1.《ネタバレ》 久々にいい邦画を観ました。主役の2人を含め役者もかなり頑張ってます。
レディージョーカーで既に作品化された題材を犯行予告テープの子供の声からの視点で
作成された本作は新鮮でした。
なぜ逮捕されなかったのか、三億円事件にも言えるんですが警察関係が犯人側
としている場合難しいのではと思いました。それと、世田谷一家、八王子スーパー
事件にも言えるんですが犯人が国外にいる場合も未解決になるのですね。
35年前の事件が若手記者の手によっていとも簡単に解決出来るのはお約束事なんですが、
犯罪に声を使われた子供が成長して同時期に謎を突き止めるという設定は
少し都合良すぎとも思いました。
そもそも当時キツネ目の男を確保すれば簡単に解決した事件です。
プロファイリングやDNA鑑定、防犯ビデオがあちこちに張り巡らされた現在では
到底起こりえない事件です。
私も当時、自分が警察なら簡単に捕まえれると思いました。大阪の住民の皆さんも
間抜けな大阪府警を面白がっているように思いました。これだけのことをやる
グループって警察OBと暴力団、左翼活動家が絡んでいるの分かり切っているのに
と思いましたが本作で見事に映像化していただきました。
もう犯人もほとんどが亡くなっているとは思いますが、子供は生きているような気がします。
今どうしているのでしょうか?と考えさせられました。