32.《ネタバレ》 1点は単発作品としての採点。
3部作として観た場合は7点。
鑑賞する状況如何で評価ががらりと変わる作品。
確か19年前の本作劇場公開時は単発ものとして宣伝されていた筈。
だから評価も予備知識無しで劇場鑑賞した場合とさせて頂いた。
3部作と言う構想が当初から考えられていたのか後付なのか私には知る由も無い。
もし、本作が後に続く「スプリット」「ミスター・ガラス」への壮大な布石だったと当初から考えられていたのだとしたら、
このM・ナイト・シャラマンと言う監督、稀代のストーリーテラーだと思う。
私個人は3部作は跡付けだと考えている。
本作はいうなれば「シックス・センス」の様なラストでの「オチ」が見事にカスっただけではないのか?
「シックスセンス」 ブルース・ウィリスが実は○○だった!・・・大当たり!!
「アンブレイカブル」 ブルース・ウィリスが実は■ ■だった!+ 全ての事故は実は作為的に起こされたものだった!・・・大外し(泣)
もっとも、本作への低評価が後の「スプリット」「ミスター・ガラス」作成を決意するきっかけになっていたとすれば、
それはそれで興味深いし、市井の市民がスーパーヒーローだったと判った際の周りに与える影響は実際は本作の様なものかも知れない。
息子が親父に拳銃を向ける描写は結構胸に迫るものが有った。