イングリッシュ・ペイシェントのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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イングリッシュ・ペイシェント

[イングリッシュペイシェント]
The English Patient
1996年上映時間:162分
平均点:6.40 / 10(Review 190人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-04-26)
ドラマラブストーリー戦争もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-02-20)【TOSHI】さん
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監督アンソニー・ミンゲラ
キャストレイフ・ファインズ(男優)アルマシー
ジュリエット・ビノシュ(女優)ハナ
ウィレム・デフォー(男優)カラヴァッジョ
クリスティン・スコット・トーマス(女優)キャサリン・クリフトン
ナヴィーン・アンドリュース(男優)キップ
コリン・ファース(男優)ジェフリー・クリフトン
ジュリアン・ワダム(男優)マドックス
ユルゲン・プロフノウ(男優)ミューラー少佐
ニーノ・カステルヌォーヴォ(男優)ダゴスティーノ
津嘉山正種アルマシー(日本語吹き替え版【ソフト】)
山像かおりハナ(日本語吹き替え版【ソフト】)
野沢那智カラヴァッジョ(日本語吹き替え版【ソフト】)
戸田恵子キャサリン・クリフトン(日本語吹き替え版【ソフト】)
江原正士キップ(日本語吹き替え版【ソフト】)
大塚芳忠ジェフリー・クリフトン(日本語吹き替え版【ソフト】)
土師孝也マドックス(日本語吹き替え版【ソフト】)
小川真司〔声優・男優〕ミューラー少佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
仲野裕ハーディ(日本語吹き替え版【ソフト】)
西村知道(日本語吹き替え版【ソフト】)
伊藤和晃(日本語吹き替え版【ソフト】)
石井敏郎(日本語吹き替え版【ソフト】)
藤巻恵理子(日本語吹き替え版【ソフト】)
伊藤栄次(日本語吹き替え版【ソフト】)
坂口賢一(日本語吹き替え版【ソフト】)
檀臣幸(日本語吹き替え版【ソフト】)
川島得愛アルマシー(日本語吹き替え版【オンデマンド】)
魏涼子ハナ(日本語吹き替え版【オンデマンド】)
桐本拓哉カラヴァッジョ(日本語吹き替え版【オンデマンド】)
甲斐田裕子キャサリン・クリフトン(日本語吹き替え版【オンデマンド】)
坂詰貴之キップ(日本語吹き替え版【オンデマンド】)
檜山修之ジェフリー・クリフトン(日本語吹き替え版【オンデマンド】)
脚本アンソニー・ミンゲラ
音楽ガブリエル・ヤレド
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハゴルトベルク変奏曲
挿入曲ベニー・グッドマン"Wang Wang Blues"
エラ・フィッツジェラルド"Cheek to Cheek"
撮影ジョン・シール
レミ・アデファラシン(第二班撮影監督)
製作ミラマックス(presents)
ソウル・ゼインツ
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
配給松竹富士
特撮ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ(特殊効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(特殊効果)(ノンクレジット)
美術スチュアート・クレイグ[美術](プロダクション・デザイン)
ステファニー・マクミラン〔美術〕(セット装飾)
ジョン・ブッシュ[美術](セット装飾補)
衣装アン・ロス〔衣装〕
ゲイリー・ジョーンズ[衣装]
編集ウォルター・マーチ
録音ウォルター・マーチ
クリストファー・ニューマン〔録音〕
アイヴァン・シャーロック
デヴィッド・パーカー[録音]
字幕翻訳戸田奈津子
その他ポール・ウェブスター〔製作〕(ミラマックスのプロダクション代表)(ノンクレジット)
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20.何度も観たい映画のひとつです。冒頭の波のように幾重もつながる砂の海。ゆっくりとゆっくりと傷付いた翼は音のない静かな砂漠へと堕ちていく。このシーンだけでも良いくらいです。それくらい美しい。戦争の中でたくさんの命が失われ、死者は数字で表わされる時代。ひとりの男の人生は、あまりにも哀しい。国の為に戦うものと国を売ったもの、彼は後者である。どちらも愛する人の為に必死で生きようとしたに違いない。賞をとるとらないに関わらず、良い映画だと思う。3回程観たが、また何年かしたら観ようと思う。万人に受け入れられる映画ではないかも知れないが、たくさんの人に観て欲しい。涙が止まらなかった。
wishさん [DVD(字幕)] 10点(2006-03-12 17:37:46)(良:1票)
19.やはり映像と音楽の素晴らしさ、そして自然の美しさ。戦時中のごく個人的な恋の悲劇的結末を芸術作品に昇華させたのはこれらがあってこそ。そして作品中に出会ういくつもの国の国民をめぐり会わせたのは戦争であるという皮肉。ゆえに観客は人間の運命に思いをはせることができるのかもしれない。命は限りあるものだから、愛する人と生きたいものだ。満点!
momonokiさん 10点(2004-03-10 16:51:42)
18.この映画に対する皆さんの評価が、てんでバラバラというのがおもしろいですね。点数が4点から10点まで、ほぼ万遍なく散らばっています。単なるメロドラマとけなす人もいれば、格調高い芸術作品と褒める人もいる。私は、と言えば、この作品大好きです。確かに時間が長いんですが、観終った後、フルコースの高級料理を食べた後みたいに、満足感を味わいます。だって、それだけの時間があるからこそ、「現在」と、「過去」のふたつの物語をじっくり堪能できるんですよ。そして、最後にそのふたつの話が、ひとつに収斂していくあたりの高揚感が、本当に素晴らしいと思います。何度も観ていますから、冒頭、複葉機が砂漠の上を飛ぶ場面から、もう目がウルウルしてしまいます。もちろん、例の洞窟から出てくる場面では、怒濤の涙!あ、私これでも中年の男性です。
とらおとめさん 10点(2004-02-14 18:50:17)(良:1票)
17.恋愛映画を1本だけ挙げろと言われたら、「黒い瞳」にするか「ベティブルー」にするか、それとも「東京夜曲」にするか、一晩悩んだ末に僕は「イングリッシュペイシェント」を挙げているだろう。恋愛映画にとって、登場人物を取り巻く状況は重要なファクターとなるが、それは恋愛に対する障害の大きさがその激しさに比例すると考えられているからであろう。しかし、恋愛映画にとって一番重要なのは状況そのものよりも、恋愛の本質理解である。恋愛とは自己意識と世界の関係性そのものである。そのため、意識としての恋愛は常に利己的かつ自虐的ものとならざるを得ない。それは自己の周囲にメタフォリックな非現実空間を作り出し、他者との現実的な劇に引き合う中で苦悩や挫折を導くことになるのである。「彼は深くそして熱烈に恋している、これは明らかだ。それなのに、彼は最初の日からもう彼の恋愛を追憶する状態にある。つまり、彼の恋愛関係はすでにまったく終わっているのである。」これはキルケゴールの言葉だがまさに恋愛の利己性を衝いており、恋愛が本質的にメランコリックであることを見事に言い当てている。本質を捉えていない作品は空虚で薄っぺらく、この本質を間違うと途端に見るに耐えないものに陥ってしまうだろう。また作品の状況が状況だけに間違ってしまう場合があるが、ここで「戦争の愚かしさや虚しさを痛烈に告発する力強いメッセージ」などは不要である。主人公の口からそのような台詞が吐かれた途端、僕らは一変に興ざめしてしまうに違いない。ここまでくれば、「イングリッシュペイシェント」が恋愛の本質を十分に表現している優れた恋愛映画であることがお分かりいただけたかと思う。<え?分からない?そうですか、それは残念です。> 最後に補足;人はシンプルな恋愛映画を指して「昼メロ」と呼ぶことがある。典型的なパターンとして不倫愛を挙げるだろう。その場合、それを「昼メロ」と呼んでしまった途端にその発語者は恋愛という劇から最も離れた存在である自分を自覚することになる。だからなるべくそういった類型的な視線を排して、作品を鑑賞しなければならない。
onomichiさん 10点(2003-12-07 02:48:41)
16.映像、音楽、脚本、舞台(まさにサン=テグジュペリの世界だ)の全てにおいて上質さを感じる。自分にとっては隅々まで納得のいく作品なので、手元に置いて何回でも手を伸ばしたいし、観る度に新しい発見がある。 R. ファインズは言うに及ばず、K. S. トーマスがとびきり美しいのに加えて、チャーミングで哀しくて知性的な内面を演じていて、とても素敵だと思う。そして J. ビノシュは、職務を超えた献身と人間としての情感を滲み出るように演じてい、“役柄に対する取り組み方が普通じゃない - J. デップのビノシュ評”も納得できる出来映えだった.
シャリファさん 10点(2003-10-21 00:07:30)
15.力作です。ベルトリッチ「シェルタリングスカイ」のような見事な映像美、「ゴルトベルク変奏曲」によるメタファー、洞窟壁画の躍動感、インドの文化、寝たきりの主人公の心の葛藤、戦火の中のロマンスが最高の映像表現に昇華されています。もちろんジュリエット・ビノシュも…、オスカーの名演です。
チャターBOXさん 10点(2003-05-28 14:09:47)
14.公開時に友人の薦めで鑑賞。いたく感動し、VIDEO発売時に購入。その後4~5回観ているが、飽きが来ない。アカデミー作品賞受賞作品として観た人には納得できない要素があることは否定しないが、最高の作品です。
ももんがさん 10点(2003-05-16 22:22:28)
13.主人公が洞窟から最愛の人の亡骸を抱え号泣しながら出てくるシーン。すべての記憶を失い、寝たきりの患者になり、そしてついにすべてを思い出した主人公が死を望み、かろうじて動く焼け爛れた手で薬便を倒し、ハナにただ一言、「ありがとう」というシーン。その思いを悟ったハナが彼の最愛の人が死に際に残した日記を読む傍らで安らかな眠りにつく主人公。そしてこの上なく諦観の漂う澄み切った音楽がバックに流れる。原作を知る人の、カラバッジョの絡みがいまいちという意見ももっともだが純粋に映画としてなら他の追随を許さない孤高の名作。
トミーさん 10点(2003-05-10 00:30:44)
12.すばらしい映画だと思う。私は泣けました。何度観たか。「ブリジット・ジョーンズの日記」のコリンファースが太っていてびっくり!!
中野さん 10点(2003-03-30 13:53:08)
11.涙しました。いろいろご意見もおありでしょうが・・・
ダンサーXさん 10点(2003-02-09 02:05:51)
10.近年まれに見る傑作。冒頭の砂漠が女性の背中のようでとても官能的で印象に残っている。時間が経つにつれて「イングリッシュ・ペイシェント(=イギリス人の患者)」の脳裏にさまざまな思い出が鮮明に思い出され、一方でジュリエット・ビノシュとインド人将校の恋も展開していく様は決して長くは感じさせないものであった。死をもってあがなわれた二人の恋は夫を欺いた不倫というかたちではあったが、死後の世界で結ばれていることを切に願う。
ヴィクトワールさん 10点(2003-02-08 00:58:22)
9.意見割れてますね。長いっていうのはわかります、自分も途中はそう思ったんで。でも、最後に全ての謎が解けたときにはもう涙涙...ビノシュの役(ハナ)は、彼女にアルマシー伯爵との共通点を見出すと無意味じゃなくなってくるかも。とにかく、私にとっては忘れられない映画です。
osaruさん 10点(2002-12-15 01:14:50)
8.愛する人を救う為に地図を渡した男とその代償にしては非情だった女の死、不浄とは言え愛してしまった女性を救えなかった時の悲しさは計り知れない。
だだくまさん 10点(2002-07-13 08:01:35)(良:1票)
7.ジュリエット・ビノシュの物語は、普通ですが、アルマシー(レイフ・ファインズ)とキャサリン(クリスティン・スコット・トーマス)との物語は、今まで見た映画では最高です。特に、最後のほうで、けがしたキャサリンをアルマシーが抱えて洞窟にいくときに、キャサリンのセリフが最高です。
やんいーさん 10点(2002-06-28 12:14:27)
6.素晴らしい映画だと思います。私は彼女が不倫に走った気持ちが分かります。胸が締めつけられるほど悲しい映画です。たぶん10年前なら私もこの作品は理解できなかったでしょう。
まきさん 10点(2002-06-06 14:34:20)
5.最高の映画です。96年以降の映画で私の中でこれを越える作品は出てきてません。レイフ・ファインズの演技、表情の上手さ、特にラスト近くで男泣きするシーンは、何度見ても一緒に泣いてしまいます。
Minstrelさん 10点(2002-04-29 01:08:13)
4.切ないの一言につきます 所有すること、されることは嫌だといっていたのに結局自分がのめり込んでしまい、しかも自分のせいで彼女が死んでしまうなんてやり切れないと思います 最後のシーンはかなり泣きました(:-;)
キャラメルりんごさん 10点(2002-02-14 22:33:01)
3.悲劇なのに、映像は美しく、ラストシーンは希望に満ちています。この映画の良さを、1回で分からなかった人は、ぜひ2回、3回と見てもらいたい。見れば見るほど深みが増します、この映画!!
マリさん 10点(2001-07-14 13:17:24)
2.一番好きな作品。ビデオを借りて何度も見た。何度見ても感動させられる。世界史(近現代史)と、神秘的な中近東に関心を持っている人は必見です!
さくらさん 10点(2001-07-10 02:45:17)
1.砂漠を双発機で飛んでるシーンはなんとも!(涙)
ハリーさん 10点(2000-07-05 20:36:05)
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【点数情報】

Review人数 190人
平均点数 6.40点
010.53%
131.58%
231.58%
3115.79%
42412.63%
52814.74%
63317.37%
72010.53%
82312.11%
92412.63%
102010.53%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.80点 Review5人
2 ストーリー評価 4.69点 Review13人
3 鑑賞後の後味 4.40点 Review10人
4 音楽評価 6.10点 Review10人
5 感泣評価 2.57点 Review7人
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【アカデミー賞 情報】

1996年 69回
作品賞 受賞 
主演男優賞レイフ・ファインズ候補(ノミネート) 
主演女優賞クリスティン・スコット・トーマス候補(ノミネート) 
助演女優賞ジュリエット・ビノシュ受賞 
監督賞アンソニー・ミンゲラ受賞 
撮影賞ジョン・シール受賞 
作曲賞(ドラマ)ガブリエル・ヤレド受賞 
音響賞クリストファー・ニューマン〔録音〕受賞 
音響賞ウォルター・マーチ受賞 
音響賞デヴィッド・パーカー[録音]受賞 
美術賞ステファニー・マクミラン〔美術〕受賞 
美術賞スチュアート・クレイグ[美術]受賞 
衣装デザイン賞アン・ロス〔衣装〕受賞 
脚色賞アンソニー・ミンゲラ候補(ノミネート) 
編集賞ウォルター・マーチ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1996年 54回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)クリスティン・スコット・トーマス候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)レイフ・ファインズ候補(ノミネート) 
助演女優賞ジュリエット・ビノシュ候補(ノミネート) 
監督賞アンソニー・ミンゲラ候補(ノミネート) 
脚本賞アンソニー・ミンゲラ候補(ノミネート) 
作曲賞ガブリエル・ヤレド受賞 

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