2.《ネタバレ》 初見はレンタルビデオ(当時は2泊3日で1本700円はした時代)。今にして思えば「漫画の実写化」という意味では先駆け、しかも本国フランスでの撮影で監督ジャック・ドゥミなのだからと期待して見た20代の自分には原作漫画との乖離にガッカリ感が半端なかった。でこの度2017年にリマスター版が劇場公開されたので再鑑賞。...意外と悪くなかったのは「想い出」補正なのか。マリー・アントワネットとオスカルの「滅びの美学」みたいな雰囲気あった池田理代子原作漫画とは違い、フランス人ドゥミとしてはオスカルが一般市民として世情に呑みこまれてゆく=フランス革命→「滅びではなく人間の再出発」と解釈しているのは興味深かった。それでも点数としては4~5点くらいなんだけどね。その内ソフト化されるだろうから、機会があれば。(2017年10月修正)