1.《ネタバレ》 <完全ネタバレです>井上ひさしの「父と暮らせば」は未読で予備知識が全く無い状態で見たので、途中で原爆から生き残りトラウマや罪悪感を背負ったは母親が過去を吹っ切って立ち直る話かと思って見ていたら、あらら意外、幽霊の息子と一緒にあの世に行ってしまう話になるとは思わなかった。何、この夢も希望もない結末は。山田洋次監督は何を描きたかったのか?これが原爆のせいと言うのも違う感じがするし、親子の絆とか言っても死神になって現れて家族をあの世に連れて行く絆なんていらないだろう。母と幽霊息子との会話シーンも驚くほど面白く無かったし、80歳にもなってよくこんなものを作ったなという感じ。山田監督の作品は何十本も見てきたが、間違いなく一番がっかりした作品。一刻も早く記憶から消し去りたい。