4.あまりに錯綜しすぎであり、あまりに幻想的すぎる編集演出をしてるので、見る人を選ぶ映画なのは間違い無いと思う。それを不快に思う人は多いだろうし、私の場合はむしろ心地良くみれたため良い映画だと感じた。表面的には太平洋戦争時の人種差別をテーマにしてるが、真の主題はより普遍的な事をテーマにしてると思う。それは愛であり、許しであり、イシュマエルの成長の物語である。彼が青少年期をトラウマを克服し、真の大人へと成長してく姿を見事なカタルシスとともに描きだしてると感じる。個人的には隠れた名作として評価したい。