13.《ネタバレ》 雄大な大自然に囲まれたモンタナを舞台に、同じ女性を愛してしまったラドロー家の3兄弟の愛憎渦巻く確執をドラマティックに描いた大河ドラマ。若き日のブラッド・ピットとアンソニー・ホプキンスが主演を務め、監督がけっこう好きなエドワード・ズウィックだったので昔から気にはなってたんだけど何となく未見のまま放置していた本作、たまたまネットの観放題にあったので今回鑑賞。いやー、もんのすごくメロドラマでしたね、これ。しかもけっこう低レベル(苦笑)。とにかく登場人物が全員そろいもそろって魅力なし!世の中にはもっとえー男や女がいっぱいおんのになんでそんな近場の相手ばっか選ぶねん!!ってくらい面倒臭い恋愛を繰り返すこいつらには全くもって感情移入できませんでした。末っ子は婚約した彼女と結婚もエッチもしないまま何故か他の国の戦争に志願して出発しちゃうし、そんな弟の彼女を寝取っちゃった次男はもう抱いたら面倒臭くなったのか「俺は自由が好きなんだ」とばかりに世界に旅立っちゃうし、金も名声も手に入れた長男は何故かそんな尻軽女にひたすら執着してて気持ち悪いし、ヒロインである彼女もそんな3兄弟に言い寄られたらその時その場の空気に流されてエッチしちゃうし、父親は単なる頑固者の偏屈ジジイだったし、母親はひたすら空気だったし……。まぁ欲求不満気味のマダムにとっては、「とにかく色んな男前に言い寄られて、最初の童貞彼氏とは手を繋ぐこともドキドキなプラトニックな恋愛を楽しみたいし、次のブラッド・ピットみたいなワイルドで危険な男とはさんざん情熱的なエッチをしまくって、でも最終的には安定した生活を保障してくれる無難な男と結婚したいわぁ」という願望を叶えてくれるからこれでいいんでしょうけど。女性向けメロドラマを撮ろうという目的で作ってるんだから、ズウィック監督の狙いは成功してるのかな。とにかく自分の求めているものとは違った内容でございました。映像はキレイだったし、ブラッド・ピットやアンソニー・ホプキンスの脂の乗り切った演技は見応えあったしで、5点! 【かたゆき】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-06-23 12:36:58) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 舞台となるモンタナってどこだと捜したところ、米国の北西部だと分かった。地図上の感覚だけど、明らかに辺鄙だ。日本の総面積より広い州に、現在でも100万人くらいしか住んでいない。そんな場所にそこそこ美しい独身女性がやって来たら、それが兄弟の婚約者でも何かが起こりそうです。そして、起こってしまうのが本作のストーリーでした。 だから、メロドラマとしては安直なんだけど、トリスタン(=ブラピ)という破滅的な生命力を持った不思議な男を軸とした大河ドラマに仕立てています。トリスタンは迷惑な奴です。でも、不思議な魅力がある。本作は、トリスタン本人の心情を追うというより、周囲がトリスタンに向ける感情に共感させる作り方でした。 とことん自分勝手で、周囲を巻き込んで迷惑を掛けて、でも憎まれないのがトリスタンでした。性根が純粋で、悪意が無いから許される性格だと思う。特殊な才能です。おかげで墓石が増えて行くけど、やっぱりトリスタンは憎めない。 ちょっと話が逸れるけど、昭和マンガの代表的な主人公「矢吹丈」がちょうどトリスタンのような奴でした。彼は周囲の心情を汲む繊細さを持ち合わせていたけど、それを振り切り自分の奥底にある欲求を優先させて燃えつきました。対して現代の代表的なヒーロー、モンキー・D・ルフィは、彼の夢と仲間を秤に掛けたら間違いなく仲間を選びます。 つまり、トリスタンは20世紀初頭の人で先住民の資質を受け継いだ描かれ方でしたが、私的には昭和のヒーローでした(笑)。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-10-19 23:17:45) |
11.ホプキンス全然気付かなんだ。嫌いじゃないけどいまいちのめり込めなかった。スザンナの心情が理解できなかったのと、ギャングとのありがちな争いに嫌気がさしたためだろう。サミュエル「これは侵略にたいする戦争なんだ」父「ならばまずこの大陸から白人は引き上げるべきだ!」とか言ってくれたら面白そうだった。有名な小説の映画化なのでしょうが、ちょいと飛ばしすぎだったかな。 【ブラックバッス】さん [地上波(吹替)] 5点(2007-12-30 12:46:05) |
10.「リバー・ランズ・スルー・イット」にちょっと似てますね~ “恋愛”と“戦争”を付け足した感じ..出来としては可もなく不可もなく... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-22 12:12:08) |
9.時代と愛情に翻弄される家族の物語なんだけど、人物や出来事の描写が表面的で身勝手で魅力にも欠け、それを綺麗な景色と不慮の死、そして死んだから悲しい悔しいというごく当たり前なことを交互にインサートしながら並列につなげただけの、これといってドラマ的面白さの見つけられない退屈な映画。「レジェンド物に当たりなし。」というのが自分の中で定説になりそうです。三男役の役者どっかで見たことあるけど誰だっけとずっと気になってたけど、そっか「E.T.」の男の子か、全然気が付かなかった。 【Beretta】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-05-21 13:14:33) |
8.かなり期待したのですが、これは期待外れでした。3人の兄弟の人格的違いがほとんど表現されていないのが致命傷です。主人公とヒロインの関係の推移も、かなり適当です。風景の美しさ(戦闘シーンはしょぼかったけど)だけで何とか見られたような作品でした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-12-29 19:27:30) |
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7.あんまり面白くなかった。それにしても、鑑賞中音楽が大げさでうっとうしいなぁと思ったら、大好きなJ・ホーナーの音楽で、自分の見る目のなさにへこんだ。 【池田屋DIY】さん 5点(2004-01-24 13:48:00) |
6.またしても変なサブタイトルがついているのね。こういうこといいかげんにやめないかなあ。内容の方ですが、ブラピ演じるトリスタンはまったく困ったお坊ちゃんです。好き放題した挙句、伝説の熊にとりつかれて自分の子どもまで置いてきぼりにしてしまった。一見ドラマチック、でもなんか自由と身勝手の区別のつかない一家の伝説のように感じたわね。ここで声を大にしていいたいのはファム・ファタールを演じたイギリス女優ジュリア・オーモンドである。色気もなにもありゃしない、学校の先生みたいだ。兄弟三人が取り合うモンには見えないです。 【envy】さん 5点(2004-01-08 09:05:03) |
5.残念ながら微妙に白々しかった。長髪をなびかせて野山を駆け巡るブラピの姿に、「ラスト・オブ・モヒカン」で色男時代に幕を閉じたダニエル・デイ・ルイスの姿を重ねてしまって痛々しく感じられた。短かったなあブラピ、とか思ってナメてかかっていたらビクともせずに最前線に並び続けているのでタダモノではないことを確信した。普通の役者ならこのへんでコケているはず。やっぱりブラピってすごい。 【anemone】さん 5点(2003-12-30 15:34:40) |
4.う~ん、「トリスタンとイゾルデ」もアメリカが映画にすると、こうなっちまうのか…。絵はがきのように安い映像美の中、何かあると長髪をなびかせて颯爽と現れるブラピの「王子さま」ぶりに失笑。この映画を見て以来、エドワード.ズウィックという監督(本国じゃ、何故か異様に評価が高いんだよね…)の作品に対して、どうしても冷ややかな眼になってしまう。『ラスト・サムライ』も、心配だな~。 【やましんの巻】さん 5点(2003-09-16 10:41:40) |
3.あまり入り込めなかった。見終わって、ああ見終わった。そこそこ面白かった。それだけ。 【omut】さん 5点(2003-06-17 19:23:08) |
2.ホプキンスの演技がいいね!ブラピが爽やか!!内容はあんまり覚えてないな~泣 【雪】さん 5点(2003-01-01 20:17:16) |
1.家族愛を軸にし、綺麗に撮っている作品。好き嫌いが分かれそうだ。しかしその割には暴力を正当化してしまう行動もあり、受け入れがたい部分も感じてしまったけど・・・ 【イマジン】さん 5点(2001-01-27 00:40:49) |