11.《ネタバレ》 20世紀の「俺たちに明日はない」として語り継がれるにふさわしい作品。アメリカン・ニューシネマの心意気を今なお持ち続ける最後の1人がイギリス出身のリドリー・スコットだというのは実に不思議なところだが、「青春をモチーフとしたアンハッピー・エンドのロードムービー」をニューシネマの定義付けと見るならば彼ほどその流れの中心に居続ける作家は珍しいであろう。「エイリアン」など一見してそれとわかりにくい作品も多い中、これはベタベタに真正面からニューシネマの再現を目指した異質な作品。加えて女に本当の友情はあるか、という人類永遠の命題にも取り組み、いくらかファンタジックすぎるきらいはあれど女性にとってはある種のカタルシスを感じられる仕上がりとなっている。男に依存して生きることしかして来なかったテルマが、逃避行の中で女を取り戻し、やがては予想外の方向に羽ばたいて行く様子など、絶望的な負のベクトルに突き進みながらもネガティブな「解放」を描いて小気味良い。ハーヴェイ・カイテルの報われない善良さ、心に傷を負いながらもひたむきに生きていたはずのルイーズの失墜ぶり、実にドラマティックに、不条理そのものを正攻法で描いた作品として、長く心に残る映画である。おそらく映画史上どこを見回しても、オンナがカッコよく死んで行く映画はなかった。だから私はこの映画を、永遠に支持する。 【anemone】さん 10点(2003-11-29 14:14:03) (良:1票) |
10.演技が素晴らしい。映像と音楽がとてもマッチしている。初めて映画で泣きました。 【RS】さん 10点(2002-12-10 12:21:25) (良:1票) |
9.メチャメチャ好き!私も意味無く友達と逃亡でもしてみるか、みたいな気になった(笑)すんごい、爽快。一回しかみてないのに細部まで覚えてるし。ラストも最高にイイ終わり方。 【AJ】さん 10点(2002-09-29 03:49:12) (良:1票) |
8.素晴らしい風景の中、女二人で逃避行しながら、友情を深めていく。ラストは悲しいけど、ものすごくすがすがしく感じました。 【にくまん】さん 10点(2001-06-15 14:09:16) (良:1票) |
7.前半はぼちぼちという感じでして・・・。後半におもしろさが大爆発ですね。大好きな映画です。 【やぶ】さん 10点(2004-05-22 13:54:34) |
|
6.最後のシーンで涙が出ました。 こんな映画があったんだ、早く観ておけばよかったと思った。 追われれば追われるほど、抑圧から開放されていく姿、あまりにもヌケてて笑えるところもあったけど、とても魅力を感じた。ロケーションも最高、アメリカの乾いた広い風景って本当に憧れる。 【イチヨウ】さん 10点(2004-01-11 04:27:00) |
5.私の中ではベスト1です。男性が主人公のこの手の映画はたくさんありますが、女性が主人公しかもフツーのおばちゃん2人。テルマのだめさ加減に完全に感情移入。最後に手を握り合うシーンは涙無くしては観ることはできませんでした。文句なく最高です。 【ルイーズ素敵】さん 10点(2003-06-09 21:54:42) |
4.鼻の奥がツーんとくる悲しさと爽快さが残るラストシーンが好きで何度となく見ている1本。10点献上。「本当の自分」「親友」「自由(解放)」、すべて今の自分には実感できないし、これからもそんなことを実感できる出来事は起こりそうにないので(多分)、うらやましいなとは思うけど真似はできません。もし嫌なことがあったらまたこの映画を観て、代わりに2人にタンクローリー吹っ飛ばしてもらって、わたしはちゃっかり気分転換しようと思います。 【さむさら】さん 10点(2003-06-06 22:54:20) |
3.もう3回くらい見たのに、先日TVでやっててまた見た。こんなにスカッとするのは何故なんだろう?私も抑圧されているのかしら・・・ 【NANNA】さん 10点(2003-06-06 16:06:39) |
2.自殺(心中とでも言うべきか?)を誉められはしないけど、ああいうふうにやってみたいと思うときがある。女性の心を映像化してくれてうれしい。 【ジェリービーン】さん 10点(2003-03-21 00:14:52) |
1.大好きな映画。スーザン・サランドン&ジーナ・ディビス最高!!女のこんな友情って素敵だとおもう。風景もいいし、ブラピもかっこよかった。 【MITSU】さん 10点(2001-10-20 19:18:01) |