クローサー(2004)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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クローサー(2004)

[クローサー]
Closer
2004年上映時間:98分
平均点:5.60 / 10(Review 75人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-05-21)
ドラマラブストーリーロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2004-12-21)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2021-01-22)【S&S】さん
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監督マイク・ニコルズ
助監督マイケル・ヘイリー
キャストジュリア・ロバーツ(女優)アンナ
ジュード・ロウ(男優)ダン
ナタリー・ポートマン(女優)アリス
クライヴ・オーウェン(男優)ラリー
マイケル・ヘイリー(男優)喫煙する男(ノンクレジット)
黒谷友香アンナ(日本語吹き替え版)
内田夕夜ダン(日本語吹き替え版)
山寺宏一ラリー(日本語吹き替え版)
落合るみアリス(日本語吹き替え版)
原作パトリック・マーバー
脚本パトリック・マーバー
音楽スティーヴン・パトリック・モリッシー
挿入曲ザ・スミス"How soon is now"
撮影スティーヴン・ゴールドブラット
製作ケイリー・ブロコウ
マイク・ニコルズ
製作総指揮スコット・ルーディン
セリア・コスタス
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
美術ジョン・ブッシュ[美術](セット装飾)
衣装アン・ロス〔衣装〕
ヘアメイクトレフォー・プラウド(メイクアップアーティスト)
クリスティン・ブランデル(メイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト)(ナタリー・ポートマン担当)
編集ジョン・ブルーム[編集]
アンドリュー・バックランド〔編集〕(編集補)
録音アイヴァン・シャーロック
字幕翻訳戸田奈津子
その他セリア・コスタス(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
場所はロンドン。新聞記者のダン(ジュード・ロウ)は交通事故を起こしたストリッパーのアリス(ナタリーポートマン)を助ける。2人は恋に落ちる。その後小説家を目指すようになったダンは、アンナ(ジュリア・ロバーツ)という女性写真家と出会い一目惚れする。一方、アンナはダンの紹介?で医師のラリー(クライブ・オーウェン)と出会い結婚する。小説家、フォトグラファー、医師、ストリッパーという男女の交錯した愛を描いた物語
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2.《ネタバレ》 他のレビュワーの評価はあまり芳しくないけど、非常に楽しめた作品。四人の会話は非常に面白く、かつ深みもある。またそれぞれによって繰り広げられる恋愛模様は、痛々しくも、なにか心に突き刺さる感じを受けた。しかし、この映画の男女の関係がリアルとは思わない。むしろ少なくとも日本人の我々にとってみると、この関係は非現実的だろう。誤解や反論のある表現だとは思うが、我々は、男女の関係にある程度の嘘があることを知っており、嘘だと思っていても、一定程度、黙認し、許容している部分がないだろうか。したがって、修正不可能な場合でない限り、あえて真実を知ろうとして、それによって関係にわざわざヒビを入れようとしない。特に「過去」に関しては。しかし、この映画の世界がリアルでないとしても、ある意味「現実(リアル)」を抽象化し、それを再びモデル的に具象化したように思われる。この世界には、リアルではないものの「真実」が隠されていると思う。
特に自分が男だけあって、ジュードロウにはある意味共感できた(絶対にジュードロウのように「真実」をあえて探ろうとはしないが)。彼は男女の関係の中に「嘘」がない関係を「真実」の関係と捉えている点がなんとも痛々しすぎる。真実を知りたい、もしくは真実を知っていても、相手を信じたいという男の哀しい性を感じる。その性が二人の女性を失わせることになる。
一方、女性は全く違う行動を取っている。ジュリアロバーツは、自分からは「真実」を白状しないが、どことなく嘘のない関係を拒んでおり、態度で「真実」を醸し出して、相手に気づかさせ
ている。ナタリーポートマンは、あえて現実の世界に嘘の世界を作り出しているように思える。彼女は、男女の関係に必ずしも真実は必要ないと分かっているのではないか。もしかすると、彼女にとっては、男女の関係が嘘の世界であり、ストリッパーの世界が現実の世界と感じているのかもしれない。ともあれ、4人の中で非常に大人の人間だ。
クライヴオーウェンは、GG賞を取っただけはあって、粗野で、自己中心的、かつ狡猾な男という性格を感じさせる演技をしていた。最初ジュードロウに手玉に取られていたはずが、最後には手玉に取っているあたりが人間観察に優れた医者という設定に合っていると感じる。
ある意味、これほど人間、男女関係を、軽くかつ深く描いた作品はお目にかかれない。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-06 22:36:54)(良:1票)
1.《ネタバレ》 人はそう論理的に生きているわけではない。特別のきっかけがなくても考えを真逆に変えてみたり、誰かの言動にふらふら左右され行動したり、まいっか、とか、何となく、ってのが人間の多くなのであって、だから、好きな女性が誰かとやった、なんてことは別に何の証拠もなく頭に浮かぶのだし、悪いと思ってても何となくやっちゃうわけだし、で、嫌々やっちゃったら好きになったりもするわけだ。やるやらないの話ばかりで恐縮だが、そういう映画だから仕方がない。■ところが、そんな人間の曖昧さを映画に描くのはとっても難しく、観客にふむふむと言わせるのは至難の業で、だからこそ映画は様々な手練手管を使ってきた。例えばこの作品でも、そんな曖昧さの意識的な演出や、「え、この二人結婚したの?」という疑問を抱かせないまま進行する時制のすっ飛び、禁煙したのかどうかとかナタリー・ポートマンの本名とか出自とかやけに小粋な台詞とか、いろんなことで人間のもつ曖昧さ、あるいは恋愛の不安定さを、なんとか映画にしようとしている。■しかし悪く言えば、人間に小器用に対している、映画が人間に程良く折り合おうとしている。それじゃ駄目っす。小手先じゃん、もっと正面からぶつかってけよ、と思うし、カサヴェテスや小津らが燦然と輝いている以上、正直、この程度では困るのだ。■でも、やっぱこの映画、それら手練手管がとっても上手くて実に楽しめる。さっすがマイク・ニコルズ、そつなし。全く何を考えているか分からないジュリア・ロバーツの無表情がなにげに良いし、ナタリー・ポートマンの「恋は消えた」の台詞や、空港で去っていく彼女の後ろ姿はとても切なく、どうでもいい恋愛話、痴話喧嘩と片づけるのはあんまりだと思う。というわけで10点。■それはともかく、この役柄で乳首すらみせないナタリー・ポートマンは90年代初期の武田久美子なのか。ナタリー・ポートマン、すごくいいんだが、その点はとても気になった。
まぶぜたろうさん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-22 23:34:00)
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【点数情報】

Review人数 75人
平均点数 5.60点
011.33%
122.67%
234.00%
322.67%
4810.67%
51925.33%
61520.00%
71621.33%
868.00%
911.33%
1022.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

2004年 77回
助演男優賞クライヴ・オーウェン候補(ノミネート) 
助演女優賞ナタリー・ポートマン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2004年 62回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞ナタリー・ポートマン受賞 
助演男優賞クライヴ・オーウェン受賞 
監督賞マイク・ニコルズ候補(ノミネート) 
脚本賞パトリック・マーバー候補(ノミネート) 

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