55.なんたる難解用語、偉人の名言の引用が多いことか!!背景はどこを取っても美しい絵になるほど綺麗だったが、そのせいで人物が浮き過ぎていた。観終わったあと、あまり考えさせられるものが無く、素直に面白かったとは言えない。 【ちーた】さん 5点(2004-04-12 00:42:14) |
54.前作は見ていません。の前に、続編だってことも知りませんでした(反省)。でも、見てなくてもなんとかなりました。 そして、感想。街の風景とかの映像はすごかったです。きれいでした~。ただ、気になったのは人に表情があまりみられなかったことです。バトーはともかくトグサは、家庭をもつ普通の人だからもうちょっと表情があってもよかったかなぁ~。嫌いな映画ではありません。 【海賊】さん 5点(2004-04-08 22:26:51) |
53.予想通り、マニアック過ぎるSF的要素、意味深な引用、大仰なCG・音楽などがこれでもかとばかり詰め込まれているので、一見難解な作品に思えるけれど、実はストーリーは単純だし、テーマもシンプル。要は「現実って何?」「生きるって何?」「愛って何?」、つまる所「人間って何?」って事だと思います(あくまで独断ですが)。そんなシンプルな事を描くのに、こんな大掛かりな仕掛けを用意しないと表現できない押井守という人は、きっとぶきっちょで恥ずかしがり屋さんなのだろうなあ、と思いました、僕は。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-04-07 18:23:34) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 聞いてたとおり、難しい比喩、暗喩の連発。 思ってた以上だった。ただ、これは電脳化されて記憶領域に余分な知識、書物が詰め込まれたサイボーグならではの会話、とするなら多少納得も行くか。 映像はアニメとCGの融合?で非常にきれい。一部、爆発とかが、WindowsのDirectXのゲーム みたいでややいまいち。 甲殻機動隊、というのは名前しか知らなかったが、時々出てくる説明的なセルフで世界観はぼんやりと理解できた。 インターネットが普通の世界になって、人体の脳にも直結できるLANの差込口があって、 人体をどのくらいハード化するのは個人の自由、といったところか?ゴーストというのは魂と訳せばいいのかな。 甲高い演歌みたいな間奏の歌もインパクトがあってこの映画に合ってるかもしれない。 【あきんど】さん 7点(2004-04-07 02:40:24) |
【ネフェルタリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-04-04 19:25:15) |
50.《ネタバレ》 公理として疑いようのない不等式『モノ<人形<人間』……(A)を押井君は否定し、『モノ<人間≦人形』……(B)という価値観の世界を描ききり、そこから改めて「生命とは何か!?意識とは何か!?」という命題を考えた作品。さて、誘拐された子どもたちは自分たちを助けてもらうために、彼らの意識から作られたアンドロイドに異常を起こすことによって世間にきづかせた。ラストの女の子のせりふ「ロボットにはなりたくない!」というのから分かるように子ども(=(A)におけるイノセンス)は(A)側だ。映画館にいる我々も当然(A)側(自明として)。だから子どもたちのしたことは我々から見ればたいしたことのないように思える。しかし、ここに感情移入することによりGHOST IN THE SHELLが本当に面白くなってくる。この世界は(B)だから、子どもたちのしたことは、持ち主を殺させて最期は自壊させるという極限の非難に値する非人道的なことだったことになる。よく見ると、あの愛玩用人形たち(=(B)におけるイノセンス)、とてもさびしそうな顔をしている。でも、だから後半の突入シーンで使い捨てられていく裸の彼女たちをもっと切なく悲劇的に描けばよかったと思う、ただばらばらにするだけでなく。前半でもあの人形たちのカワイイ仕草や肉欲的な姿表情をお得意のアニメーションでみせてくれれば、この作品は泣ける傑作になったと思う。押井君はやってたつもりだと思うが、こういった感情表現はアニメの限界なのかもしれない。ユーキャンドゥーイット! |
49.アニメーションは凄かった。でもやっぱり主役はバトーではなく素子の方がいいな。 【たま】さん 7点(2004-04-01 22:39:38) |
48.バトー、トグサが記憶を繰り返して空回りしてるところ辺りは前作の仮想現実ネタと共通してる。個人的にはここが攻殻映画の好きな所で良し。他は3Dが重そうだなとか。ストーリーがちょっと在り来りだったかなってかんじ。(あとアヴァロンで消えたワンちゃんはここにいたのかっ!!…て思ったけど違うかUu) 【魚弱】さん 6点(2004-03-31 02:36:19) |
47.「前作を見てないと良くわからない」とのコメントが多いようですが、私は、見てなくても大丈夫でした。バトーにとって、少佐がとても大事な人だったのは、話の展開から良く伝わってきていたし・・・。人間関係事態は、わかりました。ただ、難しい引用句が多いのには、ちょっとついていけませんでした。全部理解するのには、もう何回か見ないといけませんね。また、見たい映画です。映像と音楽はとても良かったです。 【ぴっぷ】さん 7点(2004-03-30 20:57:41) |
46.あの、小難しい台詞と途中挿入される間奏みたいな場面は、これが押井名物なのよと思えば、味が出てきます。ストーリーそのものはいたって単純、というか、ある程度SFに接したことのある人ならおなじみの世界。ブレードランナー+マトリックスだとでも言うときましょうか。 【東京サンダ】さん 6点(2004-03-28 23:12:29) |
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45.いきなりザ・グレート・カブキの毒霧をくらわされたようなオープニング。「目、目、目が・・・」と必死で目を開けようとしてる間に相手のペースで試合が進み、気がつきゃ3カウントフォール負け。恐るべし、ザ・グレート・オシイ。タイトルとは裏腹に罪な映画だ。 【彦馬】さん 9点(2004-03-28 21:39:31) (笑:1票) |
44.観に行かなければよかったです。難しい言葉を使いすぎ、映像が綺麗って言うけど、どうだろう?この世界を知らない人にとっては、観るべきじゃないと思いますよ。お金の無駄でした。 【neozeon】さん 3点(2004-03-27 08:55:46) |
43.《ネタバレ》 音が映像が気持ち良かった。1作め観てないとついていけない部分が多々あるのに関わらず、まったくといっていいほど1作めを取り上げなかった映画の宣伝の仕方に罪があると思うよ。本作観た後で1作めみたら、ここ数年のアニメの急速な進化に愕然してくれればいいけど、単純に絵がひどいって思っちゃう人を輩出しちゃうだろうしね。よくアニメでリアルに表現する方向性に疑問を呈す人はいるけど、ものの動き、特に人間の動きをハンドトレイス(メカやらなにやらは最近はデジタルですけど)する、日本のアニメーションはどうやったって実写とは別物と思うんですよ。むしろそういうのは『ファイナルファンタジー』とかのモーションキャプチャーものの方が、実写でやればいいのにって思っちゃうんですけどね。本作はリアルなんだけどリアルになりきらないアニメーションの、いびつな魅力も残していて好きですね。素子はネットの中でバトーと再会するとばかり思い込んでいたので、リアルで出現したのは単純に嬉しかった。繰り返し見直せるいいアニメーションだと思います。 【拇指】さん 8点(2004-03-26 21:12:38) |
42.《ネタバレ》 押井監督の『人形』への特別の想いがあり、それを映像化したのがイノセンスであるならば、「人を模した人形」と同様、「実写を模したアニメ」の感が否めない。そこにアニメであるが結え越えられない、光や実態感はあそこまでの洪彩な映像を持ってしてでも、かえって限界を感じてしまうのは自分だけか?? もちろんアニメにはアニメ出しか成し得ない世界観があるので、自分も好意を持っているが、どうもこの作品はマトリックスの醜態と同じ道を辿ってしまっていると思う。 もう少し人の心の動きを判りやすく描いてくれると良かったです。 とは言え、草薙素子が戻ってきてくれた時は、素直に嬉しかった。 もしかしたらバトー以上に彼女を愛している自分なのかもしれないです。 だって前作が必要以上に良い作品だったもんで。。。 【Pizz】さん 6点(2004-03-25 01:58:20) |
41.『ゴースト・イン・ザ・シェル』未見のうちに観てしまって5点、観賞後に6点に上げました(ちなみに『ゴースト……』も6点です)。「まあそれなりに理解はできたかな」で5点、「ああ、そういうこと」でプラス1点と言い換えることもできるでしょう。しかし、アニメの技術もここまで来ると凄いですが、私は『ゴースト……』ぐらいの方が落ち着きますね。次回作も観たいと思いますが、次は草薙素子がどんな形で登場するのでしょうか? 【まつもとしんや】さん 6点(2004-03-24 02:30:32) |
40.哲学的というか宗教的な匂いがし一見難しそうですが、ストーリー的には分かりやすい。テレビにするなら簡単に30分枠(実質23分くらい?)×2くらいで簡単にまとめられるでしょう。CMで釣られて来てしまったライト層の方や、ジブリの名で来てしまった方には分かり辛かったかな。ましてや前作(攻殻機動隊)を見ておかなきゃ楽しめないし、深く理解できないですね。バトーの恋物語終了といった感じ。 【ロカホリ】さん 7点(2004-03-23 19:31:24) |
39.《ネタバレ》 2回見ました。1回目は映像と音の迫力に押され話についていくことが精一杯でした。それゆえ引用の多いセリフが衒学的で上滑りしているように思いましたが、2回目にはストーリーが分かっていたためか、逆に引用によってセリフが奥深く感じられました。テーマも、初めはバトーの恋物語と受け取っていましたがそれよりも人間とその愛玩物(人形、犬、子供)の関係の方が色濃いことに気付きました。一回目で分からなかった私の理解力不足なのでしょうが。ハサウェイの子供への見方は疑問を感じますし、ヤクザ事務所でバンバン人を殺したわりに最後に少女を非難するバトーには文句はありますが、人間と人形達を等価と見る事には結構納得しました。最後の、立場の違う3人の対比が面白かったです。 【トマトマート】さん 9点(2004-03-21 14:46:22) |
38.本当は8.5点ぐらいですけど。 OPから魅せてくれます。このOPだけでも観に行く価値があると思います。アクションが前作より多かったので満足しました。音響と映像は間違いなく世界最高レベルだと思う。スカイウォーカーサウンドで録ったということもあり、薬莢ひとつひとつの音が鮮明に聞こえる。音だけなら間違いなく10点満点でしょう。 ストーリーが少し分かり難いので、前作をチェックしてない方は映像そのものを楽しむのが良いと思います。 ただ少し、古典からの引用が多すぎるのは白けちゃうよ。 観終わった後にもう一度観たいと素直に思える映画です。 【weber】さん 9点(2004-03-21 10:57:42) |
37.必要性のない意味深セリフの連発。理解できない人にはうるさい雑音。理解できる人には押井監督の必死のごまかし。 【海野やよい】さん 4点(2004-03-17 00:50:15) |
36.《ネタバレ》 映画には二通りあると思う。映画を見れば内容がわかるので観客は作品をただ受け止めるだけ、という受動型映画と、見る観客側にも感受性を働かせたり考えることを求めたりして映画に参加することを要求する能動型映画。もちろん前者が悪いわけではない。ハリウッドの大作映画だって面白いものはある。が、この映画は断然後者。そして受動型映画の見方をして「つまらない」と言っているのを聞いていると非常に心が痛む。この映画には見方があるのだ。「映画の分際で何を」と思われるかもしれないが、そう思うと理解できるところもあるのでは? ようするに感性が合うかどうか。感性が合わない人には最悪映画だろう。これは。 そもそもこの映画の悲劇的なところは宣伝の失敗にある。宣伝する側が「前作は見なくても楽しめる」と言っているのが大失敗だ。かの名作「ロード・オブ・ザ・リング」だっていきなり「王の帰還」から見ればただのつまらない長ったらしい作品だ。まず「攻殻機動隊」ありき。必須。「攻殻機動隊」を見て、小難しい設定やら用語はひとまず置いといて、バトーと素子の切ない関係だけでもおさえておけば「イノセンス」は楽しめる。難解な引用など詩かBGMかと思っておけばいい。(でも本当はあとで知ると意外に意味深なことを言っていたりするけど、まあいいや)とりあえず前作さえ見ていれば、何故バトーや9課の面々ががあれほどへこんでいるかわかるはず。そしてなにより、前作を知らなければあのクライマックスが全然楽しめない。「誰? 少佐って?」とか、バトーが人形に洋服をかける意味がわからないとか、それだけで映画の魅力の三分の二は喪失している。逆にそこさえ押さえておけば、ラブストーリーとして十分に楽しめる。情熱的な描写こそないが、静かに相手を思う男の淡いラブ・ストーリー。前作から二人の関係に魅せられた当方にしてみればこの映画のクライマックスは9年越しで送られた最高の贈り物だ。もちろん、映画の主題は違うところにあるけどね。個人的には10点満点で100点ぐらいつけたいが、万人受けしないので9点。押井さんにはこれからも容赦なく自分の表現の道をまい進してほしい。マンハッタンラブストーリーにいわく、「記録より記憶に残る作品」を。 【ペンギン皇帝】さん 9点(2004-03-17 00:30:32) (良:4票) |