1.《ネタバレ》 良いという方には申し訳ないけれど、始まって10分くらいで「こりゃヤバイ」と思っていたら、そのままずるずると「ヤバかった」。ヘタにオリジナルに忠実な割に変なところで表面だけアメリカ的になってるもんだから、芯が通ってない。初めっから最後まで、ジョンが何考えてるんだかサッパリわかんなかったし、そんな状態だから感情移入なんかできるわけがない。
アメリカ的に奥さんの存在強くしたはいいんだけど、そのせいか他のキャラの印象が弱まってしまって主人公との「対比」が生きてない。個人のエピソードも「だから何?」としか思えなかった。
そもそも何で奥さんに内緒でダンスを習わないといけないの? ポーリーンが目的だったにしても、そのポーリーンとの心の交流がほとんど描かれてないし、「ちょっとした浮気心」の表現も弱い。「ダンスを習っていることが恥ずかしい」という社会性も表現されてるわけではない(ゲイだと思われるってのはあったが、あくまでも個人レベルの話だった)。
そして、オリジナルにはいない「息子」。いる必要あったのか??
てか奥さんが一番生き生きして存在感あったな。そんなスーザンに+1点インクリメント。