18.日本にも屋根がついた橋があったな。見に行きたくなった。 【TERU】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2023-09-30 17:12:06) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 このメリル・ストリープを見ていると、「肉食」という言葉がどうしても浮かんでしまうのですが。 今回食われるのは、イーストウッド監督ご本人。ダンディな役を監督本人がやるというのも、何とも厚かましい話ですが、でも実際、色気があるんだから仕方がない。体のデカさ、この役に充分に活かされています。雨の中に佇む巨大ジジイ。 見る側のストリープと、見られる側のイーストウッド。その二人が徐々に近づいていく様が、妙にエロいんです。例えば、彼女が立つ台所にイーストウッドが近づくのを、カメラも一緒に近づいていくシーンの、あの「接近してます」感。 イーストウッドがダンディなら、メリル・ストリープも肉食感満載で感情の起伏を炸裂させて。本作、企画的にはいかにも、流行りの小説をいち早く映画化してみました、ってな感じがしちゃうのですが、主演二人と作品とがバッチリ共鳴しあって、そういう企画モノには到底収まらない見事な作品となっています。 雨の中に姿を見せたイーストウッドは、車に乗ったまま表情を見せることなく立ち去っていく。その代わり、彼から送られてきた本が柔らかい光に包まれているのが何とも印象的で。 よくぞ、イーストウッドが映画化してくれたと思います。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-06-21 18:59:10) |
16.《ネタバレ》 フランチェスカにとってロバートは、少女時代の夢を思い出させる刺激的な存在でした。ロバートに出会った初日は、自分の中に生まれた好奇心にワクワクし、二日目はその思いを楽しみ、三日目は流れに身を委ね、四日目は迫るタイムリミットにイラつきます。結局気持ちに折り合いがつかないまま時間は過ぎ去りますが、そんなことお構いなしに日常がまたフランチェスカを飲み込みます。しかしそれは逆に揺れるフランチェスカにとっては救いでした。そのまま4日間の出来事が遠い夢のようになるかと思いきや、突然やってくる雨の街の再開。心の準備が全くないまま突きつけられるラストチャンス。揺れるベンダント。握るドアノブ。うーん。たまりません。そこらの映画とは一線を隔す本物のドラマでした。 【54dayo】さん [DVD(字幕)] 9点(2019-10-07 22:13:40) (良:2票) |
15.《ネタバレ》 これは…なさそうでありそうな、大人のファンタジーでございますね。多くの女性にとって、アタシだったら、どうしようかと、それぞれのストーリーに妄想たくましくさせる、素晴らしい娯楽映画。善し悪しを裁くなんて野暮というもの。TV東京で放送の吹き替えでは、フランチェスカの声が違和感なさすぎて、メリルストリープが日本語喋ってるような錯覚が、逆に気になっちゃって!声の主は丘みつ子さん。鼻声で普通の人っぽい喋り方、どハマリでビックリです。ロバートの声も雰囲気を壊さず、押さえ気味で良かったです。 【まーご】さん [地上波(吹替)] 9点(2018-05-15 00:11:48) |
14.《ネタバレ》 もう見入ってしまいました。成就しないって所がいいですね。 【Yoshi】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-01-16 20:49:10) |
13.《ネタバレ》 恥ずかしながら、既婚女性に恋をした経験があるので、熟年の男女の物語とはいえ感情移入してしまいました。もしかしたら、誰にでもこういった事は起こりえる可能性はゼロではないはず。若いうちは幾らでもその時の感情にまかせた行動をとることは比較的容易であるが、年を重ねれば重ねるほど感情だけでは行動できなくなる。捨てなければいけないものもずっと増えているであろう。しかし、いくつになってもこのような出会いがゼロではないのだ・・・勿論不倫はよくない。誰もが頭ではわかっていることである。でも、フランチェスカがあの時、車を降りなかったことが、良かったのか悪かったのか今の私にはわからない・・。などなど、色々考えさせてくれた映画でした。あの乾いた空気感も好きです。 【アップルマーク】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-12-24 01:29:13) |
12.恋に年齢は関係ないんですね。自分はこういう話も好き。 【コジコジ3】さん 9点(2004-06-27 11:11:22) |
11.二人を完璧な人間にせず、いい部分も悪い部分もひっくるめて描いているのが素晴らしい。話の展開にも無理がなく自然。ラストも良いし、音楽も合っている。なかなか良い作品。 【トナカイ】さん 9点(2004-01-10 19:47:42) |
10.普通の恋愛映画は苦手ですが、この作品は最高に切ないです。結婚を理由に恋愛をあきらめた人にはさらに重く心に響くことと思います。 |
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8.号泣した映画。観たときは独身でしたが、付き合っている人が居ました。大好きな人だったのですが、自分には妄想癖があるようで、何故かたまに新たな出会い・浮気を考え、それを密かに求めている自分がいました。何だか自分の憧れている展開で・・・。そのためかメリル・ストリープに感情移入しすぎて、悲しくて辛くて切なくなりました。結婚した今、2度目を観るのが何となく怖くて見ていません。こんな自分がたまに嫌になります。(┳◇┳) 【きすけ】さん 9点(2003-10-19 01:15:47) (良:5票) |
7.何で、こんなにこの人が好きなんだろう? それが分かれば苦労しないよ。「不倫」は文化だ。正しくその通り。それは何故か?という話をすると長くなるのでやめます。とにかく、不倫だなんだっていったって、それが恋愛なんだし、恋愛そのものが元々は不倫なんだから、それを区別しようとするところに無理があるのです。恋愛っちゅうのは障害があればあるほど燃え上がるもの。<三島由紀夫の「春の雪」参照!> まぁ、あまりこんなこと書くと○田純一氏のようにバッシングを受けるかもしれないのでやめときます。でも、あとひとつだけ。シワシワの恋愛でもいいんじゃないのかな? 僕は勇気が湧きましたけどねー。 |
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5.すごくいい作品だと思う。ただしイースドウッドじゃなかったらね。 【ゲン】さん 9点(2002-02-02 13:19:53) |
4.原作を超える類まれな作品です。イーストウッドとストリープという役者の存在感ゆえでしょうか。しかし、イーストウッドのセンシティブな演技には恐れ入りました。マカロニウェスタンやダーティーハリーの骨太で男っぽい演技と対極をなす役柄ですが、ちっとも違和感が感じられないのは、さすがとしか言えません。それにしても、土砂降りのなかの別れのシーンは泣けました。この辺の演出も見事で、車内でのイーストウッドの手の演技と外の土砂降りが印象的です。それを受け止めるストリープの演技も胸に迫ってきます。大人が楽しむラブロマンスですね。 【ヨアキム】さん 9点(2001-08-14 12:37:29) |
3.夢の無い日常生活に追われる母の姿。一見、何の変哲も無い家庭生活を批判的に撮ったと言う見方もできるが、決してそう言った作品ではなく、「一生」、「生涯」とは何かを考えさせた作品に仕上げっている。「私の一生は家族に捧げたのだから、残り(この身)は彼に捧げて欲しい。」と自らの位牌を橋から撒くように遺言するシーンは、もっとも感動させられるシーンである。空前のヒットを放った原作を凌ぐ佳作だ。 【イマジン】さん 9点(2001-01-27 00:26:44) |
2.この映画、見終わってから何故か席を立つ事が出来ませんでした。そして周りの人もみんな・・・。 【DEL】さん 9点(2000-12-22 15:30:39) |
1.台所仕事をテキパキとこなす後姿に母親としてのイメージを。そして男と出逢ってからのがらっと女に変わる様。やがて終盤穏やかな表情の妻の顔に。M・ストリープは見事なまでに演じきる!病に伏した夫が看病する妻に「お前もほかにやりたい事があったろうに・・・」のセリフには、何かすべてを物語っているかのようで泣けました。 【ドラえもん】さん 9点(2000-10-15 14:27:41) |