マルサの女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マルサの女

[マルサノオンナ]
1987年上映時間:127分
平均点:7.80 / 10(Review 116人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスコメディシリーズもの犯罪もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-27)【イニシャルK】さん
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監督伊丹十三
キャスト宮本信子(女優)板倉亮子
山崎努(男優)権藤英樹
津川雅彦(男優)花村
大地康雄(男優)伊集院
桜金造(男優)金子
マッハ文朱(女優)秋山
加藤善博(男優)山田
大滝秀治(男優)露口
伊東四朗(男優)パチンコ屋社長
小沢栄太郎(男優)税理士(クレジット「小澤栄太郎」)
ベンガル(男優)マンションの若夫婦
佐藤B作(男優)リネンサービス社長
上田耕一(男優)蜷川の腹心
橋爪功(男優)大谷銀行営業課長
高橋長英(男優)取引課長
柳谷寛(男優)食料品店の店主
杉山とく子(女優)食料品店の店主の妻
小坂一也(男優)中年の男
山下容莉枝(女優)花のような少女
横山道代(女優)ラブホテルの経理の女
絵沢萠子(女優)特殊関係人
汐路章(男優)不動産屋
小林勝彦(男優)機動部統括官
江角英明(男優)機動部統括官
志賀圭二郎(男優)査察官
田中明夫(男優)すばる銀行支店長
嵯峨善兵(男優)税務署長
高山千草(女優)屋根の上の女
松居一代(女優)鳥飼久美
しみず霧子(女優)剣持和江
辻村真人(男優)菊池
室田日出男(男優)石井重吉
芦田伸介(男優)蜷川喜八郎
小林桂樹(男優)査察部管理課長
岡田茉莉子(女優)杉野光子
加藤精三宝くじの男(ノンクレジット)
脚本伊丹十三
音楽本多俊之
立川直樹(音楽プロデューサー)
撮影前田米造
上野彰吾(撮影助手)
高瀬比呂志(撮影助手)
製作玉置泰
川崎隆(製作担当)
配給東宝
美術中村州志
編集鈴木晄
録音小野寺修
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
おかっぱ頭とそばかすがトレード・マークの板倉亮子(宮本信子)はベテラン税務署職員。亮子の手にかかれば姑息な所得隠しをするパチンコ店経営者(伊東四郎)などは真っ青になる。そんな亮子が目をつけたのはラブ・ホテル経営・・・所得隠しの手口を探ろうと亮子は経営者(山崎努)宅を訪ねるが、そこは相手もその道の達人・・・頭を抱える最中に国税庁査察部の検査官、通称マルサへの亮子の抜擢が決まる。税金調査に関する警察権を取得した亮子と査察部の猛者達はどのようにしてラブ・ホテルの所得隠しの謎に迫るのか ・・・。
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12
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23.《ネタバレ》 権藤英樹のピカレスクロマン。「心安らかなのが、一番いいな」からの一連のシーンにしびれる。
なたねさん [DVD(邦画)] 9点(2015-12-13 07:44:32)
22.《ネタバレ》 実はわたくし、若いころに“脱税容疑者の関係取引先”としてマルサの取り調べを受けたことが有りました。これはもう経験しなければ到底理解できない恐怖の体験でした。そして数年後、あの恐怖のマルサをヒーローに据えた映画が製作されそれが社会現象にまでなったのにはほんとびっくりでした。あの津川雅彦たちマルサの面々は役作りも深いし実にリアルでして、自分の体験のときも津川雅彦みたいなタイプの査察官がいたことをマジマジと思いだしたほどです。紹介される脱税の手口も良く調べられていて、ピカレスク・ムーヴィーとしても一級品だと思います。対する山崎勉ですが、実はあまりに魅力的なキャラなので悪役としての凄味が薄れてしまったのは皮肉です。あのラスト・シーンなんか、もう鳥肌が立つほど素晴らしかったです。そう、この映画にはピカレスクものなのに真の悪役と言えるキャラがいないんですよね。せこい売上除外に励む伊東四朗(ばれて一瞬で顔が朱に染まるシーン、これは凄い演技です)やおかず屋の老夫婦なんか庶民かそれに毛が生えた程度ですからね。 伊丹十三は“世の中の裏の仕組みをお見せします”映画というジャンルを開拓したのですが、やはり本作がそのジャンルの最高傑作でしょうね。本田俊之のシャープなサウンド・トラックも、80年代の邦画で随一の傑作だと思います。宮本信子の女マルサはもう伝説の当たり役と言えるのですが、後の伊丹映画に出演するとどの役でも板倉亮子に見えてしまうのは困ったもんです(笑)。
S&Sさん [映画館(邦画)] 9点(2014-05-03 14:03:36)
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21.《ネタバレ》  随分前から言われていることだが、新書のタイトルというのは、実にうまく作られているもので、そういうタイトルにつられて、時々興味のない分野の本を読むことがある。全く知らなかった世界の話や、気にも止めていない普通の出来事の意味を知る事となり、たいそう勉強になる。いや、勉強というより知的好奇心が満たされるという感じか。   この映画の(というか、この人の映画の)魅力というのはつまり、そういう部分にある。有職者の8割が被雇用者だという日本では、この分野に詳しい人はそうそういない。客数を少なく見せる手口、印を付けた札(これ、違法な気もするが)を使った不正の追求、当たりくじを売りに来る奴など、税の攻防にまつわる話がどれも面白い。漠然と「敵」だと思っていた税務署・国税関係者などと、脱税者を巡る闘いは、もちろんスパイ物のような派手さはないが、地に足の着いた頭脳戦でワクワクさせられる。  「戦」とはいっても当然、命の遣り取りをするわけでもないうえ、「査察が入って潰れた会社はない」そうなので、結構ゲーム的な感覚で安心して見ていられるのも良い。   それだからこそ、権堂と板倉の友情に似た、たぶん「好敵手」というのが一番似合うのだろう、その関係にグッとくる。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 9点(2013-08-21 00:43:13)
20.『たんぽぽ』を意識させるおっぱいを吸う冒頭のシーンからやられます。キャラクターがとにかくよくて、ラストまで一気に連れて行かれる。
nojiさん [DVD(邦画)] 9点(2010-07-27 16:17:16)
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19.宮本信子&山崎努ゴールデンペアです。宮本信子演じる板倉良子はシングルマザーでマルサの女。つまり、国税局査察官。一方、山崎努演じる権藤は脱税を繰り返す悪者。権藤を暴いてやる!と良子が挑む。マルサの捜査がスカッとしていて、宮本信子が良い味出してて、優良のエンタメムービー。かつ、伊丹十三らしさが漂う。宮本信子が笑いながら走るアップとか、公園で遊ぶ子どもたちの俯瞰とか、エロい始まり方とか。 伊丹十三ってセンスあるなぁ、ほんとに。だから、早くに亡くなってしまったこと本当に残念です。
kanekoさん [DVD(邦画)] 9点(2010-02-08 17:04:53)
18.これは面白かったです。上映当時、国税専門官への志願者が倍増したんではないでしょうか(知りませんが)?権藤の人間描写がいいですね。悪なんだけど憎めないって感じ。
陽炎さん [地上波(邦画)] 9点(2007-08-10 23:51:47)
17.《ネタバレ》 伊丹十三監督と聞いて真っ先に思い浮かぶ本作(ちなみに俳優としてすぐ思い浮かぶのは「家族ゲーム」。)もかなり久しぶりに見たが、やっぱりストーリーテリングがしっかりしていて面白いし、例のテーマ音楽を聴くだけでワクワクできる。一般的にこのあたりから伊丹監督の映画に社会派的要素が加わったと言われているみたいだけど、きちんと社会性と娯楽性を両立させているのが上手いし、権藤(山崎努)をはじめとした脱税者たちと板倉亮子(宮本信子)らマルサとの戦いがスリリングに描かれていて最後まで飽きさせることなく楽しめるのが良い。いかにもバブル真っただ中の映画なのだが、そのことも含めてこの時代ならではのリアリティーというものがよく出てて、まさしく時代に合った映画だったのだろうと感じるし、伊丹監督のその時代を読み解く力のすごさというものを改めて感じることができる。登場する脱税者は曲者揃いだが、やはり伊東四朗演じるパチンコ屋の社長と絵沢萌子演じる特殊関係人のエピソードはそれぞれのキャラクターのインパクトもあって今見ても印象に残る。権藤も完全に悪というふうにはなっていないのも良かった。(この役名の人物を山崎努に演じさせているあたりはおそらく「天国と地獄」のオマージュだろう。)そしてラストの夕焼けを背にした板倉と権藤のやり取りはいつ見ても痺れる。(2022年9月25日更新)
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 9点(2005-03-09 18:09:56)
16.《ネタバレ》 シュレッダーくらいするやろ、と思いながらも、なんせ当時は一庶民にとっても預金金利やボーナスが6じゃ7じゃという時代でしたので、’持ってる’人はこうやって隠すんか~とワクワクして見てました。デスクと電話だけが並んでる職場なんて誇らしいですよね。私は酒場?の赤ちゃんが出るシーンが好き。同じように誰もがこんな無邪気だったのに、正直者・ごまかす者・暴く者になっってしまうんかぁ・・と感傷的になります。居並ぶ俳優陣の中、余裕シャクシャクの表情が次第に険しくなっていく山崎努がやはりお見事だと思います。雑踏の中の黄色い電話と赤いワンピースの女も印象的、女ってやらしいけどタレこむその気持ちもわかるなぁ。この女優さん、志水季里子さん・希梨子さん・しみず霧子さんと改名されてるんですね。カタカナにされても素敵だと思います(ポッ)。
かーすけさん 9点(2004-10-05 00:11:20)
15.楽しく、分かりやすくがモットーと思えるほどスッキリ起承転結を実践した邦画の傑作。脱税者の様々な手口と、それを追う税務署・国税局の執念の対比が明確に提示されて、観る上で無駄に疲れずにすむ。そしてメインキャラ3人(宮本・津川・山崎)の個性的で魅力的なこと。山崎の、津川へ財産を残す方法を指南するシーンは圧巻だ。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 9点(2004-07-04 12:35:37)
14.伊丹十三監督作品の中でも一番好きな作品です! 「お葬式」「タンポポ」のようなマニアックな映画とは違い、本作は誰でも楽しめる娯楽映画テイスト..脚本、演出の出来がすごくイイですね~ 当時としてはとても斬新なストーリーでした..今でも十分堪能できるレベルの高い作品、映画ファンなら、必見! オススメ!!
コナンが一番さん [映画館(邦画)] 9点(2004-01-14 12:43:05)
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13.これだけ多くのクセのある役者を使いながら、その全てが見事にベストポジションに配置されているところがまずは凄い。 ワンシーンワンシーンどこを取っても映像に対する独特の強いこだわりを持って撮られていて、神経の行き届いた画面はとても個性的で、木漏れ日の描写などは情緒的でもあり、全体的に良く締まっていた。 マルサと山崎の心理的な駆け引きもスリルがあり見応えがあった。 金の為なら何でもする海千山千の輩も尻尾を捕まれまいと、なりふり構わず必死になる姿は芯を突いていてかなり滑稽だ。 人間の欲に対するえげつなさは大なり小なり誰しも一緒だろう。 その辺をマルサという誰も扱ったことの無い包丁で鋭く斜めに切って、エンターテイメントの皿に乗せて見せた伊丹監督の手腕が光っている。 エンドロールで映る都会の空は余韻を残すいい終わり方だった。 和製娯楽映画としては出色の出来だろう。 
Berettaさん 9点(2004-01-04 20:23:56)
12.《ネタバレ》 伊丹十三監督が自らの趣味の悪さをぐーっとおさえて、硬派なハードボイルド調に仕上げているところが成功につながったと思う。題材が興味を引くだけではなく、シナリオもシンプルでテンポよく、オープニングの観客をギョッとさせる掴み(そういえば、前作「タンポポ」では、ラストで赤ちゃんがオッパイを飲むシーンがあり、この映画ではおじいちゃんがオッパイを飲むシーンで始まる(笑))、ワクワクする本多俊之の音楽もあいまって、とてもスリリングな映画だった。色使いも原色ツートンにこだわっていてワンシーンワンシーンが印象的。人物の対比も見事で、宮本信子、津川雅彦、山崎努がソファーに座っている場面は、枯山水の庭石を見ているようだった。後半子供がグレてしまう描写にリアリティがなかったのがちょっと残念。
神谷玄次郎さん 9点(2003-12-16 19:10:00)
11. 題材が斬新ですよね。エンターテイメントに徹していて、テンポもいい。邦画って監督の思い入ればっかり先走ってだらだらしたものが多いんですけど、これはわきまえてるというか、さすがです。そして何よりも音楽が素晴らしい。
ロイ・ニアリーさん 9点(2003-12-12 16:07:58)
10.バブル期の日本の奇怪さを娯楽作品を通して描こうとした新しさは間違いなくあった作品。私はバブルと言うと、続編とともに、この作品を真っ先に思い出す。
ノーコメントさん 9点(2003-11-29 15:54:07)
9.伊丹監督一の大ヒット映画でしょうか、その後の「~女」シリーズの元となる映画。依然勤めてた会社がマルサ入った時は緊張したね。朝9:00きっかりに(お役人だから)「国税です。みなさんそのまま動かないでッ」ってな感じでした。それまで犯罪者を追う=刑事という認識を変え、様々な脱税テクニックには感心させられました。
亜流派 十五郎さん 9点(2003-09-15 00:31:41)
8.10数年前に何十回も見ましたが、いま改めてみると、時代の流れを感じますね~。スーパーマリオのシーンとか。いまの子供達って産まれたときからTVゲームあったわけだからね。「2」も好きだけど、映画作品のまとまりとして見るとこっちのほうが上かな。よくできた映画だと思いますよ。
floydpinkさん 9点(2003-07-04 22:22:05)
7.伊丹監督作品では一番好き。脱税のテクニック、宮本信子演ずるキャラ、脱税する山崎努との駆け引き、マルサの一斉捜査に向けての緊張感などなどどれをとっても良くできている。愛人のマンションに踏み込む大地康男がドアを閉めようとされて、靴を入れ「奥さん、これ工事用で鉄が落ちても大丈夫なの」(というような)セリフは笑った。音楽もよくこの映画にフィットしてて雰囲気がより一層盛り上がる。脱税、特別捜査税務官の仕事について、おもしろく分かりやすく見せてアピールした功績も大きいかも。
キリコさん 9点(2003-05-23 18:01:10)
6.キッチュなのに見ごたえ爽やか。人間がきちんと描けているからだろう。
としさん 9点(2003-01-22 01:31:57)
5.金持ちじゃなければ必ず楽しめる はずれの無い伊丹作品のなかでも抜群に面白いちゃ
2cvさん 9点(2002-12-31 03:13:43)
4.山崎務がイイ。エッチのシーンとラストがカッコイイなぁ・・・。エンドロールで真っ暗になると余韻もなく、現実世界に戻って来ちゃうけど、夕刻の風景をジッと映されてあのテーマ曲が流れてるといろんな事考えてしまう・・・。
シュールなサンタさん 9点(2002-11-05 01:08:07)
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【点数情報】

Review人数 116人
平均点数 7.80点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
410.86%
543.45%
676.03%
73429.31%
83832.76%
92319.83%
1097.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.42点 Review7人
2 ストーリー評価 8.30点 Review10人
3 鑑賞後の後味 8.30点 Review10人
4 音楽評価 8.54点 Review11人
5 感泣評価 5.80点 Review5人
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