1.《ネタバレ》 殺せんせーの出自がわかった後は原作でもしんみりした展開になってしまったので、映画も明るかった前作より楽しくなくなりました。生徒一人ひとりの成長をうまく描写する事で殺せんせーがどんなに素敵か伝わるのが原作の趣旨だと思うのですが、この映画では本当に特定の生徒しか活躍せず、「その他」扱いは背景になってしまって残念です。竹富聖花さん、上原実矩さんとクレジットでは同列で表示されているにも拘らず、優希美青さんは序盤に「ありがとう殺せんせー」と言ったきり本当に全然映らずこれは何かの嫌がらせかと不信感を抱きました。成宮君は「相棒」出演でキャリアにケチが付いてしまい、この映画と同時期のTVシリーズ「怪盗山猫」でもしょうもない裏切者だったため、本作にも出てきてガッカリです。インタビューによると現場で二宮君に話しかけてもらえなかったようで苦笑いです。よく見ると橋本さとしが出ているので、どうにか彼を柳沢役にできなかったのだろうか。レッドアイとかいうスナイパーは喋りすぎで格好悪かったです。また、カエデやイトナも触手による激痛に耐え、爆発の可能性もあるだろうにそれはどうでも良いようで、原作への愛情を感じバランスの良かった前作より今回はつまらなかったです。上原実矩さんは「ガールズ・ステップ」の時と見た目もキャラも全然違うので面白かったです。律がぶっ放している所が好きなので、最後クリーチャーが現れた時に正常に起動して迎撃してくれたら良かったです。