司】さん 7点(2004-06-25 21:34:19) |
226.天才を描くとき、その天才の内面に凡人が寄り添うことは難しい。この作品は、視点を我々に近い「他者」に置いたことで、一人の天才を描き出すことに成功している。その圧倒的な才能を最も理解し愛しているからこそ、人間モーツァルトに果てしない嫉妬と憎悪を抱いてしまう心理は、悲しいことに、私という凡人は痛みと共感を持って理解できるのだ。モーツァルトが取り憑かれたようにレクイエムを楽譜に書き付けるシーンは、やはり天才のもとにはミューズが降りて来るのだと、私は鳥肌が立つような思いで見た。私を含め、すべての「向こう側へ行けなかった」人々に、この作品は残酷な痛みを感じさせるにも関わらず、私たちはそれを愛してやまない。 【一児の母】さん 10点(2004-06-16 10:37:18) (良:1票) |
225.オペラもクラッシック音楽も興味はありませんでしたが、映画自体は音楽も素晴らしく衣装も良かったです。 【みんてん】さん 7点(2004-06-15 23:57:46) |
224.《ネタバレ》 キャスト、衣装、音楽、オペラシーン。全てにおいて圧倒されました。大好きな映画です。(コンスタンツェがモーツァルトに内緒で楽譜をサリエリに見せるシーン)常にモーツァルトに対する嫉妬心を抱いているのに、彼の音楽に触れた瞬間に心を奪われてしまうサリエリ。最もモーツァルトの音楽を愛している人間はサリエリだなと感じさせるシーンで印象深いです。余談ですが、昔パナップのCMで流れていた曲がモーツァルトの曲だったと映画を見て気付きビックリ! 【あうっち】さん 10点(2004-06-15 00:50:31) |
223.サリエリに共感しまくった。物凄く感動した。やっぱモーツァルトの音楽は最高だ!! 【映画界の貴公子】さん 10点(2004-06-13 23:57:27) |
222.《ネタバレ》 オペラやモーツァルトの音楽の場面とかは見入ってしまうほど壮大で迫力のあるものだった。 これだけでも見る価値はある。 【夏目】さん 8点(2004-06-12 23:13:49) |