6.好きですわ、この映画。色々なテーマは盛り込んでるけど、押しつげがましくないところがいいです。雰囲気も良いんですよね。 12歳の時、飛行機の映画上映で初めてこれを観て、母と二人で大泣きしてしまった思い出があります…。 【ルカ】さん 9点(2001-09-17 18:50:25) |
5.黒人問題を取り上げているが、そういう部分は一部で全体的には心地よい作品に仕上がっている。 印象に残るシーンはお古の車をホークが買い取るところと、最後のシーンかな。 二人とも気になる存在でありながら、それが出来ない歯がゆさが伝わってくる。 やはり最後のシーンは人間の幸せはこれかなと思わせるものだ。 後味のよい映画でした。 とくに女性の方はみるべし! |
4.この年アカデミー賞にノミネートされた映画5作品はどれも地味だったと思うけど、その中でももっとも地味な印象のする作品だったし、もっとも短い作品だった。サービス性が無く物足りなさもあるが、名演が光る良い作品でもあった。 |
3.老人問題とか黒人差別とか母子の関係とか・・・色々なメッセージが込められているんだろうけど、それよりもとにかくドラマ的に面白かったのでこの点数にしました。 【イマジン】さん 9点(2001-02-19 19:47:04) |
2.‘89年アカデミー賞受賞式を前に、映画評論家たちが集まり予想会を行っていた。凡そは本作を挙げる中で、水野晴郎氏だけが「7月4日に生まれて」を候補にしていた。理由は“体制がそうなっているから”だそうだ。あまり頭の良い評論家では無いが、珍しくこの時だけは水野氏に賛同した。自分も「7月4日~」が取るはずは無いと思っていた(?)。賛同すると言うのは、「ドライビング~」が他の作品、「フィールド・オブ・ドリームズ」「いまを生きる」「マイ・レフトフット」「7月4日に生まれて」そしてノミネートされなかった「ドュ・ザ・ライト・シング」と比較して、そんなに優れた作品とは思えなかったからだ。老い(痴呆症)と人種問題をテーマにしているが、障害と言う点なら「マイ・レフトフット」には敵わないし、人種問題なら「ドュ・ザ・ライト~」には遠く及ばない。この作品が好きだと言う女性を良く聞くが、個人的には上映時間も100分を切り、ノミネートされた5作品の中では一番相応しくないと思っていたが・・・アカデミー賞としては、主演したジャシカ・タンディが史上最高齢の受賞(80歳)で話題になったが、同時に黒澤明監督が特別賞を受賞し、“老人デー”であったことも事実。もう一つ話題になったのは、ブルース・ベレスフォードが、監督賞にノミネートすらされずに作品賞を獲得したこと。この不名誉な記録と共に本作は名を残すこととなった。例年になくレベルの高い“オスカー取り”をしていただけに残念である。 【☆】さん 8点(2001-02-08 00:35:53) (良:1票) |
1.アメリカ南部のインテリで裕福なユダヤ老婦人と、文盲だが生活の知恵に長けた黒人運転手との25年間の交流を綴る。映画はドラマチックな事件や声高なメッセージもなく、日々のうつろいとそこに築かれていく絆を、さまざまなエピソードを交えて淡々としかし誠実に描かれていく。異文化といってもいい程、まるで違う二人の人間がやがて同志のようになっていくことが感動的で、とりわけクリスマスに“書き方”の本をプレゼントするというエピソードは、彼女がかつて教師をしていて、文盲を見過ごしにできないという気質が上手く表現されている。 【ドラえもん】さん 8点(2000-12-17 18:21:02) |