1.ミニチュアを使った特撮が結構雰囲気を出している。舞台としてはエイリアンの雰囲気に近い。でっかくジャンクパーツのよせあつめ的な宇宙船とか、機械むきだしで工場の内部のよーな基地(ムーン44)の内部とか。ただ、せっかくいい雰囲気の舞台なのに話があまりおもしろくないのが残念。敵の内通者をそうそうに観客にわからせるので、展開が遅く感じるし、基地に運ばれた囚人達と基地で働く青年達のゴタゴタを長くひっぱって、SF的な要素のあまりない人間ドラマパートが長すぎるし。ラスト近くでようやく敵の宇宙船があらわれ戦闘機どうしの戦闘シーンなんかで盛り上げようとするがが、短いし、あまりもえない。