1.《ネタバレ》 あろうことか、今現在今年一番の、、いや歴代映画ベスト3に入るほど自分の琴線に触れまくりっていうか切れちゃうくらい、号泣しました(笑)。
かっこ悪くて、だっさくて、しょーもない中年男。でも、たった一つだけ掛け替えのない栄光の過去を持っている。あの「グラントリノ」の親父には息子達には疎まれていながらも、我々観衆たちが共感を得られる所がいくつもあったわけですが、今作のミッキーロークにはまったくない!・・・はずが、自分にとってすべてが共感できてしまう。そんな思いをした人はあんまりいないと思いますが、自分の人生の中でのかっこ悪かったことや自業自得で失敗したことなんかを増幅させて見せられているような。
無骨で、まるでドキュメントなカメラワークや、ざっくりとした編集も完璧。もちろんキャスティングも。
ラストでガンズの入場テーマがかかった時の胸が締め付けられる感覚は一生忘れないと思います。
たくさん失敗や後悔もあったけど、たった一つでも誇れるものがあって奴は奴なりにいい人生全うしたと思います。自分もそうでありたい。