2.これ、大好きなのよね~。めちゃオモロイ。
要するに、「『タクシードライバー』の主演をやるからと言って、わざわざ本当にタクシー運転手になってみる必要があるのか」、という映画なんですけどね、デ・ニーロさん。
刑事、犯人、俳優、三者三様にデタラメなのが本作の楽しさ。まず冒頭のアクションで、ジェームズ・ウッズ演じる刑事の破天荒ぶりが示され、ヘンタイ犯罪者との戦いが繰り広げられることになる・・・はずが、「役作り」と称してここにド迷惑な俳優が絡んできて、ただでもややこしい事態をさらにかき回す。破天荒刑事が、この3人の中じゃ、まだしもナンボかマトモな方。
で、この噛み合わない3人が、妙な形で噛み合ってこの刑事アクション映画を盛り上げる。劇中で何度か出てくる「タバコ」が、クライマックスの重要な舞台(!)と化す。
いつもいつも、我々を楽しませてくれたジョン・バダム。最近はご無沙汰ですが、テレビの世界に帰っちゃったんですかね。帰ってきて欲しいなあ。