1.《ネタバレ》 仮に片思いの相手が竹内結子のような超弩級の美人なら、高校時代にメガネをかけていようが何だろうが、男子生徒にモテないはずはないのだ。ましてや、文通だけで恋に落ちたり、向こうから好意を持ってくれるようなことはまずないのだ。自分が映画の中の中村獅童のようなパッとしない「もてない君」ならば。せいぜい、同窓会で再会しても、彼女は外資系エリートサラリーマンとか、今流行のIT長者の嫁になっていて、彼女が億ションで幸せに暮らしているのを指をくわえてながめるのが関の山であろう。この作品は男性の視点で見ると、もてない君の妄想全開の映画のようだ。私のようなもてない君は悪いことはいわん。サム・ペキンパーの戦争ものか、リー・マーヴィン主演のアクション映画などを見て自己研鑽した方がいい。もしくは北斗の拳を全巻読んで、ケンシロウの台詞を暗唱するもよし。現実は厳しい。女性は(たいていは)男性に残酷なのだ。この作品を見ても恋愛の参考には(たぶん)ならない。真面目な感想をひとつだけ書くと、どうして交通事故の後に○○○した竹内は子供はともかく、自分の恋人の顔すら分からないのであろうか。何かヘンだぞ。こんなこと書いてる時点で、この作品を見る資格はないのかもしれないが(でも「怖いもの見たさ」みたいな感じで何故か見てしまった)。