1.《ネタバレ》 かなり壮大な話だし、面白くなりそうなものなのに、最後まで乗りきれなかった。
こういう格好良くて感動的な画を見せたいんだろうなぁというのは良く伝わってくる。
が、しかし物語や人物像に深みがなく、ただ綺麗なPVみたいな映像を延々と観させられたみたいな感じだった。
特に受け付けないのは新海監督の主人公にありがちなステレオタイプなめそめそした少年。
こやつが何をしたいのかよくわからず、ひたすら大人や権力に逆らっては立場を悪くしている単に愚かな少年にしか映らない。
何故、そこまでして頑なに実家に帰るのを拒むのか?その一番重要な所すらよくわからないし、行動や言動が痛すぎてちょっと受け付けない。
しかも、なんでも解らないことはネットの掲示板で質問するという思考力の無さ。
これは、スマホに頼りきりでジャンクフードばかり食べてるとこういう妄想する少年になるよという現代人に対する警告なのかもしれない。