《改行表示》51.《ネタバレ》 詐欺モノの面白さは、極めて頭が冴えている犯人の、痛快ともいえる手際にあると思う。 憎めない正確や幼少からの家庭環境もあり、この映画においてもタイムボカンシリーズ並に、悪役のほうを応援したくなる。 ともあれ、詐欺からの第二の人生への転換は見事。 映画ゆえの創作かもしれないが、罪を許す寛容さや、信頼の連鎖といった大切な事に思いを馳せる機会となったので高得点。 人生においても、鉄格子の中に入らずとも、全く信頼されない環境に置かれてしまえばそこは牢獄のような閉塞感であろう。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 9点(2019-05-27 20:42:14) |
《改行表示》50.すごい実話があったもんだ。詐欺の手口が斬新(と言っていいのか)で、こんなにうまくいくのかなあと呆気に取られつつも、へええ、という感心の方が大きく、感心は快感に変わり、つまりとても楽しかったのでした。 ディカプリオはティーンの役も違和感無くこなす驚異の芸達者ぶり。すっかりシリアスドラマの仕事が多くなったT・ハンクスはそういえば”BIG”の役者さんでした。コメディセンスは健在で、イライラとレオを追っかけるFBIのオジサンは情に厚くて嘘は言わない(終盤に一つだけ)ナイスなキャラクターで,トムにぴったりハマっておりました。 逃げる方と追う方の間に、いつの間にやら友情ぽい繋がりが生じる様も繊細に描かれるあたりは脚本、心憎いばかり。ドラマの筋に第一のヤマ、第二のヤマと盛り上がりも用意してアクセントを多数つけた展開は見飽きないですし、画もキレイ。 矯正ブリッジをつけたA・アダムスのおばかさんな笑顔や、なつかしのM・シーンを見つけたりとか、印象的な画もちょくちょく挟まります。観て楽しい、この一言。コメディの見本のような良作と思います。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-07-25 00:41:31) |
49.《ネタバレ》 痛快なエンターテイメントとして一流の作品だった。あれだけの大胆な詐欺を行ったのが20歳になるかならないかの若者だという事実は、肝の大きさを感じさせる。これが実話を元にしているというのだから驚き。弁護士資格を取得した方法も何らかのトリックを用いたのかと思わせておいて、実はほんの短期間の勉強で正当に取得してしまえるなんて、天才詐欺師は本当に天才だったと言うことか!好み45/50、演出13/15、脚本11/15、演技8/10、技術8/10、合計85/100→9/10点 |
《改行表示》48.《ネタバレ》 まさかこの展開でハッピーエンドになるとは思いもしなかったので、衝撃的だった。 犯罪者ではあるけど、同情の余地もあるような気がして、なんとも切ない物語だなぁって思ってたら、とんでもないアメリカンドリームをぶっ込んできましたね。 このシナリオを思い付いた脚本家は天才だわ。 ちょっとした騙しのテクニックから始まって、次から次に詐欺が成功していくのも楽しかったし、FBI側の捜査も深刻になり過ぎず面白味があった。 彼が人として成長してたのかどうかはよくわからないけど、詐欺師としての成長には感心するばかり。 そのバイタリティを犯罪じゃないことに発揮すればいいのにって思ってたら、ほんとにそうなったので、思わず感動しちゃいましたよ。 後味の悪い結末を覚悟していたけど、一転して希望に満ち溢れたラストに転換したのが痛快でした。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 9点(2016-01-08 15:51:54) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 壮大な鬼ごっこ映画「Catch me if you can(できるもんなら捕まえてみろ)」。 「007」が英国諜報員と犯罪組織の鬼ごっこ映画だった事を思うと、「インディ・ジョーンズ」シリーズも鬼が捕まえては逃げたりの繰り返しがあった。 今回は「インディ」みたいな「お約束」なんてない、実在したフランク・W・アバグネイル・Jrの事件を映像化したのだから。 「007」がシリアスとギャグの融合体だったように、この映画もレオナルド・ディカプリオがノリノリなコメディ映画だ。 オープニングのアニメーションから既に追いかけっこが始まり、クイズ番組のゲスト紹介みたいな映像が流れる。 航空副操縦士の“アバグネイル、”小児科医の“アバグネイル”、弁護士の“アバグネイル”・・・。様々な職に成りすまし、警察まで騙くらかして莫大な金を稼いでいく。父親譲りのアドリブやハッタリ・ジョークを駆使してどんな困難も掻い潜る。クリームがバターになるまで粘りに粘る。 総ては何もかも失った父のため、そして母のために・・・。最初は家族が元に戻りささやかな幸せを手に入れられればそれで良かったのだろう。 だが、知ってしまった金の味、女の味、愛情・・・家出少年の旅と犯行はどんどんエスカレートしていく。 「007」並のたらし&絶倫(ry サングラス付き眼鏡ってなんか良いよね。 親想いの手紙が仇になる瞬間、芽生えた愛情で女を置いていきたくないという葛藤・・・気が付けば、総てを失った自分がいた。 だが、ここで終わらないのがアバグネイルだ。 親を一目見ようとトイレから脱走してしまう凄さ。 騙す側から暴く側に変わっていく姿。 そこには良き友人を手に入れ精気が蘇った男はいても、総てを失い絶望に暮れる男の姿はもうなかった。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-09 23:47:42) (良:1票) |
《改行表示》46.興味なしと判断しロードショーは無視、レンタル開始時に前知識なしで鑑賞して大当たりだった映画です。題名も妙だったし、噂ではスピルバーグがたまたま暇だったから監督したんだとかなんとか、そんな風にいわれていた映画でした。 しかし鑑賞し始めて数分、冒頭のフランクの父(クリストファー・ウォーケン)の演技で一気に引き込まれます。彼の雰囲気を一番に持ってきたのは正解だと思います。反面、フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)は16歳には見えず、ちょっと辛いかなと思ったものの、パンナムのパイロットの制服を着てからは俄然面白くなります。 本作は70年代の話なのですが、スピルバーグ監督は70年代の雰囲気を今風かつオシャレに表現していて、画面のどの部分を切り取っても美しい。ハンサムガイのディカプリオ氏の七変化も見どころの一つで、パイロットはもちろん、医者のシーン、ジェームズボンドのシーン、裁判のシーンなど、どこを見渡しても見栄えが良く素晴らしいです。カール・ハンラティ捜査官(トム・ハンクス)との電話のやり取りではフランクの心のすき間まで垣間見え、終盤のブレンダの両親(マーティン・シーンら)との描写などのドラマパートもしっかり抜け目なく作り込まれています。味わい深いドラマ作品に仕上がっていて、さすがスピルバーグといった仕上がりです。 ラストのスチュワーデスの一件は少々鼻に付きますが、70年代の雰囲気をとても良く表していてアッパレなラストでした。某番組で「実話の再現ドラマ」としてTVでもやっていましたが、やはりスピルバーグ×ディカプリオ×ハンクスが作った映画版のほうが圧倒的に完成度が高く楽しめます。予想外にTOP10に入るほど大好きな映画になってしまいました! 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-10 16:28:47) |
45.《ネタバレ》 まさにうそのようなホントの話。こんなことがあったなんて信じられないね。そんなスゴイ話をスピルバーグ監督がとーってもうまく料理し、大変面白く見応えのある作品になってます。まぁいろいろすごかったけど、マイアミの空港でニセ役を頼まれた子がFBI捜査官のプレートを持ってた時はお見事!と思ってしまった。若いながら幅の広い演技力が大爆発のディカプリオはさすがだね、そして父親役のC・ウォーケン、母親役のN・バイ、FBI捜査官役トム・ハンクスなどなど的確なキャスティングがさらに作品を盛り上げてます。全体的に役者さん達の配置がとてもうまいなぁ、ここらへんはエンタメ作品に長けているスピルバーグ監督ならではですね。いやー面白かったなぁ、結構お勧めだとオモイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-01-27 12:29:15) |
《改行表示》【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-08 08:46:15) |
43.爽快! シナリオがすばらしいです。想像以上の出来の良さに、舌を巻きました。タイトルバックがまた秀逸です。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-27 22:58:31) |
42.いや~~まったく驚かされた映画でした。最初から最後まで、驚きの連続。主人公のIQの高さに感動すら覚えました。しかも、よく考えたな、脚本家は。と思ったら、見終わった後実話だと知って余計驚きました。飽きることを許さないストーリー(しかも実話)と、稀に見るテンポのよさが必見です。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-03-02 23:46:05) |
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41.非常に良いテンポで話が進み、見ていて飽きません。ディカプリオの堂々たる詐欺師っぷりが清清しいです。最初にトム・ハンクスと遭遇するシーンが特に傑作。人を平気で騙しつつも父母への愛情は偽らないのも人間味があって良いです。 (追記)フランクのモデルのなった人物の著作を読みました。詐欺の手口の数々を紹介した物です。こういう人や詐欺が本当に実在するんだなと感動した。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-05-07 02:56:27) |
40.本編入る前にオープニングを繰り返し見てしまった(笑)。いやぁ、なんだかんだいって1番の詐欺師はデカプリオ、あんたじゃ! うっかりハートを盗まれそうに(笑)上手いね。そしてこれのトム・ハンクスは、イイよ~、好きよ~♪ 【ジマイマ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-27 21:41:31) |
39.トム・ハンクス氏にデカプリオ氏と来た日にゃ悪い点数をつけられるはずがない上に、何ちゅうオモロイ映画だと感動しました。それにしてもこのお二方は凄すぎるです。 【ケムール人】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-12-04 03:14:32) (良:1票) |
38.楽しくてコミカルな作品ですが親子愛に泣けてしまいますよね。実話なだけにのめり込みました! |
37.トム・ハンクスとディカプリオの共演だったわりにはあまり話題になっていなかったので全然期待していなかったのですが、とても良かったです。ディカプリオ演じるフランクは本当に16歳にも見えるし28歳にも見えました。さすがはディカプリオ!トム・ハンクスも非常にはまり役でしたね。それとなによりもフランクの父親役のクリストファー・ウォーケンがいい味を出してました。ストーリーも非常にテンポよく、また実話でもあるということで9点に。-1点の理由はやはり犯罪者をヒーロー風に描いてある部分にです。多くの騙された人たちは納得いくはずがない。FBIってこんなこともあるんですね・・・。 |
《改行表示》36.《ネタバレ》 刑事と詐欺師という全く正反対の立場にある二人が展開する壮大な規模の追いかけっこがなんとも面白い! カール(=トム・ハンクス)に追い詰められるたびに次にフランクJr(=レオナルド・ディカプリオ)がどんなふうに逃げていくかが楽しみになる。特によかったのは南国のホテルでカールが部屋に踏み込んだときに、落ち着きはらってトイレから出てきてぬけぬけと自分も刑事だと偽称してフランクが逃げたシーンです。 この映画は完成度と言う意味ではかなり出来上がってると言えるでしょう。 いちいち一つひとつの演出がいいんですねきっと。 フランクが詐欺を始め出したときにパナム航空会社のシールを手に入れるためにその会社のおもちゃの飛行機を大量に風呂桶に入れてるところなんかおもわずちょっと笑いました。 個人的にスピルバーグムービーの多くは、完成度と言う点ではかなり高いものばかりだと感じます。この作品もそうですが、「なにか足りない」っていうのがあんまりないんです。他の映画とかだと「ああ、ここもっとこうして欲しい・・」ってのがあるんですけどね。 「ET」とか「A.I」みたいな超常的なものじゃなくてもスピルバーグは面白いですね☆これからにもまた期待。 【TANTO】さん 9点(2004-10-04 20:06:06) |
35.《ネタバレ》 そんなに面白くないのかな、と、高をくくっていたのですが、レオが、良かったです。レオ様、私は男なのですが、見とれてしまいます。ロミオとジュリエットのレオ良かったし、あの南の島の楽園のビーチだっけ、あのときのレオもよかったし、仮面の男のレオも良かったです。あとは、クリストファ・ウオーケンだっけ、いいですよ、彼、悪役でよく見かけました。映画のなか、目立ますし、渋いですよ。あと、病院でのナース役、彼と、飛行場であう予定だった、彼女、とてもキュートでした、素直にかわいいです。トムハンクスは、私は、それほど好きではないので、彼が、一番だったのは、ビッグとか、人魚姫に憧れる映画、あれは、良かったです。そうそう、映画のなかで、気になったのは、司法試験に、本当に2週間で、受かったのかと言うこと、あれは、ほんとうなのですか、だとしたら、詐欺師以前に彼は、頭脳が明晰なのだから、周りの人がだまされても、おかしくないかも、アメリカ映画の中の台詞でおびえたのですが、社会に色々な役割、仕事もあるのだろうが、人をだますというより、信じ込ませるのは、「それらしく話すこと、自信があってもなくても、あるように見せる技術」「ハッタリ?」人生これが、一番なのかも、笑えます。スタローンの映画でスペシャリストにでてくる悪役が警察の爆弾処理班の課長になりすます時に、仲間を信じさせるテクニックみせてくれていましたが、人をだますということは、そんなところじゃないでしょうか、えいがって、本当に素晴らしい、レオ様しびれます。映画の冒頭でお父さんも詐欺で失敗したのかと想っていました、実は事業で失敗した設定だったのですね、トホホです。 【yasuto】さん 9点(2004-09-18 02:59:18) |
34.ふつうに面白い。やっぱりトム・ハンクスはいい役者だ。 【ベルガー】さん 9点(2004-09-17 15:43:09) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 笑いあり、ちょっと涙ありって感じの、コミカル&シリアスでかなりおもしろい作品です。若き詐欺師と彼を追う刑事の話なんだけど、この詐欺師、そんな悪いやつでもないんです。これまた刑事もなかなか温かみのある人間なんだよなあ。追って追われてをしているうちにこの二人には絆が生まれてくるんです。その過程は見所です。この映画を見た後、見て損したなと思う人はいないと思いますよ。 |
32.実在の人物が実際に起こした事件や出来事を映画にするとき、社会的に見えやすい出来事を表面的になでるだけで話が進んでしまう恐れがかなりありますが、これはむしろ表面的な出来事をそこそこにして人間としてのフランクが細やかにしっかり描かれている。愛する父を同じように愛しているはずだ、と信じていた母が、実は自分しか愛せない人間だったと気づく過程が切ない。 【ラーション】さん 9点(2004-04-14 01:12:16) |