1.《ネタバレ》 全く面白くない映画と断言します。コミックの映画化と思いましたが、江戸川乱歩賞の作品らしいです。原作通りに作ったのでしょうか?
脳男については全て登場人物の説明セリフ。育てのオヤジが「そういうわけで私は脳男と名付けたんですよ~」と名付け親のセンスを疑ったりします。
冒頭から街中でバスの爆発があったりするのですが、その中から子供が黒焦げになって歩いて出てくるんです。それがR指定の理由だったら、なんてくだらないことか…。
役者の演技がどうのこうの言うつもりはありませんが、江口洋介の…まぁ、いいです。やめておきます。
松雪泰子は出すぎです。上手すぎるせいもあり、主演の脳男を完全に食っちゃっています。
それから冷酷な脳男が松雪泰子にだけは甘えたりするのも邦画でよくある悪い点にあります。
私は本作を観る前に他サイトでレビューを読んでしまったのですが、「日本版ダークナイト」と書かれてあって、観る前から失望してしまいました。
邦画にはない爆破シーンがいくつかあります。ですが私は、そういったトリック芸を邦画、洋画問わずに判断するので、そういった爆破シーンは、上映前に流された「ダイ・ハード・ラストデイ」の予告だけで十分なんです。
私が洋画を超える邦画に求めるものは、やはりドラマなんです。仕掛けではないんです。
この映画のハイライトは何なんでしょうか?
そういったことが全く見えてこない駄作でした。
もっと真剣に作ってもらいたいです。