《改行表示》21.登山場面や親子との確執はただ取って付けたようで説明不足でよく分からないし 原作を読んでいなくても、原作とは別物だろうと容易に想像できる。 新聞記者が墜落事故をどう取材したかより、社内の力関係とか業界内の競争がメインになっていて それ自体は面白いんだけど、この事故でそれをやるのは違うだろう。 分かってあえてやっているならまだしも、この監督の場合はただ無神経でそれに気づいてさえいないであろうことが 観た後の不快感の主な理由。 【michell】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-05-12 19:29:46) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 歴史に残る大事故を地元新聞社の中から観る。当時の空気、あの時の夏の暑さを追体験する作品としてとても良く出来ていて、グイグイ引き込まれ、最後まで飽きることなく観られました。 日航機墜落事故は“夏休みの終わりの方の大事件”として覚えてます。多くの人とともに坂本九が亡くなったこと。生存者がヘリに釣り上げられる映像のインパクト。垂直尾翼の無い123便の写真。大人が読む週刊誌には生々しい現場の写真が多数載っていたとか。 ネットのない時代、いわゆるスクープ写真の載った雑誌が売れた時代。当時の報道の過熱ぶりが本作からも感じられました。 でも本作のメインは墜落事故自体ではなく、事故を取材する新聞社の内側。劇中何度もでる“大久保・連赤”は14年も前の事件で、社内上層部にはいわゆる当時の“レジェンド”たちがデカい顔をしている。等々力が若手に“読者は記者の姿を見ている”ことを延々と語っている、あの面倒くさい空気。そんなの良いから無線機入れろよって言えない環境。気に触った一言をいつまでも引っ張って設けた宴席、土下座の蒸し返し。昭和っぽい暑苦しさが良く出てました。 事故自体の経緯を俯瞰して観せてくれる作品ではなく、あくまで記者目線で事件を追う。私は事故の全体像を当時の記憶で補完出来たけど、若い人には説明不足に思えるかもしれない。『大統領の陰謀』もそんな創りだったなぁ。あっちは基礎知識がないからチンプンカンプンだったわ。 佐山の「…出来すぎじゃないですか?」から抜きネタ不掲載の流れ。悠木の信念「チェック、ダブルチェック」の結果として不掲載は納得だけど、社長じゃないけど恥の上塗りから辞表。乗客の手記でおしまいって、そこから先描かないんだ。最後のテロップ、隔壁じゃないなら何なのか、何を隠してるのかも、匂わすだけでも知りたいところだけど… 息子から「僕のかわりに」と渡される石。現代パートの悠木が大事に持っている石。悠木が空港で子供と別れてからの事故。乗客名簿の子供の名前で手が止まるとこ。なんだろうこの流れ。『子供が死んだのか?』って思って観てしまった。私のようなポンコツには説明が足りなかったか、ミスリードにハマったのか解らないけど、ストーリーに集中できなくなってしまった。 集中できないもう一つに要因が、話の流れと無関係に挿入される現代パートの登山部分。最後にまとめて入れても良かったと思うし、何なら無くても良かった。息子は事故と無関係だし、息子のことは最初と最後しか出てこない。一緒に山を登るのが安西の息子というのも説明不足に思える。 あと社長のセクハラと安西の病状。悠木の母親の話も、中途半端に掘り下げる必要性もね。社長が悠木を犬として扱っている描写、佐山に悠木の陰口を漏らすとことか、145分も尺使って書ききるつもりも無いなら、入れなくても良かったかも。 むしろ日航機事故に特化した映画にしたほうが良かったんじゃないかなぁ。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-01-03 11:52:05) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 熱い新聞社ドラマとしてなら そこそこには見れた。 ただ、結果として好きになれなかった要因の一つとして挙げさせてもらいたいのは 大事故を元に犠牲者多数の題材をネタにした作品であるくせに、事故で亡くなった520人の方に対する追悼の意があるように見れなかった事、そして追悼の表記が無かった事ですね。エンディングにおいて、事故原因についてのどうのこうのというのは有りましたが、結果として お亡くなりになった方への お悔やみ申しあげますの表記が一切無かったところ。そこが非情に残念でなりませんでした。 とまあ、映画に対する表向きな意見を延べてはみましたが、 言葉にはしませんが、 以下のリンク先を是非とも辿ってみてください。そして日航機事故の真相にもっと迫ってみてください。知らないでいる事の幸せだってありますが せっかくこうやって日航機事故を取り扱う映画に出合ってしまったわけです。 まあ何とはここでは言いませんが、その真相に興味を持たれた方、これを機会に是非とも辿ってみてください。(ただし、自己責任の上でお願いいたします。)それ以上は何とも言えません。 http://nyaaat.hatenablog.com/entry/japan_airlines_flight123_mystery http://news.livedoor.com/article/detail/15238508/ http://check.weblog.to/archives/1485859.html http://ugyotaku.web.fc2.com/JAL123Sinsou/JAL123Sinsou.htm http://www.asyura2.com/10/lunchbreak43/msg/329.html 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-01-06 03:40:03) |
《改行表示》18.役者陣は頑張っていたし、騒然とした臨場感や地方新聞のコンプレックス・組織の権力闘争のようなモノは伝わってくるのだが、原作未読だとストーリーがよくわからない。脚本・監督がよくないのでしょう。私はまだネットもない20世紀に某社の報道局でバイトしてた事がありますが、体質的にはこれに近い雰囲気はありましたので、スクープ合戦の熾烈さのようなものは結構理解はできますけど。 ネットもない昭和の古きよき時代のマスコミモノであり、現代においては違う部分も多々あるのだろうが、マスコミの勘違いはあまやかしちゃイカンし、その非常識さはチェックしていく必要はあるのだろうと思う。 |
《改行表示》17.《ネタバレ》 クライマーズハイって言うから、犯罪の高揚感かな?いや、でも日航機の事故の話のはずだぞ!と思ってたら、登山のことだったんですね。 スクープをモノにするのは登山のように、冷静に着実に詰めていく事が大切だとしてなぞらえてるわけです。 未曾有の航空機事故に直面した地元紙北関東新聞の記者の面々は、これまでにない高揚感と焦燥感と怒りの渦に巻き込まれていきます。 社内での確執や衝突が熱を持った演技で描かれていて、まさに息をつく間もないようなハイ状態! 背景もリアルに創られていて、なんだかドキュメントものを観てるような気にさえなりました。 わたしも当時のニュースには衝撃を受けたものの、映画としては、やや話題的に散漫な印象も否めませんでしたね。 おそらく未読の小説では各エピソードが巧みに本題を盛り上げる役目を担っているのだろうとは思いますが、一本の映画としてはやや長かったかなぁ。 ホント、演者も制作側も真摯なアプローチでとても良かったのですが、エンターテインメント性(悲惨な事故でそんなのを求めるのはどうかとも思いますが、一応興行モノなので。。。)がもう少し欲しかった。 大落ち的にもスクープを逃してるわけですし。 リアルな新聞社風景の中において、喧嘩の部分をやや過剰にして面白さに繋げるしか無かった点が、やや残念でした。 ただ観て良かった映画であることは間違いありません。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-07-26 12:18:27) |
16.《ネタバレ》 すごく面白い。緊迫感のある展開は観ていてとてもスリリング。実際に起こった未曽有の航空事故とある地方新聞社の制作現場を描く内容はキャスティングも素晴らしく見応えたっぷり。だが、しかし、、かなり関係のない(と思われる)登山シーンは間が悪い。意味ありげな人物の描写もあざとく、結局意味が無い。タイトルのクライマーズハイもあんまり内容に合って無いような?おまけにラストの海外ロケシーンは完全に不要でしょ。ま、原作読んでる人にはいいんだろうけど、正直なんじゃこりゃな印象。総じて何かモッタイナイ、そんな感想でゴザイマスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-07-22 09:35:58) |
15.《ネタバレ》 部下の頑張りには一面掲載で応えます!上下関係は非常にフラットで腹を割った話し合いができるので、信頼関係は抜群!女性も責任を持って最後まで仕事を任せてもらえるので、安心して自分の力を発揮できます!また勤務中に起こった事故に対して会社が手厚い補償を行うので、遺族の方々につらい思いはさせません!社長は家族的な経営を是とし、退職願提出時には自ら引き止めに訪れるなど、温かい性格の持ち主です!北関東新聞社!所在地群馬!アットホームな雰囲気が魅力の、笑顔に堪えない職場です!! 【池田屋DIY】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-18 19:42:58) (笑:1票) |
14.《ネタバレ》 ○少し長いと感じたが、一気に見られる作品。○息子とのエピソードとそれに伴う山登りのシーンなどの必要性がそこまで感じられなかった。間に挿むそれぞれのエピソードが映画のテンポを崩しているように少し感じた。○堤真一、堺雅人、山崎努と芸達者な俳優が映画を面白くしているように思う。○総じて可もなく不可もなくといった出来。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-10 15:50:45) |
《改行表示》13.新聞記者は、どんなつらい場面でもプロとして仕事をしなければいけない。 いろいろ考えらさせる映画だった。 【kure】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-07-25 17:01:47) |
12.要点がつかめない感じ。しかし、昔の新聞記者ってこんなチンピラみたいのばっかなわけ? 【Junker】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-02-21 01:46:24) |
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11.《ネタバレ》 原作既読。原作はまさしく重厚という言葉がふさわしい作品であった。映画の方は役者陣の演技力で最期まで押し切った、力技の感は否めません。それぞれが熱い新聞記者達を熱く演じています。演技力にだけ目が行って肝心のストーリーはあまり中身がなかったような気がします。邦画ならではの役者の演技力を楽しめる貴重な作品です。ただ、悲惨な事故をテーマにして娯楽作品として公開するのはいかがなものか。現実の事故をテーマにするのであれば事実のみを淡々と伝える映画にすべき。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-02-14 17:37:10) |
10.俳優や演技、小道具などに対しての点数。プロットなどにはがっかりしました。余計な話、話になっていない話が詰め込まれすぎています。 【HRM36】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-10-08 23:14:42) |
9.《ネタバレ》 原作未読。色々なエピソードが最終的には繋がって一つのテーマになっていくのかと思い、各役者さん達の熱い演技もあり中盤まで凄く映画に引き込まれましたが、最終的に個々のエピソードが何の有機的な繋がりも見せずに終了!呆然。高嶋政宏さんが何のために登場したのかも人生経験の薄っぺらい私には何にも分かりませんでした。 【TINTIN】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-08-11 23:38:39) |
8.見づらくてヘタクソな編集。カット割り過ぎでどこを見せたいのかわかりゃしない。それがそのままテーマのぼやけたこの映画全体の姿と重なる。 【とと】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-08-10 00:33:23) |
7.事故そのものはただの舞台設定で,地方新聞社内でのやりとりに関する映画だったのですね.堺さんは最近乗りに乗っているだけあってさすがでしたが,話としては散漫な印象でした.新聞社が絡んだ社会派サスペンスとしては,高村薫「レディー・ジョーカー」の映画化があまりにも端折り過ぎでショボくなってしまったことから推測すると,この原作自体は結構読み応えがあるのかもしれませんが・・・ 【マー君】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-08-09 17:45:15) |
6.この世界最大の飛行機事故はその規模の大きさもさることながら後に報道されたボイスレコーダーに録音された機長と副操縦士の懸命な操縦の状況や数十分間の想像を絶する揺れの中で書いた数々の遺書のニュース、死体がバラバラのうえ地中深くにめりこんでいる惨状、その中で奇跡的に生還した人、そしてその生還した少女が近所のホテルに一時的に秘密裏(?)に搬送されてきたのをたまたま間近に見たこともあって、ものすごーく印象に残ってるんだけど、映画はこの事故を材料にしているだけに過ぎない。原作(未読です)がそうなんだろうからそれでいいんだけど、新聞社内の人間関係のゴタゴタとか地方紙の意地だとか販売部との因縁とかという面白い部分にどうものっていけない。気持ち的に。だだっ広いオフィスの全景はお見事で、多くの記者と多種多様な記者の仕事を存分に見せきった大筋は素晴らしい。とは思うんだけど、面白い新聞社の話、そこに繋がる主人公自らのルーツの話、そこから派生する息子との話が結局やっぱり実際にあった大事故に負けちゃう。負けちゃうのは当たり前なのに負けないように作ってるからダメなんだと思う。嫌悪感にも似た違和感を感じる。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-12 15:42:14) |
5.報道における「正義」というものにどうもぴんと来ず消化不良になった。事故の時には自分は小学生だったし、地元でもなかったから実際どのように報道されていたかなんてほとんど覚えていないのだが、連日一面に載せて伝えたいと思うその必死さがどうにも理解できない。インターネットで情報がなんとなくたくさん手に入る現代には通じるところが少ないのかもしれない。 【HK】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-04 21:26:47) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 ロン・ハワード監督作品「ザ・ペーパー」のように すっぱ抜き記事を飛ばすことに集約していれば、堺さんのキャラはもっと生きて 良作になったような気がする。 原作を消化しようとして無理に冗長な件や、回収しきれない 中途半端な複線が物語のテンポを悪くしている。 また実際の事件を題材にしただけに、突飛な演出やおもしろい嘘がつけないことも難しいところですが、そこは事実だけがもつ圧倒的な迫力を もっと丹念に記者たちに追わせ続ければよかった。 【翼ネコ】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-02-25 22:36:29) |
3.《ネタバレ》 4年ぶり2度目観賞。御巣鷹山航空機事故報道の全権デスクを任された遊軍記者が上司に嚙付く。その熱血漢ぶりはよく伝わったが中身詰め込みすぎですな。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-01-03 14:58:23) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 出演陣は申し分ない。 堤さんと堺さんファンにとってはこのうえない2ショット! 内容はというと、あくまでも飛行機事故の悲惨さという話ではなく新聞社の話。 しかもその話はフィクションであってノンフィクションというように宣伝しているがそれは嘘。 実話じゃないとすれば非常に滑稽な話だった。 堤、堺陣営の若手で生きの良い記者の行動は見ていて面白く熱くなるが、上司はいたって売り上げと自己利益・立場にしか興味がないので常に衝突を起こす。 極めつけは新聞社社長がただのセクハラ親父だということで見ていてなんの面白さもない。 飛行機事故のニュースを他社から抜く必至さ→上司との衝突→社長のセクハラという流れが何周かします。 そこに上乗せして同僚の事故、主人公の家族関係、社長のセクハラ問題、会社内の営業関係と側面が物凄い詰め込まれているので飛行機の話題は何処へやら・・・。 詰め込んでおいて結果どうなったかということもない中途半端さが目立つので正直無駄。 単に詰め込みすぎですね。 飛行機事故だけに焦点を絞ったほうが良かったと思う。 【Sway N Lin】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-07-07 14:49:55) (良:2票) |