1.何かの作品を作るとき「なぜこの作品を作るのか」という目標的なものがあると思うんだけど、残念ながらこの作品からはそれが一切感じられなかった。
話はほんとーにありがちで、キャラもステレオタイプ。
少なくともストーリーやキャラに評価すべきポイントは無し。
ジャパニメーションらしいアニメの動きはまぁ楽しいけど、TRIGGERが劇場版作ればこれくらいは当然でしょ…というレベルを一歩も超えてないし。
なぜか役者が起用されている声優陣も大問題で、松山ケンイチは声を張らないところは合格点にしても、声を張るシーンで明らかに圧が足りない。
熱いキャラだからフォルテッシモでないとだめなところがフォルテどころかメゾフォルテになっちゃってる。
これはダメでしょ。
脇の佐倉綾音がなまじ上手いだけに差が歴然だし、たとえばバーニッシュの脇役の檜山くらいの声の張り方ができないとね…
早乙女太一に関しては棒に近いレベルで論外。
一番問題なのは堺雅人で、声があまりにも堺雅人だし、そもそもあの体型の人があんな高くて細い声なのは物理的におかしいわけで上手い下手以前に「物理的に声がおかしい」というのはもはやネタレベル。彼がしゃべるたびにこっちは「ぷぷッ」となるわけで話が頭に入ってこないっていう。
総じて評価すべきポイントは全然ない残念なアニメ映画でありました。
ほんとに何のためにこれ作ったの???