3.《ネタバレ》 私は『トゥルーマンショー』の方が断然出来が良いと思います(というか、本作と『トゥルーマンショー』を比べてもあまり意味がないと思うんですけど)。つくづく感じたのは、ロン・ハワードは風刺の利かせ方やブラックな笑いの撮り方がほんと下手だなということですね。エド一家はホワイトトラッシュの集まりという設定なのだから、もっと彼らのダメっぷりをシュールになるぐらいにグロテスクに見せなきゃ面白くならないのでは。その分この脚本は下ネタ(と言っても大して下品ではないですが)に比重を置いた構成になっていますが、ロン・ハワードはまた下ネタも得手じゃないから全篇がなんかしまらない出来となってしまいました。デニス・ホッパーとエリザベス・ハーレィがなかなか登場しないなと思っていたら、まさか出番があれだけとは。ほとんどカメオ出演みたいでした。