2.役者はまともな人間を揃えてますしコメディやホラー、漫画原作映画でもないのにここまでの評判の悪さは珍しいですね(笑)。角川映画ということもあってか最近というよりひと昔前の日本映画のダメさが詰まったような映画です。海外ロケをすれば映画としての価値が生まれるというのは大きな勘違いです。回想を多用し説明台詞も多くこれでは作りが完全にテレビドラマで映画らしい表現がまるで見られません。緊迫感もドラマチックさもリアリティもない登山シーンはただただ退屈な時間が続くだけです。原作は読んでいないので憶測でしかないですが、テレビドラマとして数話に分けてじっくり描く方が良さそうな内容ということは伝わってきます。脚色も下手なのでしょうが、そもそも原作が長尺すぎて映画向きではないのでしょう。