1.《ネタバレ》 知人から「ウルトラマンに興味なくても楽しめる」からと勧められたけど、全然無理。
自分、変身とか巨大化とかは子供のころから拒絶反応があって、馬鹿にしてまして・・
それでも、シンゴジラはまあまあ見れたから油断してしまいました。
今回はただの、お子様向けの特撮変身ヒーロー作品で、それ以上のものではありません。
せめて、演出や音楽の現代化、撮影技術向上による迫力の画像でもあるのかと期待しましたが
往年の円谷作品と変わりません。 貧相で進歩のない特撮で、コスプレのプロレス見てるだけ・・
音楽も古臭くて昭和に逆戻りですよ。
マニアの懐古趣味目的ならまだしも、初期から一貫して守備範囲外の人達は見るべからずです。
シンゴジラにあった、自衛隊の攻撃シーンもありません。怪獣に着弾爆発のみが見えます。
米軍のステルス機の投下シーンだけはありますが、大変物足りない。
怪獣だけでもリアリティの危機なのに、正義の味方巨大ヒーローも出たらもうSFの欠片すら無い。
どだい無理なんですよ。
しかも、脚本のセリフ割りオカシイです。会話が変。長澤まさみのキャラも違和感。
バディに拘ってばかりで、いつどんな仕事してるのか・・? いやチーム全員違和感かも。
カトクタイの事務所狭くて、デバイスも資料も少ないし、なんでたった5人・・?
原作がそうだからとかいう説明は受け入れません。 シンを付けた上位レベルのモノが見たかった。
で、人類が強くなれたのか、ウルトラマンに頼り切ったのか、お茶濁した勝利の後で、ウルトラマンの
遺産のように生き返った「ただの人、神永新二」の姿を見せない「おかえり・・」だけの、エンディング。
安いわあ・・ テレビドラマでさえ、もう少しラストシーンに気を遣うでしょ。
背景無しで、役者の顔だけでラストって、お金かからなくてお手軽よね・・ 口が閉まりません。
結果、新鮮味があったのは、エンドロールの米津玄師の楽曲だけでした。 ここでも漆黒に白文字だけで
何の工夫もない数分間。 余韻も皆無なので、退場始まるまでが長いこと長いこと・・
昭和世代に高評価と聞きましたが、ソレホントに多数派ですか? 信じがたいです。 とにかく無理でした。