1.飛影が黒龍波を打った辺りでやっと、何でこの作品がこんなに面白くないのかが分かった。あの技が出たということは、武術会以降ですね。仙水編。つまり冨樫が編集部に「連載をもうやめたい」との申し入れをしていた頃です(笑)。ジャンプはDBとスラムダンクを失い(逃げられ)、大黒柱は幽遊だけ、という切羽詰まった状況。編集部は死力を尽くして冨樫を引き止めたが冨樫はあらゆる意味で限界。じゃあ今の内に儲けられるだけ儲けてやろうと思ったのかな、という下世話な憶測をしてしまいます(笑)。幽遊、ほんと大好きだったのになあ…。この映画はほんとおもろなかった。汚いものが見えるというか、お金の匂いがする。“冥界”っていう取って付けたような設定に唖然。ネタ切れのまま突っ走ったほうほうの体。幽遊ってアレだ。映画化作品も少ないし、作者はある意味異端児だし、色々な意味で「喰えない漫画」だったのだろうと思う。おいらは小学生の時から冨樫のファンです。お陰でおいらの描く絵は冨樫の絵に似ている(ただし「レベルE」の時の)。別にいくら休載しても構わないんですが、今度はぶち切れずに満了して欲しいな、と切に願う今日この頃。