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わが母の記

[ワガハハノキ]
Chronicle of My Mother
2011年上映時間:118分
平均点:6.82 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-04-28)
ドラマ実話もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督原田眞人
キャスト役所広司(男優)伊上洪作
樹木希林(女優)八重
宮崎あおい(女優)琴子
南果歩(女優)桑子
キムラ緑子(女優)志賀子
ミムラ(女優)郁子
三國連太郎(男優)隼人
赤間麻里子(女優)美津
小宮孝泰(男優)明夫
菊池亜希子(女優)紀子
真野恵里菜(女優)貞代
三浦貴大(男優)瀬川
内田也哉子(女優)若い頃の八重(ノンクレジット)
原田遊人(男優)親戚
大久保佳代子(女優)女給
しゅはまはるみ(女優)親戚
橋本じゅん(男優)クールなダンプ男
芹澤興人(男優)本を運搬する男
佐々木誠二(男優)
井上肇(男優)
原作井上靖「わが母の記 花の下・月の光・雪の面」(講談社刊)
脚本原田眞人
音楽富貴晴美
作詞松田聖子「涙のしずく」
西條八十「かなりや」
作曲松田聖子「涙のしずく」
服部良一「東京ブギウギ」
山田耕筰「日本大学校歌」
ヨハン・ゼバスティアン・バッハヴァイオリン協奏曲第1番:第2楽章
民謡(メキシコ民謡)
ヨハン・パッヘルベルパッヘルベルのカノン
主題歌松田聖子イメージソング「涙のしずく」
挿入曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
撮影芦澤明子
製作松竹(「わが母の記」製作委員会)
キングレコード(「わが母の記」製作委員会)
電通(「わが母の記」製作委員会)
朝日新聞社(「わが母の記」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「わが母の記」製作委員会)
深澤宏(「わが母の記」製作委員会)
プロデューサー坂上也寸志(COプロデューサー)
配給松竹
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
美術赤松陽構造(タイトルデザイン)
衣装宮本まさ江
編集原田遊人
録音松本昇和
柴崎憲治(音響効果)
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2.《ネタバレ》 感動した。主人公の役所広司、その母親の樹木希林、素晴らしいキャストだった。

父親の死を境に徐々に痴呆の症状が顕在化していく母親の姿。その演技は、あまりにも自然で、人間味あふれていて、多くの人が自らの歴史の中の自分の祖母、或いは母親の姿を思い出したのではないだろうか。『歩いても 歩いても』でもそうだったけど、自然体で人間の凄味のようなものを醸し出せる樹木希林の姿は本当にすごい。それは悪意とか善意とかに区別できない、単純ではない、人間の得体の知れなさの断片であり、言葉の網の目から零れ落ちて、言い澱んだり、躊躇ったり、言い間違えたりしつつ出てくる感情でもある。人間の自然って本来そういうものなのだな。

主人公が子供の頃に書いた詩を思い出すシーン。何故、自分が湯河原に残されたのか。母親が夜中に誰を探していたのか。彼は全てを理解し、母親を赦す。そして涙を流す。しかし、主人公が母親に捨てられたという意識こそが彼の文学的源泉だったということも確かなのだ。夏目漱石も「母親に捨てられた子供」だった。愛情に対するある種の不幸な思い、その傷は、文学性を養う。

沼津の海のシーンもよかった。お互いがお互いを理解し赦しあうこと。何と感動的なことだろうか。母親を背負う主人公。その名前を呟く母親。とても幸福なシーンに涙が溢れた。
onomichiさん [映画館(邦画)] 10点(2012-05-20 11:08:46)(良:1票)
1.井上靖さんのファンなので拝見しました、とても良かったです。未見の方はぜひ!
teruhisaさん [映画館(邦画)] 10点(2012-04-28 13:28:30)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.82点
000.00%
100.00%
226.06%
300.00%
413.03%
513.03%
61030.30%
7618.18%
8927.27%
926.06%
1026.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 8.50点 Review2人
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