1.《ネタバレ》 リアリティの皆無のヒロイン、ラノベや萌えアニメのようなキャラクターとストーリー、ご都合展開、ダメ脚本のお手本のような退屈な映画。泣けるどころか呆れてため息しか出ない。無駄な二時間を浪費して泣きたくなるレベル。主人公とヒロインの会話が違和感しかなく、とにかく気持ち悪い。陰キャの童貞男が、かわいい女の子とこんな会話したいな~あんなことしたいな~、あんなことしてくれたらいいな~、こんなこと言ってくれたらいいな~、こんなこと言ってやりたいな~、カースト上位のやつを見返してやりたいな~、こういう青春送りたいな~っていう妄想を延々見せられてる感じで耐えられない。セカチューを観たオタクが「俺だったらこうする」って書いた脚本って感じ。主人公、何回「えっ」って言ってんだよ。本ばっか読んでるわりに思慮が足りなすぎだろ。ラノベばっかり読んでたのかな。ヒロイン、とても死期が近い重病人とは思えねぇよ。で、結局通り魔ですか……もう、何でもありですな。とにかくヒロインが死にゃストーリーが成立するしね。なんか病気や死をなめ腐ってるような扱い方してるのも気に入らない。泣ける要素詰め込んで線で繋いだらこんなんできました~ってか。こんなのじゃ泣けません。共病文庫ね~……勘弁してください……。
似たような話の映画で、こちらは原作がラノベだが、池松壮亮と忽那汐里が演じた「半分の月がのぼる空」(2010)とは雲泥の差。
全部小栗旬の妄想でした、っていうオチだったら2点つけても良かったかな笑。