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犯人に告ぐ

[ハンニンニツグ]
2007年上映時間:117分
平均点:5.87 / 10(Review 60人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-10-27)
ドラマサスペンスミステリー刑事もの小説の映画化
新規登録(2007-11-19)【真夏の42.195キロ】さん
タイトル情報更新(2019-12-28)【イニシャルK】さん
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監督瀧本智行
キャスト豊川悦司(男優)巻島史彦
小澤征悦(男優)植草壮一郎
片岡礼子(女優)杉村未央子
中村育二(男優)村瀬
池内万作(男優)小川かつお
尾上紫(女優)捜査員
笹野高史(男優)津田良仁
柄本佑(男優)村西
小市慢太郎(男優)桜川夕起也
嶋田久作(男優)後藤
中原丈雄(男優)神奈川署員
崔洋一(男優)韮沢五郎
井川遥(女優)早津名奈
根岸季衣(女優)有賀の母
石橋蓮司(男優)迫田和範
松田美由紀(女優)巻島園子
石橋凌(男優)曾根要介
有福正志(男優)
占部房子(女優)桜川麻美
朝倉あき(女優)
山中崇(男優)有賀優二
神尾佑(男優)三宅刑事
大鷹明良(男優)
鈴之助(男優)
原作雫井脩介「犯人に告ぐ」
脚本福田靖
音楽池頼広
撮影柴主高秀
制作東宝
美術若松孝市
照明蒔苗友一郎
あらすじ
6年前、ある児童誘拐事件で最悪の結末を迎えた上に、記者会見で大失態を演じ、今は一線を退いている神奈川県警の巻島警視。そんな彼に、元上司で今は県警本部長を務める曾根からの召集がかかる。その目的は、彼をテレビを巧みに利用した連続児童殺害犯「BADMAN」の捜査責任者に任ずることだった。6年前の悪夢、警察内部の劣悪な人間関係…果たして暴走する巻島の「劇場型」捜査の行き先は? 雫井脩介のベストセラーを完全映画化!
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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1
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13.《ネタバレ》  とても真面目に作られた、硬派な一品だと思います。

 ただ、こういった品は「堅苦しくて退屈」という印象に繋がってしまう危険性も孕んでいる訳で……
 残念ながら、本作はそれに該当してしまった気がしますね。
 メディアを使って犯人を挑発、対話というテーマは非常にエンタメ性が高く、コメディタッチな作風と相性が良さそうなのに、あえてシリアスに徹したのが本作の特徴であり、魅力にもなっているのでしょうが、自分には合わなかったみたいです。

 楽しめなかった理由としては、主人公に感情移入出来なかった点も挙げられそう。
 彼は同僚との手柄の奪い合いの為に捜査に最善を尽くさず、結果的に幼い子供の死を招いてしまう。
 そこの件で、観ているこちらとしては決定的に幻滅してしまい、最後まで挽回する事が出来なかったんですよね。

 序盤で妻と息子の死が連想される展開だったのに「結局二人とも生きていました」というオチが付くのは、恐らく「誘拐によって子供が死んだのに、自分の息子は生きている」という主人公の罪悪感を描く為、そして終盤に息子が誘拐されてしまう展開に繋げる為なのでしょうが、その辺りがどうもスムーズに感じられない作りなのも残念。
 これに関しては、いくら終盤に盛り上げる為の伏線とはいえ、序盤で(えっ、結局生きていたの?)と拍子抜けしてしまうデメリットの方が大きかったように思えました。
 犯人の捕まるキッカケが「偶然手紙を落としてしまった」「服の色に関する勘違い」というのも、ちょっとネタとしては弱いかなと。

 ラストに主人公が目を見開いて終わる演出に関しても

1:真犯人が別に存在する事に気付いた。まだ事件は終わっていない。
2:結局、罪滅ぼしする事は叶わなかった為、未だに昔の誘拐事件のトラウマに囚われている。
3:全てが終わった事に安堵したがゆえの死。

 といった具合に、色々解釈の余地があるのですが、どれだったとしてもバッドエンド色が強く、好みとは言い難いですね。

 翻って、良かった点はと言えば……やはり、主演の豊川悦司の魅力に尽きるのではないでしょうか。
 その話し振り、立ち居振る舞いには流石の存在感があったし、カリスマ的な犯人役なんかも似合いそうな、ミステリアスな魅力を備え持っている。
 それだけに、そんな彼があえて刑事役を演じるというのが、絶妙な配役であったように思えます。

 過去の罪を清算する為とはいえ、自分を刺した誘拐犯を庇って逃がそうとする辺りなんかは(警官として、それはマズいんじゃない?)と感じ、賛同するのは難しかったのですが、彼が演じる事により、その選択にもそれなりの説得力が生まれていた気がするんですよね。
 本作のクライマックスである「震えて眠れ」のシーンの迫力と恰好良さも、豊川悦司だからこそ醸し出せたんじゃないかな、と感じました。
ゆきさん [DVD(邦画)] 5点(2017-04-06 12:33:05)(良:1票)
12.面白かったです。テレビはほとんど観ない人なのでテレビドラマの世界は知りませんが、活字と映画の警察ものは組織内の足の引っ張り合いという描写が先行している感が強いこの頃です。どうもリアリティを追求すると、そのあたりに行き着くような印象だけど真偽の程はどうなのでしょう? 今作もどちらかというと、犯人探しより警察内のドロドロの方が面白かった。「太陽にほえろ」の時代は遠い過去のものと言うことですな…。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-29 06:11:00)(良:1票)
11.地味すぎて、今一歩ノレない映画だった。
だって、「子供の誘拐殺人」って警察関係者なら、一番「燃える」事件じゃないかなあ?
警察関係者の正義感が一番発揮されるという意味で。
それが全然見えなくて、出世とか女をくどく方が大事ってなあ。
そんな「動機」で頑張られても、見ているほうはシラけるばかり。
それでも、最後の方は地味ながらも、まずまずの緊張感を持って見られた。
終わりはちょっとあっけなかったけど、まあしょうがないかな。
「子供の誘拐殺人」の犯人なんて、卑怯者の極地だから、こっちが納得できる「動機」があるわけないしね。
まかださん [DVD(邦画)] 5点(2013-01-20 17:44:56)
10.《ネタバレ》 妻投稿■原作未読…というより私の頭で処理できる小説の長さは少年探偵やズッコケ三人組が限界なんです(-_-;)。映画だって見ながらメモを取らないと構成忘れちゃうし(-_-;)。■さて、代休でバイトが早くに上がったので図書館で借りていたDVDを鑑賞。で、この映画の製作者、観客のストーリー予想である「妻に死なれた髭の刑事が、数年後若いボンボン刑事と最初反目しながらも、力を合わせて児童殺害犯人を追いかけるんだけど、その犯人が主人公の子供を誘拐して、2人で力を合わせて捕まえてみれば、数年前に子供を殺された父親だった」という王道展開を裏切り続ければ、サスペンスに求められる「先の読めなさ」「二転三転」を達成できると考えていたんじゃないだろうか。確かに、私も何回か「このボンボン悪いなあ」とか「奥さん生きているよー」とか「息子誘拐したのは犯人だと思ったあ」と言ったミスリードはあったんだけど、その感想は「へえー」「そーだったんだー、へー」というトリビアルな反応しかできなかった(友達が大病抱えていた縁で、奥さんが生きていたのは気分的にうれしかったけど)。なんていうか、ミスリードってのを「単にミステリーの王道を裏切る」事と混同しているだけに見えるんだよね。■ラスト目がかっと見開いたのって、「足柄のおじちゃん刑事の台詞が真犯人にしか知りえないものだった」というオチなのかとも思ったけど、そのままエンドールになっちゃうし。とにかく面白くない。
はち-ご=さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-05 15:34:19)
9.《ネタバレ》 なかなか楽しめました。

主人公のバックボーンと今回の事件が鍵になっている部分が上手くストーリーの軸になっており、良かった。

uraraさん [映画館(邦画)] 5点(2009-08-17 21:40:28)
8.このジャンルの話はよっぽどのことがないと、新鮮さはないです。これも安心してみれるかんじですが、それだけです。見てる間 レンタル料金分はほんわか楽しめました。DVDは最初の30分位の予告をスキップ出来ない極悪仕様でした。
紫電さん [DVD(邦画)] 5点(2009-03-11 21:45:16)
7.劇場型犯罪のストーリーだけに話を絞ったのは良かったと思います。でも他に褒める部分が見つからない……、同じく貶す部分も見つからないので悪くは無い映画だったと云う事でしょうか。
民朗さん [地上波(邦画)] 5点(2008-12-31 15:03:12)
6.あんな手紙普通落とさんでしょ。それと足柄を馬鹿にしすぎ。飽きずには見れました。
すたーちゃいるどさん [地上波(邦画)] 5点(2008-12-18 17:02:18)
5.途中から期待はずれな展開になって行って。後半の出来が残念な作品。
山椒の実さん [地上波(邦画)] 5点(2008-12-07 18:05:42)
4.テレビを付けたらやってたので何気なく観た。そういう感じで観るにはちょうどいい。映画というよりドラマ感覚で観るのがオススメ。
アキラさん [地上波(邦画)] 5点(2008-11-18 01:15:22)
3.いまひとつ切迫感に欠けるかと。
Kさん [地上波(邦画)] 5点(2008-11-16 23:33:13)
2.シリアスな「踊る大捜査線」て感じがします。
8bitさん [地上波(邦画)] 5点(2008-11-16 23:06:13)
1.6年前の苦い思い出を胸に怪事件を追う主人公。破天荒でもあり、人間味あふれる指揮官でもある。ただ様々な人間模様が交錯し、飽きさせないが、軸となるストーリーが稚拙な気さえしてしまうほど、犯人逮捕までの道のりの描き方が簡素すぎる感はある。警察が日夜犯人逮捕の為に尽力しているのはこんなくだらない若者のためなのか、そんな後味しか残さなかった気もする。さらに書き手は少年が被害にあうこと自体を安易に描きすぎてはいないかと思うほど、一貫して子供をダシに使った感がある点は好きにはなれない。
Andrejさん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-30 03:40:28)
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【点数情報】

Review人数 60人
平均点数 5.87点
000.00%
100.00%
223.33%
311.67%
4813.33%
51321.67%
61423.33%
71321.67%
8813.33%
911.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.20点 Review5人
2 ストーリー評価 5.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 4.80点 Review5人
4 音楽評価 4.40点 Review5人
5 感泣評価 3.40点 Review5人
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