4.《ネタバレ》 昨日は駐車場待ちの間に開始時刻になり断念、本日やっと見て来ました。
期待が大き過ぎると、評価は下がる一方ですが、期待通りです。 大満足です。
敵との肉弾戦に、衰えが見られるのは、役のイーサン自身が加齢の設定なんでしょう。殆ど敗北してます。
でも、それらをギリギリで乗り越えるのは、味方の面々のチカラ。スーパーマンの孤独な戦いではない。
アクションの見せ方は、相変わらず素晴らしい。CG映画に飽きて辟易の皆様にはオススメの映像ばかり。
そうなんです、キレイな偽物映像が見たいのではないんです。その場に居るような臨場感が問題。
そしてスピード感。カーチェイスのスピードだけでなく、ストーリーと演出のスピード感が素晴らしい。
適の陰謀に追いつくには、寝るのも休むのも、ロマンスも無い。全員の我武者羅の疾走。
トムクルーズだけでなくチーム全員が命がけで死闘を繰り広げる。このたたみかけが他の映画と一線を画す。
そりゃあご都合のいい展開ばかりです。どう考えても悪玉の方が上手で強力で、とても阻止できる話しでは
なかった。そこを不可能作戦実行部隊が、奇跡の反撃を繰り広げる快感こそがこのシリーズの醍醐味。
ジュリアの登場もファンには嬉しい限り。そして元妻と現恋人の対面。盛り沢山な脚本ですがアッサリしてる。
とにかく、どのシーンもコンパクトに編集されていて、ある意味駆け足のストーリーなのに、2時間半の大作。
続編が作られる度に、駄作へ転落していく作品が多いのに、トムのイーサンハントは色褪せる事はない。
ただ心配なのは、臨場感の為に、自分でスタントやり過ぎて、どんどん危険になって来てるところ。
そういう意味もあり、手に汗握る鳥肌立ちっぱなしの147分でした。
エンドロールで観客の半分近くがトイレに走っていったのには苦笑してしまいました。
予告編にあった、ヘリがトラックとぶつかりそうになるシーンがカットされたのでしょうか? 見落とした?
あと、パーティ会場の天井からロープでぶら下がるシーン・・ もう一度見るしかないのか・・?
ホントなら10点満点ですが、IMF長官が死んだのに、最後に何も無かったのが残念なのと、
極悪人のレーンの断末魔が見られない事で、僅かに不満。 惜しいけど-1点とします。