1.★イーストウッド監督最後の出演作と言われる本作だが、あまりにも「それ」感の漂いすぎてるラストがイヤだ。こんな映画作っちゃって、ホントどうすんだ、イーストウッド? ★そりゃ理屈としては・・・ウォルトの論理からも、アジアンギャング達のバカさ加減からも、現代版西部劇というこの映画の立ち位置からしても、そしてイーストウッド監督の集大成としても、こうなるしかないラストだとは思うんだが・・・心情的にはどうしても納得できないぞ! ★どんだけ老醜さらしたっていいじゃないか。あがいてあがいてそれでも最後にはビシッと決める、そんなイーストウッドを見せて欲しかった。 ★PS.ふたつだけ。今回イーストウッドはとうとう家族ドラマとコメディと浪花節もモノにしてしまった。完全に邦画のお株を奪われてる、無敵。 ★ギャング達の描き方が浅すぎという批判もあるようだが、西部劇であるので仕方がない。個人的には、例え銃社会のアメリカと言えども、(護身用の小ピストルくらいならともかく)無差別大量対人殺傷兵器であるマシンガンをイキがって所有している時点で、同情の余地などない。 ★なお、点数についてはほんとはつけたくない(付けれない)のだがギリギリこれで。たぶんこんな点数つけるのは自分だけだと思うので、大勢には影響なかろう、かんべんして欲しい。