8.これは究極とも言える異形に贈る哀歌だ。
異形なる痛みは…クリスマスの雪すら癒せないのか……?
忌み嫌われたペンギンの「捨てられし者」の悲痛な悲しみ…
キャットウーマンの「狂気を孕んだ」激情なる叶わない愛…
そしてバットマンの「闇を抱えし者が故の」圧倒的孤独と切なさ…
陽の当たるところで生きられない者の全てが此処にある。
愛されたかったキャットウーマンは憎しみと愛の狭間で苦悩する…。
ペンギンの下品さは思わず眼を覆いたくなる…が、思い起こしてみる。
彼は無頼のままで逞しく生きてきた…「ただ生きる」だけでも闘いだったのだ。
恐らくは…我々なら自ら命を絶ってしまうであろう状況でも「生きる」という事にかけては誰よりも野太く。
でもでも、本当にモノ悲しいラストに降る雪の寒さが胸を打つ。
映画史上に指折りの美しいラストだ。(俺様ちゃん的にだから御意見却下★)
…そんなフリークスたちの中、誰よりも狂っておるのはバットマンであるブルースウェインだろう。
…自分お部屋を暗くして佇み…バットシグナルが映し出されたときのあの表情…
「おお、来た来た来ましたよー!!正義の味方の俺様サイコーにカッコいいでしょー!!」と心でカタルシスを感じてる事この上無いの表情…イカれてるッッ!!
あのオープニングは何回観ても鳥肌モノだったりする。
俺様ちゃんにもそういう構成要素があるのかなーと凹ンだが、イイのさ♪そんな俺様ちゃん自身が大好きさー♪