4.《ネタバレ》 前編が非常に良くできていただけに、このPERFECT ANSWERは残念でした。
原作のGANTZは、暴力を肯定してでも〝守るべき者の為に俺たちが戦う〟という日本の漫画らしからぬ〝力で未来を切り拓く〟点がこの作品のアイデンティティです。その「(戦いに)行こう。」と、主人公が宣言するまでの流れを前編のGANTZは非常にうまく描いていました。
原作が未完の段階での製作とは言え、なぜ、PERFECT ANSWERは原作と真逆の〝緩い平和主義のお涙ちょうだい劇〟にしてしまったのか・・・破壊描写をファンタジーとして緩和する適度なユーモアも失われてGANTZではい凡庸で中途半端なものになってしまい・・・残念でなりません。
しかし、この結果を反省し、原作の魅力を最大限に生かすことで『アイ・アム・ア・ヒーロー』が成功したと思えば、本当の尊い犠牲になったのかも知れませんね。笑