4.内容は昔ながらの青春映画を現代風にアレンジ、不器用なヒロインのキャラ描写を中心に、
主演女優さんの持つイメージ通り、決して重くなく、白黒はっきりさせないゆるりとした展開。
それだけでは物足りないので恋愛話も押し込んだという感じだが、こちらも結末はぼんやり。
旅を通して自分という人間に向き合い、一応ヒロインの成長がテーマということを考えれば、
この恋愛話じゃあまり意味のあるエピソードだったとは思えない。
設定もお話もちょっと荒っぽく、映像も決してきれいではないのだが、
ヒロインの女の子は透明感があって演技も悪くない。
でもあまりにも痩せ過ぎていて、何だか今にも倒れそうだった。
実際の一人旅ってかなりのパワーを使うし、もっとしっかりゴハン食べなきゃダメ。
まああくまで映画ということで、キャラの性格だけを見ればハマリ役ではあるし、
若い女性には共感できる部分があるのではないかと思う。