4.《ネタバレ》 犯人の少女が本物のモンスターっぽくなく、リアルな不気味さが足りない。
二階堂ふみがエキセントリックなメイクをしているが、逆に見かけは普通っぽいほうが恐いのに。
内面のモンスター性を際立たせる作りこみが足りずに表層的なので、脳男と対峙するには迫力不足。
女医に偽善的なものを感じて鼻につく。
弟を殺した殺人犯をカウンセリングするのもありえないし、再犯も防げなかった。
そのくせ、犠牲者になるところだった少年を救った脳男に、犯人を殺したことは許せないと責める。
自分の無能を棚に上げて責める資格があるのかとイラっとくる。
脳男のキャラは良かったので、至るところに詰めの甘さは感じたものの、最後まで見ていられる。