ちはやふる 結びのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ちはやふる 結び

[チハヤフルムスビ]
2018年上映時間:127分
平均点:7.15 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-03-17)
公開終了日(2018-10-03)
ドラマシリーズもの青春もの学園もの漫画の映画化
新規登録(2017-12-31)【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2023-07-30)【イニシャルK】さん
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監督小泉徳宏
キャスト広瀬すず(女優)綾瀬千早
野村周平(男優)真島太一
新田真剣佑(男優)綿谷新
上白石萌音(女優)大江奏
矢本悠馬(男優)西田優征
森永悠希(男優)駒野勉
清水尋也(男優)須藤暁人
優希美青(女優)花野菫
松岡茉優(女優)若宮詩暢
佐野勇斗(男優)筑波秋博
賀来賢人(男優)周防久志
松田美由紀(女優)宮内妙子
國村隼(男優)原田秀雄
酒向芳(男優)
原作末次由紀「ちはやふる」(講談社)
脚本小泉徳宏
音楽横山克
作詞中田ヤスタカ「無限未来」(Universal Music)
作曲中田ヤスタカ「無限未来」(Universal Music)
主題歌Perfume「無限未来」(Universal Music)
製作市川南〔製作〕
日本テレビ(2018映画「ちはやふる」製作委員会)(製作幹事)
東宝(2018映画「ちはやふる」製作委員会)
講談社(2018映画「ちはやふる」製作委員会)
ROBOT(2018映画「ちはやふる」製作委員会)
読売テレビ(2018映画「ちはやふる」製作委員会)
電通(2018映画「ちはやふる」製作委員会)
企画日本テレビ
制作ROBOT(制作プロダクション)
配給東宝
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4.結論から言うと、この映画は、青春映画としても、スポ根映画としても、漫画の実写化作品としても、確固たる「傑作」として、文字通りに“結んでいる”。
既定路線的に若手俳優たちをキャスティングした人気漫画の映画化企画が乱立し、お世辞にも良作とは言い難い作品が並ぶ中において、今作(三部作)が築き上げたクオリティーとエモーションは、ちょっと奇跡的と言っていい。

この映画が成功した要因はいくつもあるが、先ず挙げられるのは「競技かるた」という競技に対する真摯な姿勢だろう。
ニュースの一トピックスとして名人・クイーン戦の模様を伝え聞いたことはあるけれど、いまひとつ一般的な馴染みの無いこの競技に対して、決して表面的な要素をなぞるのではなく、その本質に存在する文化的な歴史や価値、スポーツとしてのシビアさや奥深さまで、しっかりと表現することに挑んでいる。
無論それは、原作漫画自体がきっちりと踏んでいるアプローチなのだろうが、見た目の迫力や俳優たちの美麗さに依存するのではなく、「競技かるた」と「百人一首」が持つディープな世界観に踏み込んで見せたことが、この映画の質を上げたポイントだと思う。

そして、そういった映画的なアプローチに呼応した若い俳優たちがみな素晴らしかった。
広瀬すずのヒロインとしての存在感は三作目にしてもはや言わずもがなだろう。
主人公「綾瀬千早」の「天性」こそが、この物語の肝であり、それを映画の中のキャラクターに感じることができなければ立ち行かなかったことは明白だ。
広瀬すずは、文字通り頭のてっぺんから指の先、更にはその先の弾いたかるた札に至るまで、一挙手一投足の総てでその「天性」を演じきり、体現(=アクション)して見せている。
正直なところ、その主演女優の“アクション”を見ているだけで、この青春映画は成立しているとさえ思える。
その主演女優の存在感に負けず劣らず、周囲のキャラクターを演じた俳優たちもみな魅力的だったと思う。


この「結び」は、「上の句」「下の句」で描き出された「競技かるた」と「百人一首」の何たるかを根底に敷き詰め、更に人生を通じてこの「勝負」に傾倒する登場人物たちの人生観や、彼らの鋭敏な肌感覚まで引き出し、映し出していく。
そうして主人公たちの“視線”を通じて、物語を「未来」へと導いていく。
それはまさに「百人一首」という文化そのものが、千年に渡って連綿と継いできた真髄に他ならず、この作品に相応しい帰着だった。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2020-01-11 01:16:50)(良:1票)
3.《ネタバレ》 この短い時間で上手くまとめあげていたように思う。
原作とは違う新入生の入部も、短くするための工夫だと思った。
後半に向けて盛り上がっていき、最高の結びになったと思う。
青春っていいなぁ~。何かに打ち込めるってのはいい。
若い面々の演技もとても良かった。
あきちゃさん [DVD(邦画)] 9点(2019-10-07 14:17:12)
2.《ネタバレ》 傑作。すばらしい。前作(上の句/下の句)の出来がよかっただけに、期待は裏切られないだろうという予想と、そうはいっても何度もうまくいくとも限らないという不安があったのだが、総じて期待を上回るものだった。【ネタバレ注意】まず、前作の引きを受け継いでいる“かのような”出だしにやられた。“上の句”の序盤で少しだけ感じたキャスティングの違和感はまったくない。広瀬すずは千早だし、野村周平は太一だし、新田真剣佑は新だ。原作は途中までしか知らないが、膨大な原作からエッセンスとなる部分を抜き出し、ときには改変して全体を構成し直しているだろうストーリーは、全編にわたって引き込まれるものだ。短い時間で、それぞれの人物の背景が描写されるのも見事だと思う。ただ、クライマックスのパターンがまたそれか、という感じなのは否めない。一番盛り上がる設定なのだろうし、そうそう代わりになるパターンがないということだとは思うけど、前作にも出てきたのでもう少しヒネリというか、別のシナリオがなかったものかと思う。あと、毎回最後の Perfume だけが浮いていると思う(Perfume が嫌いなわけではない)。しかし、アニメも良作だったし、実写映画もこれほど良作なマンガ原作は稀有だと思うので、そういう意味では幸運な作品なのだろうと思う。
mohnoさん [映画館(邦画)] 9点(2018-05-02 18:03:31)
1.《ネタバレ》 いや~、満足です。流石同じ監督が撮り続けているだけあって、ツボをちゃんと押さえた演出で、このシリーズのファンであるならば納得の出来と。登場人物が増えたことに多少の不安はありましたが、皆それぞれ見せ場、役割が有り無駄なキャラクターは一切なし。ただ、1つ「太一」にスポットが寄りがちになったお蔭で割を食った感があるのが、「新」だったかな~と。シリーズの主要人物だけにちょっと残念。
昔の青春映画だと主人公はず~っと出ずっぱり、その人が出てれば良しみたいなとこが有りましたけど今シリーズはエースに頼らない見事な青春群像劇。よかった~。

でも広瀬すずってすごいね、太一に詰め寄るシーンや太一再登場での嬉しいはずだけど戸惑いと、何処か怒っている様な感情、見事に表現されていました。
ハチロクさん [映画館(邦画)] 9点(2018-03-22 14:55:04)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 7.15点
000.00%
100.00%
213.03%
300.00%
413.03%
539.09%
639.09%
7927.27%
81133.33%
9412.12%
1013.03%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 3.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.66点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review3人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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