《改行表示》11.《ネタバレ》 スピルバーグらしいと言うか、スピルバーグの嫌な所がビシバシ出てくる映画。スピルバーグという監督は、映画の観せ方は上手い。とくにサスペンスやスリラーの観せ方は「凄い」とさえ思う。しかし、映画として思想的なものが入ると、途端に如何にもアメリカ人らしい似非ヒューマニズムや浮っついたモラルが、不愉快なまでに鼻につく。まあ、どこがどうと数え上げるとキリがないので止めますが。 それにしても、容易に予想は付いたが、あの全く可愛げの無い、ただただ反抗的だったバカ息子は生かしておく必要があるか? あれだけの人々が殺された大惨事に、一人も欠けること無く再会を果たす主人公一家…………。別れた嫁さんとその彼氏に加え、爺さん婆さん、途中で勝手に軍に付いてどっかに行ったアホ息子まで。ナメとるな。 【TERRA】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2014-12-05 18:00:27) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 「マイノリティー・リポート」もコレも、トム・クルーズがスピルバーグに持ち込んだんじゃなかったですかね。どちらもけっこう裏側にネット社会を意識したところを感じます。「マイノリティー・・」のクモ型ロボットも、一度疑心暗鬼になったら救いようがなくなる環境とかそうだし、本作はもちろんリアルなウィルスもあるけどネット上のウィルスとかハッカーとか非常に意識している気がする。で、本作の宇宙人は原作通り地球のウィルスにやられるんだけど、この宇宙人自体がウィルス的な体質なんですよね。発現するかなり前に既に潜伏していたりして・・・。地下室に侵入して興味津々で写真を手にとり嘲笑ぽい反応したり、これはもうハッキングの暗喩だろうと思う。でも、そういうスパイウェアやコンピュータウィルスを意識してみても、その撃退法がウィルスでは、メタファーとしてみてもオチはどうにも救いようがない。日本で宇宙人を撃退したのは大阪じゃなく秋葉原が良いと個人的に思ったり。原作発表当時には鋭い結末でも、この時代にウィルスに無知な宇宙人はいただけない。ウィルスの存在しない星に暮らしていたとしても、ポッドを凄い昔に潜伏させておいたり密かに監視していたなら、気づかなきゃバカでしょ。この時代に原作オチのままなら、時代設定も何もかも原作に忠実にやってくれた方が良かった。点数はトライポッドの登場の出来に対して献上。 【2011-6-11追記】娘のアレルギーを知らないほどの父親なら、もっとスゲー無責任で子供にこれっぽっちも感心ないと思うし、父にあそこまで冷たい子供もちっとも魅力がないし反抗動機も見えず共感し難い。単に血のつながりだけで愛情なんて持続できない僕の場合だと、いくら我が子でもあんな感じ悪いガキは「宇宙人に殺されちまいな」と思うし、必死で助けようとは思わないし、困ったことになればここぞとばかりに「ほらみろ」という態度を見せて傍観する気がします。【2016/2/19追記】レビューを読んでいて、H.G.ウェルズの有名な原作小説を知らない人たちが一杯いることにビックリ! 原作を知らない人にとってあのオチはまさに免疫なくて堪え難いでしょうね。原作小説は産業革命による搾取をモチーフにしていると聞いたことありますが、そういう背景知らない人はこの映画が911に対するどうたら言ってて面白い。で、僕はといえば原作に対して「産業革命がなんたらの以前にアメリカ大陸侵略の歴史があるじゃん。アメリカの原住民を大量に虐殺した上に、持ち込んだ病原菌で原住民が激減し、しかもインディアンに毛布を配って天然痘を流行らせるという卑怯な細菌戦までしたんでしょう?」と突っ込みたくなります。アメリカ大陸侵略をモチーフに考えたら、この物語で細菌によって滅びるのは人間の方だ。宇宙人は映画『アンドロメダ…』並みの未知の恐ろしい細菌をばら撒いて人間を絶滅させる話にできる。人間は自分勝手でワガママ放題だから生きる価値なし、広大な宇宙の自然が作り出した微生物によって、身勝手地球人は淘汰された…という話にできる。今回の映画化における家族の体たらくを描くなら、そうしてくれた方がスッキリする。でなければ、気分悪い兄妹をもっとまともなキャラにして欲しいし、かくまってくれた者を殺しちゃうというのもナシだよ。内容的にはほんとは0点にしたい。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 2点(2009-12-16 01:40:02) (良:1票) |
9.これはひどい。ツッコミどころ満載すぎ。地下室でのかくれんぼのとことか最強に萎えました。テレビ朝日やら広島やら大阪やら日本めいてたなあ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-04-29 12:12:50) |
8.そらパラマウントから、三行半突きつけられるわ。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-01-17 06:00:24) (良:1票) |
《改行表示》7.SF映画として見たらこの点数。ただのパニック映画としてなら見られるかもしれないが、そんな趣味は無いので。 映画館で見たらもっと迫力があるだろうが、このストーリーと矛盾だらけの設定なら、せいぜい4点までだろう。 【♯34】さん [DVD(吹替)] 2点(2006-12-24 20:31:14) |
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6.スピルバーグの映画で退屈したことはほとんどなかったが、久々に退屈気分に浸らせてくれた記念すべき作品。なんか「怪獣映画の出来の悪いやつ」って感じ。あの暗いトーンでずっと物語が続くのでかなりきつい。っていうか「宇宙戦争」っていうタイトルはないよなぁ。戦争してないし。もう少し米軍と宇宙人の戦い、的なシーンを見たかった。別にそれに悲壮感が漂っていてもイイから。そういえば、公開当時日本で話題になった「大阪で云々」って台詞。あれって、結局意図は何だったんだろうね? 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 2点(2006-12-20 00:32:15) |
《改行表示》5.特撮・特殊効果、すばらしい。一方、おはなし、なんともオソマツ。観客をなめとんのかい? そんなところで、つまりたんなる見世物興行の映画でした。それから、あの二人のガキ。うっとうしい、ただただイラつく。父親の稼ぎであんないい暮らしさせてもらっておきながら、あの態度はなんだ。私なら、まず最初に宇宙人に差し出します。あれが現代の家族の一典型なのでしょうか。それに群衆。アメリカ人というのは身勝手な野獣の集まりか。こわいですねえ。というわけで、一般にこの手の映画は、宇宙人というより、むしろ人間のこわさ恐ろしさが出るものですね。 【goro】さん [DVD(吹替)] 2点(2006-07-04 15:08:16) (良:1票) |
4.ギャーギャー喚いて文句言うしか能のない馬鹿ガキにうんざりさせられ、殺す必要性があまり感じられないティム・ロビンスを殺し、すごいCGだがスペクタクルが微塵も感じられず、それぞれの場面がいちいち間延びしていて退屈で…本当にスピルバーグの映画なのだろうか?。きっと、同姓同名の別人に違いない、そう信じたい。スピルバーグの選民思想にはもううんざりだ。 【アホをどり】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-03-08 19:46:08) (良:2票) |
【バイオレット】さん [DVD(吹替)] 2点(2005-12-25 02:11:41) |
2.自国への攻撃を全て理不尽なものだと片付けるアメリカ人的発想。 【k】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-12-10 21:05:46) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 この映画を観てかなり不愉快になりました。原作を2時間という時間に落とす術を見出せないまま作った映画。結局ストーリーも何もないままCGの画面とうるさい耳にまとわり付く音だけでエンディングまで突っ走り、最後の2分くらいでなぜかハッピーエンド。くだらない映画はたくさん観てきたが、それにプラスして不愉快さを観ている者に残すこの映画には残念。世界同時公開の理由はこの映画が初日3日ぐらいの命であり、なるべく悪い噂を広めさせないための戦略ではないだろうかと個人的に思う。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 2点(2005-07-09 08:10:02) (良:4票) |