【ネフェルタリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-04-04 19:25:15) |
34.《ネタバレ》 公理として疑いようのない不等式『モノ<人形<人間』……(A)を押井君は否定し、『モノ<人間≦人形』……(B)という価値観の世界を描ききり、そこから改めて「生命とは何か!?意識とは何か!?」という命題を考えた作品。さて、誘拐された子どもたちは自分たちを助けてもらうために、彼らの意識から作られたアンドロイドに異常を起こすことによって世間にきづかせた。ラストの女の子のせりふ「ロボットにはなりたくない!」というのから分かるように子ども(=(A)におけるイノセンス)は(A)側だ。映画館にいる我々も当然(A)側(自明として)。だから子どもたちのしたことは我々から見ればたいしたことのないように思える。しかし、ここに感情移入することによりGHOST IN THE SHELLが本当に面白くなってくる。この世界は(B)だから、子どもたちのしたことは、持ち主を殺させて最期は自壊させるという極限の非難に値する非人道的なことだったことになる。よく見ると、あの愛玩用人形たち(=(B)におけるイノセンス)、とてもさびしそうな顔をしている。でも、だから後半の突入シーンで使い捨てられていく裸の彼女たちをもっと切なく悲劇的に描けばよかったと思う、ただばらばらにするだけでなく。前半でもあの人形たちのカワイイ仕草や肉欲的な姿表情をお得意のアニメーションでみせてくれれば、この作品は泣ける傑作になったと思う。押井君はやってたつもりだと思うが、こういった感情表現はアニメの限界なのかもしれない。ユーキャンドゥーイット! |
33.アニメーションは凄かった。でもやっぱり主役はバトーではなく素子の方がいいな。 【たま】さん 7点(2004-04-01 22:39:38) |
32.バトー、トグサが記憶を繰り返して空回りしてるところ辺りは前作の仮想現実ネタと共通してる。個人的にはここが攻殻映画の好きな所で良し。他は3Dが重そうだなとか。ストーリーがちょっと在り来りだったかなってかんじ。(あとアヴァロンで消えたワンちゃんはここにいたのかっ!!…て思ったけど違うかUu) 【魚弱】さん 6点(2004-03-31 02:36:19) |
31.「前作を見てないと良くわからない」とのコメントが多いようですが、私は、見てなくても大丈夫でした。バトーにとって、少佐がとても大事な人だったのは、話の展開から良く伝わってきていたし・・・。人間関係事態は、わかりました。ただ、難しい引用句が多いのには、ちょっとついていけませんでした。全部理解するのには、もう何回か見ないといけませんね。また、見たい映画です。映像と音楽はとても良かったです。 【ぴっぷ】さん 7点(2004-03-30 20:57:41) |
30.あの、小難しい台詞と途中挿入される間奏みたいな場面は、これが押井名物なのよと思えば、味が出てきます。ストーリーそのものはいたって単純、というか、ある程度SFに接したことのある人ならおなじみの世界。ブレードランナー+マトリックスだとでも言うときましょうか。 【東京サンダ】さん 6点(2004-03-28 23:12:29) |
29.観に行かなければよかったです。難しい言葉を使いすぎ、映像が綺麗って言うけど、どうだろう?この世界を知らない人にとっては、観るべきじゃないと思いますよ。お金の無駄でした。 【neozeon】さん 3点(2004-03-27 08:55:46) |
28.《ネタバレ》 音が映像が気持ち良かった。1作め観てないとついていけない部分が多々あるのに関わらず、まったくといっていいほど1作めを取り上げなかった映画の宣伝の仕方に罪があると思うよ。本作観た後で1作めみたら、ここ数年のアニメの急速な進化に愕然してくれればいいけど、単純に絵がひどいって思っちゃう人を輩出しちゃうだろうしね。よくアニメでリアルに表現する方向性に疑問を呈す人はいるけど、ものの動き、特に人間の動きをハンドトレイス(メカやらなにやらは最近はデジタルですけど)する、日本のアニメーションはどうやったって実写とは別物と思うんですよ。むしろそういうのは『ファイナルファンタジー』とかのモーションキャプチャーものの方が、実写でやればいいのにって思っちゃうんですけどね。本作はリアルなんだけどリアルになりきらないアニメーションの、いびつな魅力も残していて好きですね。素子はネットの中でバトーと再会するとばかり思い込んでいたので、リアルで出現したのは単純に嬉しかった。繰り返し見直せるいいアニメーションだと思います。 【拇指】さん 8点(2004-03-26 21:12:38) |
27.《ネタバレ》 押井監督の『人形』への特別の想いがあり、それを映像化したのがイノセンスであるならば、「人を模した人形」と同様、「実写を模したアニメ」の感が否めない。そこにアニメであるが結え越えられない、光や実態感はあそこまでの洪彩な映像を持ってしてでも、かえって限界を感じてしまうのは自分だけか?? もちろんアニメにはアニメ出しか成し得ない世界観があるので、自分も好意を持っているが、どうもこの作品はマトリックスの醜態と同じ道を辿ってしまっていると思う。 もう少し人の心の動きを判りやすく描いてくれると良かったです。 とは言え、草薙素子が戻ってきてくれた時は、素直に嬉しかった。 もしかしたらバトー以上に彼女を愛している自分なのかもしれないです。 だって前作が必要以上に良い作品だったもんで。。。 【Pizz】さん 6点(2004-03-25 01:58:20) |
26.『ゴースト・イン・ザ・シェル』未見のうちに観てしまって5点、観賞後に6点に上げました(ちなみに『ゴースト……』も6点です)。「まあそれなりに理解はできたかな」で5点、「ああ、そういうこと」でプラス1点と言い換えることもできるでしょう。しかし、アニメの技術もここまで来ると凄いですが、私は『ゴースト……』ぐらいの方が落ち着きますね。次回作も観たいと思いますが、次は草薙素子がどんな形で登場するのでしょうか? 【まつもとしんや】さん 6点(2004-03-24 02:30:32) |
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25.哲学的というか宗教的な匂いがし一見難しそうですが、ストーリー的には分かりやすい。テレビにするなら簡単に30分枠(実質23分くらい?)×2くらいで簡単にまとめられるでしょう。CMで釣られて来てしまったライト層の方や、ジブリの名で来てしまった方には分かり辛かったかな。ましてや前作(攻殻機動隊)を見ておかなきゃ楽しめないし、深く理解できないですね。バトーの恋物語終了といった感じ。 【ロカホリ】さん 7点(2004-03-23 19:31:24) |
24.《ネタバレ》 2回見ました。1回目は映像と音の迫力に押され話についていくことが精一杯でした。それゆえ引用の多いセリフが衒学的で上滑りしているように思いましたが、2回目にはストーリーが分かっていたためか、逆に引用によってセリフが奥深く感じられました。テーマも、初めはバトーの恋物語と受け取っていましたがそれよりも人間とその愛玩物(人形、犬、子供)の関係の方が色濃いことに気付きました。一回目で分からなかった私の理解力不足なのでしょうが。ハサウェイの子供への見方は疑問を感じますし、ヤクザ事務所でバンバン人を殺したわりに最後に少女を非難するバトーには文句はありますが、人間と人形達を等価と見る事には結構納得しました。最後の、立場の違う3人の対比が面白かったです。 【トマトマート】さん 9点(2004-03-21 14:46:22) |
23.本当は8.5点ぐらいですけど。 OPから魅せてくれます。このOPだけでも観に行く価値があると思います。アクションが前作より多かったので満足しました。音響と映像は間違いなく世界最高レベルだと思う。スカイウォーカーサウンドで録ったということもあり、薬莢ひとつひとつの音が鮮明に聞こえる。音だけなら間違いなく10点満点でしょう。 ストーリーが少し分かり難いので、前作をチェックしてない方は映像そのものを楽しむのが良いと思います。 ただ少し、古典からの引用が多すぎるのは白けちゃうよ。 観終わった後にもう一度観たいと素直に思える映画です。 【weber】さん 9点(2004-03-21 10:57:42) |
22.必要性のない意味深セリフの連発。理解できない人にはうるさい雑音。理解できる人には押井監督の必死のごまかし。 【海野やよい】さん 4点(2004-03-17 00:50:15) |
21.攻殻好きなので文句なく楽しかった。 初めてこれをみたらよくわからないかもしれない。 バトーいいね。大塚さんいいね。 【粉】さん 7点(2004-03-13 20:03:25) |
20.・・・ごめんなさい、途中つまんなくて寝てました。 映像とか雰囲気嫌いじゃないんだけど、最初のミョーに勿体つけた展開に思わず眠気が...。で、でもね、寝てた割にはストーリは分かったし、大勢に影響なかったのよっ!!えっとつまりそんだけ冗長だったっつーか、うざい部分が多かったとゆ~か。あとね~、声優さんが妙にボソボソしゃべんのもイケナイのよ、眠気を誘うのよっ!! ...寝てたやつに評価する権利ナシ(-д-)φ!!ってことで5点☆ 【ちっちゃいこ】さん 5点(2004-03-11 23:28:43) |
19.映画館で見ました。さほど難解ということもなく、むしろストーリーは、わかりやすかったと思います。引用の多さについては、理解できたら、ほんの少し、多めに楽しめるといった程度のことです。普通に見る分には、ほとんど影響はありません。本当は、絵本みたいに素晴らしい絵と一緒に台詞を字幕で見れたら良いんですけどね。1.5・2.5・0.5・2.5 【にしざわ】さん 7点(2004-03-11 21:11:46) |
18.《ネタバレ》 簡単に言うと、精巧な少女H人形を作るために、ナマの 少女を誘拐、その子のゴースト(いわゆる、知識、知能、人格)をダッチワイフに転写していく。 ナマの少女の方は最後には廃人となり、死んでいくという恐るべき犯罪に挑むバトーとトグサ。 まずこの設定にぶっ飛ぶ。欧米で公開されたらとんでもない 抗議運動が起こるんじゃないだろうか。よくぞ押井さん、 この危険なテーマをやってくれましたという感じ。 ただ欠点もある。1:2Dと3Dがケンカしてるように見える。 私はこういうのはアヴアロンのような実写で見たかった。 あるいはFFムービーのような完全3D。 なぜかというと、2Dのシーンでは肝心の少女人形の、リアルドール独特の生命感、存在感、不気味さ、妖美さ、色気がものすごく軽くなってしまった感もあるからだ。 2:アクションシーンが平板。全然ドキドキしない。 最後の少女人形軍団が、ザコキャラのように弱い(笑) もっとアクションにアイディアが欲しい。 例えば相手がコンピュータなら、最低限バトーや素子の行動パターンを読み、次々にそれに対応した攻撃をしかけてくるようなものじゃなくては。敵のコンピュータがデクノボウに感じてしまった。 ラストの戦闘シーンだけでも壮絶なものに作り直してほしいくらいだ。戦闘が終ってもバトーも素子も元気いっぱいなんだもん。もったいない。 3:いちいち難しい言葉を引用するのは、かえって軽薄に感じる。 *音響はすごかった。音楽が素晴らしい。サラウンドも緻密・繊細。 【うさぎ】さん 7点(2004-03-11 15:14:19) |
17.音楽の力がデカい。 不思議ともう一回見てもいいと思える映画。 【イツジ】さん 5点(2004-03-10 01:06:36) |
16.なんか引用の仕方が嫌らしいです。けどアクションシーンは文句無いです。ヤクザ皆殺しにしちゃったりとか。ああいうのは大好きです(ヤバイ?)。ところで、隣でおばあちゃんが見てましたが、明らかに客層とズレている。あのおばあちゃんコレ見てどんな感想を持ったのか聞いてみたかった(笑)。 【ゆうろう】さん 8点(2004-03-09 14:40:56) |