2.ニューヨークのマンハッタンを舞台にした、ウディ・アレン監督、主演作品。
ストーリーは別にどうってことなくて、とにかくセリフが異様に多い。
その会話の内容がまた独特で、インテリっぽいのか、お洒落なのか、ユーモアがあるのか、
自分にはよく理解できなかった。わかる人には、これが面白いんだろうね。
特筆すべきは演出と音楽。この年代の映画はとにかく演出のヘボいものが多いのだが、
こちらはかなりハイレベルで、マンハッタンの街並が美しく撮られており、
全編モノクロの映像が秀逸な効果を与えていた。音楽も非常に良かったのだが、
ラストの主人公の行動だけは頂けない。ここだけやたら人間臭いのはちょっと・・・。
全体的には、ジャズが似合いそうな雰囲気のある映画だった。