3.《ネタバレ》 とても悲しい、しかし全てを超えた友情の物語。
大都会マンハッタンの片隅、ホームレスの視点を見事に描き、
彼等の置かれている状況をリアルに伝える。
世の中から取り残され、それでも仕事を見つけ、
誇りと希望を抱き生きた人物のドラマ。
様々な悪、腐敗もよく伝わります。
映画に出て来る警察なんてほぼ糞です。
そのどうにも上手くいかない感じが、、、まったく間逆に働きます。
上手くいっていない要領の悪さと、回転の鈍さとか、
アホなのに権力だけかぶった様とか、
規則に縛られた盲目的なまでに動きの悪さ、、、
そういった腐敗もいいところのダメ体制、、、
あ、映画の話です。
でも都会に生まれた聖者の物語は
そのダメ体制の犠牲になった。
そして友情は、その体制のあり方で
引き離された
のだと思います。
しかし本当の友情は永遠である、と。
肉体の死はそれを隔てない。
心は死なない。
物語はこの先も続く、いかなる悪も状況でしかない。
絆は絶対にどんな力をもってしても踏みにじられない。
それを胸に抱いて生きて行くって事は!
一人の「物語」は誰によってもかき消すことは出来ない。
ジェリーは「“物語”は“生きる”ってことだ」といった。
(後日、読み返したら上の文章はクサ過ぎと判明しましたがそのまま掲載)