1.《ネタバレ》 正直な所、つまらなかった。
長時間尺を埋める為に、わざわざ同じゴタゴタを繰り返しているようにしか見えず。
誘拐事件を軸に記者クラブとの軋轢と警察内部の闘争を描きたかったのだろうが、
ごった煮状態のまま垂れ流しているだけで、話に面白みがまったくない無い。
記者クラブは暴言を吐いて抗争を仕掛けて居るだけでまるで大儀もなければドラマがない。
佐藤浩市と榮倉奈々が力を入れた演技をすれば面白く無い話も面白くなる・・・訳もなく。
そもそも、記者クラブは税金が使われ警察から情報を直接貰える特権機関であり
現実的には記者クラブは当局から早く情報を聞き出す早さの事を取材力と思っており
恐れるのは他社が発表しているのに一社だけが情報を載せられない特オチを恐れているため
警察は記者の特オチを片手に記者クラブを利用して情報操作を行い記者クラブ側も
自分たちに与えられた特権を守るべくフリージャーナリストを閉め出すだけの存在に成り下がって居て
近年、映画とは違う形で記者クラブの存在自体の問題が指摘されている現状において
どうしてもリアル感に欠ける。いや話が面白ければリアルなんて不要だが、
話が面白く無くなって来るとどうしてもリアルではない所をつつきたくなる。そう思わせる時点で
映画の脚本としてもう一つ足りないと言わざるを得ない。